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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

ワンコは暑い!

獲物を追って一段落すると、たいていワンコ達は適当な水辺を見つけて浸かり、体温を下げます。
(時には獲物の追跡中も水に浸かります)

ワンコ達は毛皮を纏っていますから、山の中を走り回ると相当に暑いのでしょう。


適当な水辺があると良いのですが、無い時はイノシシのヌタ場や水田に溜まった泥田の中に浸かります。
その時は泥だらけで、もう犬だか何だか分からないような状態に…(笑)。


今回は競り終わった後に適当な水場が無く、ワンコさん達が見つけた水場がこちら。
2019.11.28冷却中1

側溝の中。

犬が一直線(笑)。
(上よりカヤさん、ふじさん、モリさん)


この上流には小さな溜池があり、そこからの排水溝です。
しかし水量はチョロチョロとしか流れていません。

「きれいな水だから問題ないか。しかしそこじゃ体は冷せない感じだけどなぁ」
と思って見ていると、ワンコ達が側溝いっぱいに収まり、見る見る間にダムのように側溝に水が溜まっていきます。

「まあ、キミ達が気持ちいいならいいよ♪」


ふむ、これはこれでありだな(笑)。



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イノシシばかりを狙う理由

私の記事を見て、「なぜ鹿ではなくイノシシばかりを狙うのか?」と思う方は多いと思います。

「イノシシの方が美味しいからだろ!?」
はい、確かにそれは理由の一つです。脂の乗ったイノシシ肉はとても美味しいです♪


しかしそれ以上に大切な理由があります。
鹿を追わせていると「猟犬がまともに獲物を探索しなくなる」からです。
2019.11.24イノシシを狙う3
(左カヤさん、右ふじさん。今回はウチのワンコが追い出したのは残念ながら鹿のみ)


早抜けしたりで例外はありますが、イノシシは基本的に日中は藪深い寝屋で寝ています。

そこを突き止めて起こす(寝屋から追い立てる)のがイノシシ猟犬の役割なのですが、イノシシと鹿が混在する場所では犬を放しただけで異変を感じて鹿が山中を走り回って逃げ出します。

獣の匂いがするので、どうしても猟犬は早立ちした鹿の匂いを追いかけます。
その結果、厄介な猟犬がいなくなったところでイノシシは悠々と寝屋を後にして、手薄な場所から逃げ出してしまうのです。

射手も獲物が来た以上は鹿でも撃ちますし、倒したら猟犬も満足し「自分が追う獲物はこれなんだ!」と誤った認識をしてしまいます。


そうやって鹿ばかりを倒すと、猟犬が寝屋に潜んだイノシシを全く探索しようとしなくなるし、仮に山でイノシシの匂いがしても「自分の追うべき獲物ではない」と思い込みます。

イノシシがたくさんいる場所を狙って猟犬を放ち、イノシシとの駆け引きをしっかりと覚えさせないと「鹿しか追わない鹿猟犬」になってしまうのです。

鹿は走って逃げるだけですが、イノシシは鋭い牙で猟犬と交戦し、時には猟犬が牙によって大ケガを負うこともあります。
2019.11.24イノシシ狙い1
(前のラウンドでは、他の勢子役さんが寝屋で立て撃ちして流石!のイノシシゲット♪ の運び出し風景)

そういった経験をすると、犬によっては
「あ、この匂いは危ないヤツ(イノシシ)だ」
と認識して、敢えて鹿ばかりを追うようにもなるのです。
(実際に鹿がとても多い地域の猟犬を見た時に、目の前をイノシシが通り過ぎたのに、それを無視して鹿の匂いを追って行ったことがあります)

本能として獲物は追いたいでしょうけど、猟犬だってイノシシの牙で怖い思いをしたくないでしょうしね。

そうなると「犬が呆けてしまう」と言って、イノシシ猟では全く使い物にならなくなります。
(当然、イノシシでも鹿でも両方ガンガン追う猟犬もたくさんいますが…)


去年までは心に傷を負ったカヤを山に連れて来ること自体に必死だったので、私にあまり余裕がありませんでした。

しかし今年、先輩猟師さんの話に耳を傾けると「これは本当に重要なことだな!」と真剣に思いました。

鳥猟犬はより血統に強く作用されるようですが、それでも飼い主の対象となる獲物によって、大きく猟芸が変わることを目の当たりにして育ってきたからでもあります。



モリとカヤの2頭の本格的な仕込みのシーズンである今猟期、出来る限りイノシシの痕跡が強い場所を狙って、2頭を立派なイノシシ猟犬に仕上げたいと思います。


頑張りま~す!!



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ジムグリ?かな

「あれ、何これ!?」
2019.11.22じむぐり2

イノシシの見切りをしていると、何やら見慣れぬ蛇を発見!!

