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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

照星カバーの取り付け

「照星(しょうせい)」なんて言っても、何のことだか分からない人が大多数だと思います。
すみません。

銃の先端に付いている金属やアクリルなどで出来ている目印の事です。
2021.03.27照星1
(固定するための接着剤が枯化して汚いのは、ご容赦ください)

そして銃身の中間地点くらいには「照門(しょうもん)」と呼ばれる中間の照準器が付いていて、射手は照星と照門のクロスする位置を確認しながら撃つわけです。
2021.03.27照星照門4

でも、大物猟で使うスラッグ弾(一発弾)はピンポイントで狙うものなので、もう少し手助けが欲しいところ。
そこで私の使っているスラッグ弾専用銃身には、最初から照門カバーなる物が装着されていました。

これです。
2021.03.27照星照門2

照星の外側に円形のフードを被せて、よりキッチリと狙おうとするための部品です。

照門カバー素材の金属には焼き入れが入っていて、装着する時には相当苦労するのですが、特に銃身に溶接されているわけでもないので、勢子役で藪漕ぎをしたりすると、意外と簡単に山で落ちてしまいます。
(今回も山の中で脱落して喪失。新たに部品を取り寄せたのです)


そして黒一色の塗装なので、暗い山の中では分かりにくいのです。

なので私は、照星に蛍光レッド・照門に蛍光イエローのテープを貼り付けています。
2021.03.27照星照門6
(実際は更にきれいにテープを貼って、照準合わせ後に脱着防止のテープ張りや接着を行います)

改良後の写真はなかなかピントが合わなかったので、これでご容赦ください。
2021.03.27照星照門7

後は実際に射撃場で試し打ちして調整だな。


「イノシシや鹿は実際の巻狩りでは、待ち受けている場所に殆どが走ってくるわけだろ。
でも時には待っている通し(けもの道)で、人間の気配を感じて立ち止まったりもする。

そんな時に打った弾が外れると、銃に信頼性が無くなって自分自身何処撃って良いか分からなくなるだろう?
だから『こういう感じで撃ったら絶対にあたる』という信頼を自分の銃に持つことは本当に大切な事なんだ。

残念ながらそれをしていないハンターは多いけどな…」


狩猟を始めた頃に言われた親父の言葉が身に沁みました。


まあそうは言っても、照準合わせをしたからと言って簡単に獲物に弾があたるわけでもないんですけどね(笑)。


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トラウマアニメで自分のルーツを考えました…

「貴方は肉を食べることに異様な執念を持っているようですが、それは一体なぜですか?」
狩猟を始めて、ブログにお肉料理の写真を載せていると、そんな事をとある人から訊ねられました。

「え!?そうですか? 自分では全然そんなこと思った事無いです。普通じゃないんですかね?」
2021.03.25肉を食べる1
真面目にそんな風に回答しましたが、やっぱりそんな事を聞かれること自体が普通じゃないんだろうなぁ~。

「なぜ?思い当たることは特にない…」
鹿肉のステーキを焼きながら考えました。

「いや、待てよ。思い当たるとしたらアレしかない…」
私の少年時代、夕食前に何度も何度も再放送をしていた『トムとジェリー』です。

猫のトムとネズミのジェリーが巻き起こす愉快なアメリカの傑作アニメで、とにかく動きがおもしろくて単純明快!!
そしてそこには、美味しそうな骨付き肉やデザートやバーベキューをとても美味しそうに食べるシーンが多々出てきました。

とにかく育ち盛りの少年時代の夕食前の時間です。
画面に映し出される、それら異国のご馳走の情景に胃袋を鷲掴みにされました(笑)。

そこで誕生日やクリスマスなんかのイベントごとがある度に
「ローストチキンが食べてみたい」
とか
「分厚く切ったお肉のバーベキューが食べてみたい」
なんてことをお袋にリクエストしていたのでした。

我が家は親父が狩猟をしていたので丸ごとの鳥や塊肉も手に入りましたし、凝り性の人間だったので当時のスーパーの棚に並んでいないような「ハーブ」なんていうものを自分で植え、ドライハーブを吊るして肉料理に使ったり、自家製の燻製を作る人でした。

お袋も料理が上手な人で、ネットも無かった時代に新聞や料理雑誌のレシピの切り抜きをして、その当時では珍しい料理やデザートを作ってくれていた記憶があります。

なんかそう考えると、私の猟欲の強さと食いしん坊な気質は、それらのバックボーンがあってのものだったんでしょうね。
2021.03.25肉を食べる2
(実際にはこの状態からもう少し火を通しますが、基本的に生肉が好き)


血の滴る鹿肉のステーキの写真を少しだけ撮影し、肉を頬張りながら考えます。
「でも、時代かもしれないけれど、料理の写真撮影なんて誰の血を引いたんだろう…」

そんな事を考えていると、亡くなった祖父の事を突然思い出します。
「あ!大好きだったお爺ちゃんの趣味がカメラだった…」

大正時代に産まれた祖父は、穏やかで優しい人でした。
激動の時代を生き抜いてきた人だったので、たくさんの苦労をしてきたのだろうけど、時々ほんの少し戦争の話をしてくれるだけで、そんなつらい思いをしてきたことを感じさせない人間でした。

