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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

平成最後の日、ホシノさんの死

平成最後の日、ホシノさんの一羽が死にました。
2019.04.30ホシノさんの死1
(一週間ほどの前の写真。ミミズを争うように食べています)


朝、魚のアラの煮たものを与えるために庭に出ると、一羽足りないことに気付きました。

「あれ?おかしいな…。最近野良猫が庭に出入りしているから、野良猫に持って行かれたのだろうか?」
そんな事を考えましたが、少しだけ予感もありました。
前日に屑米を与えていると、ほとんど食べない個体がいたのです。

仮に野良猫に持って行かれたのなら諦めもつくけれど、傷ついて木陰でうずくまっているかもしれないと思って探すと、鶏小屋の裏で死んでいました。


「外傷はない。ちょうど3年になるから寿命だろうか。まあ、しょうがない。生きている物には必ず死が訪れる…」

ホシノさん達に関しては放し飼いにして充分に自由に生きてもらったと思っているし、何も後悔は浮かんできませんでした。
卵を産む頻度が落ちたら潰して食べようと思っていたし、家禽というものはそういうものという認識で家に迎えましたからね。


しかしまあ、暖房が必要なくらいの小さなヒヨコの頃から育ててきたし、毎日の餌やりと卵の点検をしていると、ホシノさん達の世話がすっかり生活の一部になっていました。

産卵用のタンパク質補給のために、海へ行くと岩に付くイガイ等を獲ってきたり、釣った魚のアラやイノシシの肺を茹でて与える事が習慣になっていました。

それらを与えるために庭に降りて行くと駆け寄って来るし、庭木の剪定をすると付いてまわる様子を見ると
「まあ、潰して食べるのはいつでもできるかな…」
と思わざるを得なかったのです。


狩猟で鳥や獣の命を奪って食べているけれど、一方ではニワトリにエサを与えている自分。
「人間って勝手な生き物だな」
と思いつつも、たくさんの矛盾を抱えて生きる事が人間らしさでもあるのかなと考えます。


昔からたくさんの生き物を飼い、たくさんの死を受け入れてきました。
幼い時にはなかなか受け入れる事ができずに泣いていました。

「生きていることはそういうことだ。充分に可愛がった。
順番が来て家の中の悪いことを持って行ってくれたんだよ」

そんな風に周囲の大人たちは伝えてくれました。



「早めに食べるべきだったかな。死んじゃったら食べられないじゃないか…。」

そんな強がりを呟きながら埋葬用の穴を掘りました。




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鯛のしゃぶしゃぶ

「なあ、鯛はどうやって食べるのがお勧め?」
釣りの合間、兄貴に聞きます。

「鯛の骨を焼いて出汁を取って鯛しゃぶにすれば美味いしたくさん食べられるよ」
と教えてもらいました。


「それは美味そう♪」
早速作ります。
2019.04.29鯛しゃぶ1

我ながらこんな時だけ行動が早いなぁ(笑)。

これは鯛しゃぶを作る合間に作った鯛の白子ポン酢。
2019.04.29鯛しゃぶ6
料理を作りながら白子をつまみ、冷酒をチビチビと飲みます。

超美味♪
(実は鯛の白子は、イノシシのとある部位と味も見た目も似ていますが、ここでは敢えて触れますまい。笑)


骨はこんがりと、少し焦げ目が付くくらいまで焼きます。
土鍋に昆布を少し入れ、焼いた鯛の骨を投入!

コトコトと煮込み出汁を取ります。

ちょっとスープの味見のために、マグカップに少しだけ塩を入れて飲んでみると極上潮汁。
「おお、上品だけど濃厚な味!焼いているから臭みもないし、良い味の鯛出汁が出ている!!」


鯛は皮を熱湯で絞めて冷水に取り、少し厚めに引きます。
2019.04.29鯛しゃぶ2

鯛出汁でシャブシャブシャブ…。
2019.04.29鯛しゃぶ3



ポン酢でいただきます。
2019.04.29鯛しゃぶ4

「ああ、美味いなぁ…。
鯛って上品だけど、味に癖が無さ過ぎて刺身だとそんなにたくさんは食べられない。
だけどこれだといくらでも入る気がするなぁ」


〆は雑炊。
2019.04.29鯛しゃぶ5
これもまた極上の味。
しかも体がポカポカに温まります。


はぁ~、美味しかった♪
ごちそうさまでした。


今日も自然の恵みに感謝です。


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再び鯛釣り!!

地球の海は~、オレ~の海~♪
オレの~果てしな~い、あこ~が~れさ~♪
2019.04.25懲りずに鯛釣り1

昔のアニメ番組の替え歌を口ずさみながら、「男には負けると分かっていても戦わねばならない時がある…」などと、某宇宙海賊キャプテンのセリフを意味もなく呟きます(笑)。

