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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

たまには鳥撃ち♪

雨が降って大物猟がお休みになったので、久しぶりに親父と二人で鳥撃ちに行って来ました。


鳥撃ちといっても欲深い我が親子です。
鹿やイノシシとの出会いがあれば撃つし、鳥も定数(一日に獲って良い数。鴨だと一日5羽)いっぱいまで獲ろうと目論みます(笑)。

雨が降ると鹿やイノシシが夜が明けても山へ帰らずにうろついていることが多いし、真っ暗な内から準備して夜明け直後の出会いを求めて出発!!


私も親父も1回ずつ鹿に撃ちかけるチャンスがあったのですが失中(ハズレ)。
猟期も後半戦になって来て、だいぶん獲物がスレてきましたね。


「そろそろ鴨撃ちに変更しようか?」
なんて言って広域農道の高架橋を運転していると、はるか遠くの田んぼの中を動いている物体が目に入りました。

「なあ、今の橋の下の田んぼに鹿がゾロゾロ出ていたよ。引き返す?」
「もう相当明るいし、猟期後半だから射程に入れさせてくれないだろうなぁ…」
「写真撮って、ダメもとで接近してみるか」

高架橋の上に引き返し、何枚か写真を撮ります。
2019.01.29鹿1

立派な角を持ったオス鹿もメス鹿も子鹿もいます。
2019.01.29鹿2

双眼鏡(親父)とカメラの望遠レンズ(私)を使って目視できただけでも15頭以上。


「それにしてもお前、よくあんなゴマ粒みたいな鹿を見付けれたなぁ」
と親父。

「そりゃあ少年時代から親父の狩猟について行っていたもんな」
最近体力が落ちてきた親父の後ろ姿を見ながらそんな事を思います。

田んぼに降りて接近を試みましたが、この鹿の群れは遠くから車の姿を見るとあっと言う間に山の中へ飛び込んで行きました。



その後、鴨狙いで池や川を回ります。

レオの調子が良くなってきて、半矢で池に落ちた鴨も苦戦しながら回収してくれます。
2019.01.31半矢の回収1

牧草の中に落ちた鴨もなんなく回収♪
2019.01.31半矢の回収3

この日は二人でカルガモを4羽ゲット。(写真には2羽しか写っていません)
2019.01.31半矢の回収2

猟期終盤のこの時期にしたら上出来ですね。
(あとは鹿が一頭でも獲れていたらなお良かったんだけど…)


今日も自然の恵みに感謝です。



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イノシシと鹿の合挽ハンバーグ♪

なんだか猟期に入って、ただひたすらお肉ばかりを食べている気がします。(実話)

大好きなんで問題ないのですが、たまにはお魚が食べたい!と思ってしまいます(笑)。


で、今日は鹿とイノシシを使った合挽肉のハンバーグを作りました。
2019.01.29合挽ハンバーグ1
鹿肉(左2つ)とイノシシ肉(一番右)。
写真で見ると小さな感じがしますが、かなり大きな塊です。

ザクザクと適当に細切れにしてフードプロセッサーへ投入!
2019.01.29合挽肉ハンバーグ2
ミンチにしたものがこれ。
もうちょっと粗挽きにした方が良かったかな。

左が鹿肉、右側がイノシシ肉。
この時に使ったイノシシは子イノシシで脂っ気が足りなかったので、タップリ脂が乗ったイノシシを獲った時に冷凍保存しておいた脂身を加えました。


あとは普通の合挽肉と同じようにハンバーグを作りました。
2019.01.29合挽肉ハンバーグ3

鹿肉が牛肉の役目で、イノシシ肉が豚肉の役割といった感じです。


普通にとっても美味しい♪

これを食べて「あ、イノシシと鹿のハンバーグだ!」なんて分かる人はいないだろうなぁ。
(いたら凄い!と思ってしまいます)


まあでも、猟期に疲れた身体で合挽ミンチを作るハンターさんはかなり少ないんでしょうね。



今日も自然の恵みに感謝です♪



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あああ~っ!!