そんな祖父の唯一と言って良い趣味がカメラでした。
私(今51歳)の世代の人間で、生後間もなくの映像(動画)があるのは珍しいことです。

祖父が8ミリフィルムで残してくれたおかげで、そこには祖父の目を通して撮影された、赤ん坊の時の私達兄弟や、今の私の半分ほどの年齢の両親の姿が写っています。

見るとちょっと涙が出ます。


「細々とではあるけれどフィールドに出て写真を撮影し、そこから得たものを料理して食べてその写真を撮るというのは、今まで可愛がって支えてくれた家族があってのものなんだ…」

突然ですがそんな考えに至り、そしてそれが自分の中にとてもすんなりと入って来て納得できたのでした。


なんか、少しブログを書く励みになりました♪


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仲良し♪

少し前の写真になります。


同胎として産まれてきたモリさん(左)とカヤさん(右)。
2021.03.04仲良し1
走り込む前なので、身体が締まっていなくて丸々していますね。

姉妹なのに同腹の中で一番短足のモリと、一番スタイルが良いカヤ。
性格も一番陽気で遠慮がないモリと、一番ビビリのカヤ。

正反対の姉妹です(笑)。


これは茹でたイノシシ骨をガリガリと食べているところ。
2021.03.04仲良し2

「ん~、カヤちゃんの骨の方が大きくない?」
「え~、モリちゃんの骨の方が肉がたくさん付いていない?」

いつも同じくらいの大きさのものを与えているのですが、チラチラと比較するのは人間社会と一緒でしょうか(笑)。


幼少の頃、いつも同じように何でも比べて、兄弟喧嘩していたことを思い出します…。


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スペクトラガードベスト(防刃ベスト)の新たな弱点

「あれ?モリ。その傷はどうしたんだ?」
2021.03.23モリのケガ1
(腕の内側の部分)

スペクトラガードベスト(防刃ベスト)を着用してしばらく経過してのことです。
モリの前足の付け根の毛が抜けています。
皮膚も腫れて痛そう。

実は前回、獣避けのためにネット(漁網)を張っている場所に近付いたので、足が絡まって脱出する時に擦れて毛が抜けたのかと思ったのです。

「ま、すぐに治るだろう。薬を塗ってやるからおいで」
それから毎日薬を塗布。

出猟の度に観察しましたが、しかし山へ行く度に酷くなっています。
「これは何か原因があるな…」

注意をしながら山での様子を見てみると、走る時にベストの袖口が擦れている感じ。
「なるほどね~、防刃ベストだからそれなりに強い繊維なんだな。袖口はきれいに縫われているけれど、猟犬の運動量だと皮膚が擦れちゃうんだろうね」


それともう一つ心当たりがありました。
スペクトラガードベスト(防刃ベスト)の試着品を取り寄せてサイズ確認し発注した頃に比べて、山を走ってワンコ達の体がかなり締まっているのです。

体重はほとんど変わっていないのですが、脂肪が絞れて筋肉ムキムキ。
それで、最初は脇の下の脂肪でパツパツだったベストの袖口に少し余裕が出てきた様ですね。

カヤは細身で胸囲があるので、走り込んだら胸周りがビルドアップして邪魔にはなっていないようです。
対するモリはズン胴で、筋肉がついてもバウムクーヘンのように均等に太くなって、袖口がダブついています(笑)。


「まあ、既製品であってオーダーしたわけじゃないからしょうがないよね」

とりあえずこれ以上傷が深くならないように伸縮性素材のテーピングを施します。
2021.03.23モリのケガ2

そして、対策としてベストを限界まで深く着せてベルトを締め込み、袖口が遊ばないように装着しました。

これで大丈夫な感じです。
2021.03.23モリのケガ3
手前モリさん、奥カヤさん。
モリのテーピングが少し剥がれていますが、テーピング処置をするとケガはすぐに良くなりました。

しかしこのくらい体が絞れたら、ベストはもうワンサイズ下のものが良いんだろうなぁ。

我が家のワンコ達は、ちょうど中間くらいの大きさなので悩ましいところですね。


まあしかし、今では防牙ベストを見ると喜ぶようになったワンコ達を見ると嬉しいですね♪


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カヤのストライキ(笑)♪

「イヤよっ!私は絶対に軽トラに乗って山へ行くの!!」
2021.03.21カヤのストライキ1
毎週毎週山へ行っていたので、そろそろ山へ行く日(週末)ということが分かって軽トラの側を離れないカヤ。

「カヤ、残念だけど猟期(狩猟をして良い期間)が終わってしまったんだよ。普通散歩で我慢してくださいな」
座り込んでパタパタと尻尾を振っていますが、なかなかワンコゾーンに入ってくれません。

頑として動かず、最後は寝そべって眠そうになる始末(笑)。


私の方が根負けして、サーフの後部座席に乗せてワンコ3匹でドライブへと出発!!
2021.03.21カヤのストライキ2

「いや~、ふじも頑固なところがあるけどカヤもなかなか強情だね」

そんなことをワンコ達に話しかけながら、ふじの若い頃の話を思い出したりしたのでした。


ま、猟期も終わったことだし少しゆっくりしなされ(笑)♪


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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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