「さ、銃砲所持許可更新のための書類でも作るか!」
そう思い、パソコンに向かいます。
「デジタル庁も出来ることだし、行政手続きの押印廃止やペーパーレス化も進めているし、書式一式の雛形くらいあるだろう」
と思って警察や公安委員会のHPを見てみますが、これがどこにもありません。
「えーっと、県警や銃砲店のどこかから書式のダウンロードはできないか?」
と色々と検索しますが発見できず…。
行きつけの銃砲店に確認すると、「各県で細かな様式が異なっていたり、頻繁に改定が行われているのでプリントアウトしたもの一式をお渡ししています」とのこと。
「マジか~っ!!この時代に全部手書きっすか!?」だって提出書類が無茶苦茶たくさんあるんですよ。
必要なものを書くと
【自分で記入作成が必要なもの】
猟銃等所持許可更申請書、使用実績報告書、同居親族書、誓約書、経歴書、領収証紙納付書、写真2枚、確認書、身辺調査における確認事項
【お役所や病院で取得やコピー提出が必要なもの】
診断書、経験者講習修了証明書のコピー、技能講習修了証明書、身分証明書、狩猟免状のコピー
コピーで済むものもありますが、膨大な書類一式とたくさんの記入欄に下手くそな字でガリガリ記入しながらヒーヒー言います。
「ムキ~っ!! 仕事でもこんなに複雑な書類を手書きすることはないぞっ!!」
半分マジ切れ(笑)。
しかも書き方が複雑な上に、住所の県名や番地なんかを省略できないのです。
どういうことかと言うと、例えば国会議事堂の住所は「千代田区永田町1−7−1」となっていますが、「東京都千代田区永田町一丁目17番地1号」と記入しなければなりません。
(私が最初に銃砲所持許可申請を行った時の情報なので、今も同じか定かではありません)
申請時には事前に所轄警察署の生活安全課の担当者に連絡し、スケジュール調整をしてアポイントを取ります。
当然ながら平日なので、仕事は有給休暇取得。
警察署へ行き、作成した書類を提出して確認していただきます。

書類に2点不備があって、添付漏れがあった「誓約書」の提出。
「あ、そう言えばこれは前回も警察署で書いて提出したな…」
その場で作成して提出。
あとは「有害鳥獣駆除従事者証」の提示。
すぐにコピーを持って行きました。
それが終わると、新型コロナウイルス対策としてアクリルボードが置かれたカウンター越しに、担当者による聞き取り調査が始まります。
毎回「意味あるのかなぁ~」と思うのが、「自分の性格をどう思いますか?」というもの。
「温厚な性格だと思います」と答えますが、内心では「狩猟やってる人間はどこかしらカッとなって切れやすい性質あると思うよ…」などと考えます(笑)。
(ここでの模範解答は「とても善良な人間で、銃砲所持するのにこんなに適した人はいないと思いますよ♪」ということを、ある人から聞きました。笑)
とりあえず書類を受け付けていただき、所持許可証に「更新申請中」のゴム印を押していただきます。

前回は同じ日に、銃砲・実包保管状況の確認と同居者及び近隣住民への聞き取り調査が行われていたのですが、今回は書類審査通過後にそれらを行うとのこと。
「もしかしたら将来的には電子申請とかも可能になるのかもな~」
なんて思っていたのですが、持つモノがモノなので銃砲所持に関しては対面申請が基本なんだろうなぁ。
でも書類一式の雛形ダウンロードくらいは出来るようにして欲しいというのは本心です。
なんとかお願いできませんかねぇ~。
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