いつも見慣れているシマヘビやマムシやヤマカガシやアオダイショウとは違うな。
赤い体色に黒い模様の入った小型の個体。

「何蛇だろう?こんなにきれいな蛇は見た事が無い」
まあ幼体と成体で模様の違う爬虫類はたくさんいるしな。

とりあえずはヘビを放置して猟を続行。


帰宅して調べてみてもはっきり「これ!」と同定できる自信はありません。

ジムグリの幼体っぽいけどちょっと模様が違うんですよねぇ。
(教えて!あっきょさん♪)

でもジムグリだったら「ネズミを捕食する」と書いてあるので、持ちかえってネズミ駆除に役立ってもらうべきだったかな。

いやいや、そうしたらまたモリさんとカヤさんの餌食になっちゃうだろうし。


それにしても「何でも食べてみたい!」と思う私が捕まえようとしなかったのは、初めて見る珍しい蛇だったから…(笑)。
2019.11.22ジムグリ1

もしかして絶滅危惧種とかだったりしたらいけませんしね。


やっぱりそっとしておいて正解だったのかも。



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新たな訪問者

我が家のニワトリ、ホシノさんズ。
2019.11.20ホシノさん軍団1

最初は5羽でしたが、2羽お亡くなりになって現在は3羽。
年齢も3歳を超えて、ほとんど卵を産まなくなりました。

それでも庭の除草隊としての役割は果たしているので、まあいっか。


しかし暑さが過ぎ去って、涼しくなると再びポツリポツリと卵を産み始めました。
3羽合わせて3日に2個くらいのペースでしょうか。

エサとして魚のアラなんかのたんぱく質は与え続けてきましたが、卵を産んでくれるとなるとこちらも俄然気合が入ります。

今は魚のアラが無いのでイノシシの肺を細かくカットして与えていますが、この日与えたものはドッグフードの残り。
イノシシを解体した時に出る血肉などの端肉は茹でて猟犬のエサとなりますが、肉の量が多すぎると好物の肉ばかり食べてドッグフードを残してしまうので、残ったものを更にお下がりとしてホシノさんズに与えます。

たいてい肉の茹で汁を掛けてやっているので、ドッグフードはふやけて日持ちしなくなるのです。

「もう、栄養バランスが悪くなるよ!」
そんな悪態をつきながら、ワンコのエサをニワトリのエサへ回します(笑)。


我が家ではワンコとニワトリとコンポスト(畑への土中埋設)で、ほとんど生ゴミが出ません。
コンポストまで行き着かず、ワンコとニワトリでほとんどクリアできる感じです。

この日も夜明けと共に「コッコッコ」と鳴きはじめるホシノさんズ。
寝ぼけ眼で野菜くずにドッグフード入りのエサを撒き、再び布団に潜り込んで仮眠。

目覚まし時計のベルで本格的に目を覚まし、カーテンを開けます。
「あれっ!?」

しかしそこには意外な物体が!!
2019.11.03大変だ5

一心不乱にドッグフードを食べる小さな黒猫さん。

「そっかぁ、最近やたらすぐに完食するなと思ったんだよね。ニャンコがネットを乗り越えて来てるんだ」
妙に納得。

いつもはカチガラスなんかが残ったドッグフードを食べているんですよね。


写真を少し撮影するとこちらに気づき、「ハッ」とした表情で慌てて走り去りました。
「お前もお腹減っているんだねぇ」

しかし毎日来られても困るし、しばらくふじに番をしてもらおうかな。


我が家の庭には色々な動物が来ます(笑)。



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モリとカヤ、2頭で出猟!

本日は1ラウンド目で、他の勢子役のワンコさんが大物イノシシを追い出してゲット!!
2019.11.18二人で出猟!45JPG

よく脂も乗っていて美味しそうな個体です。


「う~ん、しかし牙が長いぜ!ワンコさん達が捲られてケガしなくて良かった」
2019.11.18二人で出猟!2



次のラウンドはモリさん(左)、カヤさん(右)の出番!
2019.11.18二人で出猟1
ふじの尻尾の負傷のため、本日は初めてモリとカヤの2頭パックで出猟です。

「まあ最初のラウンドで獲れて気が楽になった。次は分からんちんの子犬2頭を引きますのでよろしくお願いします♪」
待ちを張る皆さんにお願いします。

モリとカヤも猟犬としてグングンと良くなってきているとは言え、ハナ犬(先導犬)のふじがいないのでかなり心配なのです。


山へ放つと喜んで駆け回りますが、すぐに獲物探索モード!
2019.11.18二人で出猟!4

この日は気温が上がり、時々連絡に帰ってくるモリとカヤもハーハーと呼吸を荒げ、勢子役の私も汗だく。


猟犬を使った大物猟も様々なタイプがありますので一概には言えませんが、私のグループは待ちを張った場所まで猟犬が獲物を追い出して獲るスタイル。

ある程度長い距離を追って行く犬が必要となります。
(逆に単独猟や極小人数の猟では、主人の周辺のみを探索して獲物を啼き止めるスタイルが求められます)

そこは猟犬の血筋もありますし、飼い主の仕込みの腕もありますが、山を引けば引くほどハンターの好みの猟犬に仕上がる傾向にあります。



山の中では、モリとカヤが追い啼きを上げてイノシシと鹿を追い出します。

しかしモリとカヤに「待ち役の人達がいる場所まで追い出せば仕留めてくれる」という意識がまだ希薄なため、長く追うことをせずに諦めて帰ってきます。

「気温も上がってバテ上がっているのも一つの要因だな…」


結局このラウンドでは獲物を仕留められず。
(私も大きなオス鹿に対して一発発射したけど失中)

「倒してやったら猟犬として更に良くなるんだけど、こればかりは時の運もあるしね」

次回に期待です♪


今日も自然の恵みに感謝です。


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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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