帰宅して一羽だけになったホシノさんのエサを補充。

(写真は昼間のイメージです)
「日が暮れるのも早くなったし、仕事も遅くなったから真っ暗だ・・・」

(写真は昼間のイメージです)
部屋着に着替え、長縁に置いているサンダルを履きます。
「ゥウワワッッッ!!」暗闇に響き渡るおっさん(私のことね)の叫び声。
クロックスの中に入っていたのはこれっ!

(写真は昼間の実物です)
ナメクジです!
瞬時にニワトリの餌を撒き散らしながらクロックスを蹴脱ぎ、部屋の中に転がり込みます。
足にへばり付いた粘液だらけのナメクジをティッシュペーパーで包み、粘液を拭います。
と、同時に昔の出来事がリアルな触感と共に蘇って来ます。
あれは大学に入って一人暮らしを始めた最初の晩の事。
住み始めたのは、小さなキッチンとトイレだけは付いていましたが風呂もない小さな下宿で、その当時すでに築50年が経過した古い建物。
屋根はセメント瓦、室内は古い畳と黒光りする柱。
台所はタイル張りのシンクで、ベニヤ板で作った粗末な調理台と棚が備え付けられていました。
それでも初めての一人暮らしがとても嬉しくてたまらなかったことを覚えています。
必要最小限の買い物を済ませて銭湯に行き、夕飯は近くで買ったホカ弁を食べ、布団に入ります。
夜中に目が覚めトイレへ。
そしてとても喉が渇いていたので台所へ…。
「ゥウワワワッッッ!!」粘着物を踏みつけ、暗闇に響き渡る青年(その当時の私の事ね。笑)の叫び声。
何かを踏み、驚いて後ずさりしますが、その足でまた別の粘着物を踏みつけます。
電気のスイッチに手を伸ばそうとすると、更に何かを踏みつけます。
もう本当に泣きそうになりながら電気を点けると、そこには無数のナメクジ。
台所には素人が日曜大工で作ったような真っ直ぐの配管が備え付けられており、S字になったトラップが無いので、地下配管に潜んでいたナメクジ軍団が弁当ガラの匂いに引き寄せられて上がって来たのです。
床にも多数進出!
ティッシュペーパーを買っていなかったのでトイレからトイレットペーパーを持って来て、床に蠢くナメクジを摘まみそのままトイレに流します。
更にヤカンに目一杯お湯を沸騰させ、お湯が沸く間にシンクや壁に這うナメクジを排除。
全部で50匹以上はトイレに流しました。
沸騰したお湯は一気に排水管の中へ流し、配管内のナメクジ駆除と熱湯消毒!!
(配管を傷めるので真似しないでくださいね)
昼間の買い物で塩は買っていたので、排水溝の周囲にグルリと円形に塩を盛り、更なる侵入に備えをして再度就寝。
こういうことに慣れているからある程度対処できたけど、普通の人は眠れないだろうなぁ…。
それから毎晩、盛塩をするのが私の日課になりました(笑)。
ここの下宿は、料理をしていたら上の棚から大きなドブネズミが落ちて来たりと色々と思い出があるのですが、また追々と出来事が書けたらアップしたいと思います。
一羽だけになって自由を満喫しているように見えるホシノさん。

「そっか~、今までは何羽ものニワトリでナメクジを食べていてくれたんだ。一羽だけになったから追い付かないよね」
小さな家庭内の生物相が変わるだけで、周囲の小動物の生物相が変わることを実感。
驚いたけれど昔のことを思い出したり、新しいことを発見したりで忙しい日でした(笑)♪
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