落ちギス釣りに行って来ました。

キスは夏場の気温が高い季節には岸近くに接岸するのですが、秋になり寒くなってくると水温の安定した深場に落ちていく(移動する)のです。
来たるべき冬に備えてエサを荒食いするし、サイズも大きなものが釣れます。
「じゃあ最初っからその季節に釣ればいいじゃないか」
と思われるでしょうが、岸から深い場所にいるキスを狙うので、遠投できるそれなりに専用の仕掛けが必要になります。
なので、この季節は同じような(安物の)仕掛けを使って釣れるハゼを狙うことが多くなるのです。
高級そうな投げ釣り専用のタックルを持って仕掛けを超遠投している人の邪魔にならないように、人気のない場所でいつものコンパクトロッドを準備。

飛距離はせいぜい30~40メートルでしょうか。
河口で釣るハゼは、どうしてもこのような澄んだ水面が見えません。
今日はなんだか疲れていたので、釣果以上にどうしても美しい水を見ながら釣り糸を垂れたかったのです。
青い空と蒼い海を眺めながら、のんびりと仕掛けをさびいて(ゆっくり引っ張ること)きます。
他の釣り人がいない場所を選んで竿を出したので、プライベートビーチ感が良いですね♪
コンパクトロッドで届く限界の遠投をして探りますがアタリなし。
「ま、今日は釣れなくていいよね」
モグモグと朝ごはんのコンビニサンドイッチを頬張ります。
そして仕掛けを上げようと波打ち際まで来た時にいきなり仕掛けがひったくられます。

上がって来たのは16~18センチほどの天ぷらサイズのキス3匹。
「落ちギスの季節なのになんで!?」
これはもう、まだ気温が高くて深い場所まで落ちていないんですね。
それからは徹底的に波打ち際を狙います。

ピンギスから20センチオーバーまで大小様々なサイズが混じりますが、波打ち際からほんの数メートルの場所で釣れ続けます。
「実際にサーフから潜っても、キスがたくさんいるのは波打ち際だもんなぁ。
砂浜に潜んでいるゴカイを食べている様な魚だから、一番砂が巻き上がる場所でエサを探すのは当然か」
暑い季節のようにチャリコ(真鯛の赤ちゃん)はいないけれど、波打ち際にたくさんいるクサフグもそれなりに釣れます。

サイズ的には小型~中型のキスばかりでしたが、すぐに持って来ていたエサを使い果たして終了。
50匹以上いたので帰宅して捌き終えると一段と疲れました(笑)。
いつも天ぷらだと飽きてしまうので、この日は軽く塩コショウをふってキスのフライが晩御飯のおかず♪
たまには熱々のキスフライもいいですね。
あ~、疲れたけれど面白かった♪
今日も自然の恵みに感謝です。
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