「はっ、いかんいかん。最初から負け戦のつもりで行くからいつもタイラバで鯛が釣れないんだよ! 負けるなオレ!!」


というわけで、再び漁師の兄貴の所に鯛釣りにやって来ました。

今回は親父も参戦!
2019.04.25懲りずに鯛釣り4


釣り方は相変わらずのタイラバで、タイラバというルアーを水底に落としては巻き巻き巻き…とリールを巻き上げます。


3投目くらいでガツンと当たり!!
2019.04.25懲りずに鯛釣り3

スロースターターの私ですが、いきなり3kgほどの鯛を釣り上げます♪

「一体どうしちゃったんだ、オレ!?」


その後も2~3kgほどの鯛に混じってホウボウや、
2019.04.25懲りずに鯛釣り2

イトヨリや、
2019.04.25懲りずに鯛釣り6


サバフグなどが釣れ続きます。
2019.04.25懲りずに鯛釣り8

「この調子じゃ納竿までに鯛だけでも10枚は釣れそうだ」
などと浅はかな目論み。

出港の時は、悲壮な負け戦感たっぷりだったキャプテンハー〇ックですが、いきなり船首に立ち「オレは世界の王だぁ~!!」と映画『タイタニック』のディカプリオの様に叫び出したい衝動に駆られます(←単純すぎる。笑)。


親父は一匹大きなマトウダイを釣ったのみ。
2019.04.25懲りずに鯛釣り5


兄貴はさすがに本職で、コンスタントに釣り続けています。
2019.04.25懲りずに鯛釣り7


しかし潮が変わると形勢逆転。
2019.04.25懲りずに鯛釣り9

親父にばかりアタリが続きます。


結局最後は二人とも仲良く4枚づつ。
2019.04.25懲りずに鯛釣り10

潮が変わってから私が釣った鯛は1枚だけでした。


「ま、なかなか上手くはいかんよね」

上手くいく時もあればダメな時もある。
だから自然相手の遊びはおもしろいんだろうなぁ~。


でも色々な魚が釣れて楽しかった♪

ありがとう、兄貴!!


今日も自然の恵みに感謝です。



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夜露

家の中に入れていたふじを、用を足すために庭に放して寝る前の準備。

「うう、まだ夜風は冷たい…。
そろそろアオリイカが釣れ始める季節だけど最近忙しくて夜釣りに行っていないな。
だけどまだまだ夜は防寒着が無いと耐えられないもんなぁ」

そんな事を考えながら、石垣の上に生えてるヒナゲシに目を落とします。
2019.04.24夜露1

「おお、こんなに大きくて美しい水玉が出来るんだ…」

産毛に夜露が降りて結晶♪
しばしウットリと見とれます。

そういえば夜釣りに行っても車のフロントガラス上にはビッシリと夜露が降りていることを思い出します。


海や川や地面の水分が太陽熱で蒸発し、夜になって気温が下がると空気中の水蒸気が冷やされて結露するという現象なのでしょうが、夜露によって沢山の植物や動物や昆虫が水分を補給し、生きる糧にしているのでしょうね。


「循環(ひとまわりして元の場所や状態に帰り、 それを繰り返すこと)」なんていう言葉が自然と浮かびます。


なんだかしみじみと一人で感動した夜でした。



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バイオネズミキャッチャー

「おお、立派なアオダイショウだ! でもちょっと大き過ぎるなぁ」
2019.04.18アオダイショウ1

田んぼの近くで蛇が蠢く姿を見つけ、車を停めます。


実は少し前から蛇を探していたのです。
理由は時々ネズミが天井裏を走っているから。

何匹かトラップでクマネズミを捕獲しましたが、しばらくするとまた天井裏でゴソゴソと物音が聞こえます。


そこでふと考えます。

この家(購入時築45年経過)を買った時はネズミなんていなかったよな。
なぜ最近増えたのだろう?

ここで「あっ!」と思いあたる事が。

「そういえば最近蛇を見ていない!!」


我が家の隣は田んぼで、ふじを飼う前は庭を横切る蛇を普通に見ていたし、ふじを飼いだしてからも度々姿を見ていました。

しかしホシノさん達を飼い始め、子犬が増えたくらいから蛇を見ていないし、ネズミの音が聞こえ出したのもその頃からのような気がします。


我が家は古い家なので業者さんにシロアリ防除をお願いしているのですが、業者さんが床下と天井裏に入って
「あのぉ、床下にも天井裏にも蛇の抜け殻がかなりたくさんありますよ」
と言いにくそうに伝えてくれたのを覚えています。


ふじ1頭だけの時はのんびりしたもんだったけど、4羽のニワトリと子犬が増えてにぎやか過ぎる毎日だもんな。

ホシノさん達はミミズを探して絶えず地面を掘っているし、モリとカヤはいつも暴れまわっている。
蛇達もゆっくりできなくて皆引っ越ししたんだろうなぁ。


しかしまぁ、ネズミの物音がするたびにトラップを仕掛けるのもめんどくさいし、何よりネズミが致死率の高いレプトスピラ等の病気を犬に媒介することが気になりました。
実際に実家で飼った犬がレプトスピラで死んだ事がありましたしね。

「古い家だから電気コードを齧って火災になったりする事も心配だ。だけど殺鼠剤なんか使えないし、やっぱここはバイオネズミ捕獲器を使おう」
ということで、元々の状態に近付けるために適当な蛇を捕まえて来て天井裏に放そうと思って探していたのです。


そして発見したのが今回のアオダイショウ。
「う~ん、あんまりデカ過ぎてもなぁ。まあホシノさん達が襲われることはないだろうけど、寝ている時に上から落ちてきたりしても困るしなぁ…」

という訳で、今回は見送り。

まあ、またいつか適当な大きさの蛇を見つける機会もあるでしょう。


今日も自然の恵みに感謝です。
あ、今回は食べてなかった(笑)。



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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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