この3連休、実は一度も狩猟へと行かず、色々とやらなければいけないことを片付けていました。
まずはイノシシの牙によって傷を負ったカヤの抜糸。

(笑顔のカヤ。奥はモリ)
すっかり元気になって庭を走り回っていますが、まだ少し傷口がジュクジュクしているのであと一週間の投薬継続。
機嫌も良く元気にはなったのですが、痛々しい傷口を見るとどうしても猟へ行く気になれませんでした。
そして久しぶりに銃砲店へ行って来ました。

「お!ひさしぶり。猟期に猟に行っていないなんて珍しいね」
「犬が切られているから猟に行く気になれなかったんだ…。それに銃砲所持許可の更新だから来たのよ」
実は3年に一度の銃砲所持許可証の更新手続きが迫っているのです。
所轄の警察で書類をもらっても良いのですが、狩猟用の装弾を購入する必要もありました。
それにしても相変わらず銃砲所持許可の更新に必要書類が多いよなぁ(↓銃砲店で必要書類一覧表を写させてもらいました)。

・猟銃等所持許可更申請書
・使用実績報告書
・同居親族書
・誓約書
・経歴書
・診断書 (精神保健指定医等が作成のもの、かつ3ヶ月以内のもの)
・経験者講習修了証明書のコピー
・技能講習修了証明書(私は有害鳥獣駆除活動に従事しているので、行政の発行する駆除従事者証明で代用できます)
・領収証紙納付書 (証紙代 基本銃7,200円 基本銃以外4,400円/本)
・身分証明書(本籍地で取得。破産手続きの決定を受けて復権を得ない者に該当しない旨の市町村の証明書。3ヶ月以内のもの)
・写真 2枚 36mm×24mm (基本銃の場合のみ必要)
・狩猟免状のコピー
・確認書
・身辺調査における確認事項
となっています。(違ったらごめんなさい。ちゃんと所轄の警察署へ行って確かめてくださいね)
端折って言えば「私はこんなに安心安全で心身・財産面共に健常で、所持している猟銃もきちんとした目的があって所持して使用実績を証明し、家族構成や職務経歴なども嘘偽りのない善良な市民ですよ。銃砲所持することに家族や近隣住民も了承していますよ」ということを証明するために必要な書類です。
(面倒くさいので自分の過去記事のコピーに追記。笑)
友人でもある銃砲店の社長さんと少し談笑。
「いや~、分かってはいたけど一般社会で考えたら普通じゃない書類の量だよね」
「まあ、日本は銃アレルギーの社会だからね~」
「うん、それはよく分かるし猟銃を持つ上で良い事だと思うよ。逆にこれくらい厳しくしても、なんでこの人が銃持てるんだ!?という人が実際にいるもんね…」
「そう、オレも色々と大変なのよ…」
(それから情報収集のために大変な事の具体的事例を教えてもらいます)
「でもさ、現実問題としてもこれだけの書類を揃えるのは、サラリーマンをしながらだと相当大変だと思うんだよ。実際にウチの猟友会でも、更新が面倒だから銃砲所持をやめる人がたくさんいるしね」
「実際に更新時期に鉄砲を置く人は多いよ。他にはね…」
なんて感じで銃砲所持をしているハンターが狩猟を辞める理由を教えてもらいます。
・(加齢により)体が動かなくなった
・(加齢による)家族の反対
・(加齢による)認知症のため
・(加齢により)猟欲が無くなった
・(加齢により)経済的に厳しくなった
なんていうものが多かったですが、他にも
・狩猟関係で嫌なことがあった
・猟犬が死んでしまい、新しく猟犬を仕込む気力がない
・猟犬がケガをしてイヤになった
などというものも有り、よく理解できます(笑)。
猟銃を所持していて狩猟をしていると色々ありますからね~。
稀な例ではありますが、
・やるだけやって燃え尽きた
というものもありました。
自分の事に置き換えてみると何とも言えませんが、出来れば
「燃え尽きたぜ…。真っ白によ…」
と言って狩猟を辞めることが出来ると幸せですね~♪
あと何十年かして、「そろそろ猟銃をおきます」という事をこのブログで報告出来たらいいなと思いますが、その頃は時代が変わってブログの存在自体も無くなっているのかもしれませんね(笑)。
↓「センスが無くて狩猟やめました」という報告にならなきゃいいけどなっ!!と思った方はクリックプリーズ(笑)♪
にほんブログ村
にほんブログ村狩猟の魅力まるわかりフォーラム