「おお~い、モリ。競り終ったから獲物を積むために車を回してきてくれ!」

「了解!着いたよ~」
2019.01.27あああ~!6

この日は小さめのイノシシと鹿を1頭ずつゲット。
2019.01.27あああ~!4


「モリもだいぶん運転が上手くなったな♪」




ごめんなさい、ウソつきました…。




猟は何ラウンドか競ることが多いので、勢子役が交代しながらワンコを放します。

このラウンドは我が家のワンコたちは休憩。


待ち役について車に戻ると、ハザードランプは点滅しているしモリとカヤが運転席と助手席に座っています。

「うっ、なんだかとても嫌な予感…」


そしてその予感は的中します。
2019.01.27あああ~!8

車内に置いてあったヘッドランプや無線機のハンドマイクやメーカー物のサングラスのバラバラの残骸…。

「うう、確かに車内に置いていた方が悪いよなぁ。ふじが余りにもお利巧すぎて、子犬の頃から一度もこんな悪戯したことが無かったからすっかり油断した」



帰宅してすぐにホームセンターへ行って金網を購入。

結束バンドで運転席と助手席の隙間を塞ぐように固定します。
2019.01.27あああ~!2


しかし悲劇は翌日も続きます。
2019.01.27あああ~!7

今度は一口も飲んでいないペットボトルとホコの修理用に車内に置いてあった紡績糸の残骸。
車内は1.5リットルのウーロン茶でビショビショ…。
2019.01.27あああ~!3


「無駄無駄無駄ぁ~っ!!」

とでも言うように運転席&助手席と後部座席の間を行き来するモリとカヤ。


_| ̄|○(ガックリ)…、なんて感じの絵文字が浮かんできます(涙)。


本当に泣きそうです。。。




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ローリエを見ると思い出すこと

これは鹿肉を使ったシチュー♪
2019.01.24ローリエ1
猟師の特権で、猟期にはお肉がたくさんあるので、かなりたくさんのお肉と野菜を大きめに切って「ゴロッとした感じ」のシチューを作りました。

自分でソースから作る時もあるけれど、市販のシチューの素で十分美味しいのでビーフシチューの素を使いました。

煮込む時に安物の赤ワインをたっぷりと入れて、ローリエの葉(月桂樹の葉)を2枚ほど入れて煮込みます。



ローリエの葉を見ると少年時代のあるエピソードを思い出します。
2019.01.24ローリエ2

我が家は親父が新しいもの好きだったし、バジルやオレガノやローズマリーやミントなんていうハーブをかなり昔から自家栽培して、ドライフラワーの様にして吊るしていました。

そして野生鳥獣のお肉や魚を焼いたりする時には、少しそれらの葉っぱを取って香り付けのために散らして使っていました。

まだ「ハーブ」なんていう言葉が一般的に定着していなくて、その事だけを考えるとかなり洒落た家だったと思います。

いえ、真実は単純に貧乏で食べることが好きな愉快な家族でしたけどね。


そんな私がある時、お友達の誕生会に呼ばれました。
級友の「誕生会」ということがまだ珍しい時代だったと思います。

何かしらのプレゼントを用意して、お友達の家に行ったのを覚えています。

そのお友達は、今思うと「ちょっと良いとこのお家」だったのでしょう。
居間に通されると、見たこともない立派な雛飾り(七段か八段かは覚えていません)が鎮座していて、男兄弟しかいない私は凄くビックリしたのを思い出します。


お誕生パーティーの事はもう忘れて覚えていませんが、大きな生クリームのデコレーションケーキと初めて食べたビーフシチューが出てきたことだけは覚えています。

ケーキに関してはその当時はバタークリームのケーキ(今の若い人は知らないだろうなぁ)が多く、生クリームのデコレーションケーキは珍しかったからです。


そしてビーフシチューは、やはりその当時珍しかったのです。
アメリカ牛やオージービーフの輸入が解禁されていなかったし、日本では牛肉自体が相当高価な時代でしたしね。


初めて食べるビーフシチューはとても美味しく、遠慮なく2杯目のお代わりをしました。
そしてそこで、今思い出しても顔から火が出るほど恥ずかしい思いをしました。

2杯目のビーフシチューを食べ進めると、スプーンの中に木の葉っぱが乗っかって来たのです。

小学生のとても素直な私は言いました。
「おばちゃん、シチューの中に木の葉っぱが入ってる!!」

「あらあら、ごめんなさいね。全部取ったと思ったのに」


その場にいた全員が凍り付くのが分かり、ようやくそれで「入っていて良いもの」なのだということが分かった自分…。

その後は皆でボードゲームなんかをして楽しく遊んだのですが、私一人だけはずっと悲しく沈んだ気持ちでした。


「ああ、知らないって恥ずかしい」
なんて今振り返ればそう思わないでもありません。

しかし、大人になると変に知ったかぶりをせず「知らないことを知らない」と言える風に育ててくれた両親に感謝することが多かったです。



たまにはちょっと昔話をしてみました(笑)♪

あはは。



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カヤとイノシシの初対決!

カヤのリハビリは続きます。


今回は本来のイノシシ狙いで孟宗竹の藪中を進みます。

「カヤはまだ生きているイノシシにあてた事がないんだよね。大丈夫かなぁ…」
とも思いますが、山の中での様子を見ているとカヤはふじと一緒に走り回ってる事が多いし、ふじが先導犬なら逆に大丈夫だろう。


ここは自分で見切りを行っている場所で、毎週見ていたから60kgほどのイノシシがずっと居付いているのを知っていました。
だけど場所的にはかなり広いエリアなので、競るのに時間がかかるし、たくさんの個体が入っている時以外は効率を考えて競ることはありません。

しかしカヤの初めてのイノシシの訓練には広い場所をゆっくりと歩けて、少ないイノシシをしっかりと探しだすことができるのではないかと考えて、メンバーの皆さんに無理を言って競ることをお願いしました。

私がストラーダの後部座席に3頭のワンコを積んで来ているのを暖かく見守ってくれていた皆さんは快諾。


イノシシが足跡を付けている場所から山へワンコを放して山中を進みます。

う~ん、山の中は足も少ないし、稼ぎ(エサを食べた痕跡)も古い。
ここら辺には来ていないな。


イノシシは通常、竹が倒れたり、ブッシュが茂っている場所に寝ているので、そんな場所を回りイノシシの寝屋を探します。

「お、この筍の食べ跡は間違いなく今朝のものだ。近いな…」
2019.01.22カヤとイノシシの初対決2

そんな事を思っていると、ふじとカヤが2頭でするすると茂った竹藪の中に分け入って行きます。
2019.01.22カヤとイノシシの初対決1
(モリは別の場所を捜索中)


「ワン…」
と一鳴き。

「ギャンっ!! ヴァンっ!ヴァンっ!ヴァンっ!」
そして次の瞬間、2頭の激しい起し啼き!!

「おお、確かに2頭の啼き声がする。カヤも野太い声で頑張ってイノシシを立てて(啼き止めて)いる。

あのリードを付けるとプルプルと震えていたカヤが…。
うう、本当になんだか涙出そうだ」


「いや、今はそんなことを思っている場合じゃないな」

静かに銃の薬室にスラッグ弾を送り込み、安全装置に手を掛けてふじとカヤが啼いている場所に忍び寄ります。


「距離は15メートルくらいか。頑張って止めてくれている。
まだ藪が深くて犬もイノシシも目視できない…」


一歩ずつ足の位置を変え、息を殺して犬とイノシシの位置を確認します。
「まだ啼き止めてくれている。なんとかふじとカヤが啼き止めてくれているうちに…」

バキバキバキっ!!
枯れ竹を踏み割って逃走する音。

竹の隙間にチラリと黒い物体が動いたのが見えましたが撃てず。

遠ざかる犬の声。
「待ちの方向、行ったよっ!!気を付けて!」


しかし残念ながらこのイノシシには逃げられました。

追跡後、戻ってきたふじとカヤをねぎらいます。
「よしよし、よく頑張った!」



その後のラウンドで勢子副長が50kgほどのメスイノシシを立て撃ち。
2019.01.22カヤとイノシシの初対決3
(手前より匂いを嗅ぐモリさん、ふじさん、カヤさん)

こうやって見るとどの犬か分からないなぁ(笑)。


帰途に就いた車中の写真♪
2019.01.22カヤとイノシシの初対決4

「疲れたよな。

でもカヤは初めてイノシシを見たけれど、しっかりと立て啼きが出ていたからビックリしたなぁ。
本能って凄いね!

頑張った、頑張った♪」


今日も自然の恵みに感謝です。


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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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