fc2ブログ

食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

今年一年を振り返って2018

今年ももう終わりですね。
2018.12.22レオの覚醒11
(レオのキジ回収の未公開映像)


何となくの習慣で毎年ここで一年の振り返りを行っているのですが、今年の一年を振り返ると「滞」なんて言う漢字が浮かんできます。

「停滞」とか「滞る(とどこおる)」なんて感じで使われますね。

はい、私にとってあまり良い年ではありませんでした。


初猟に参加できなかったということも初めてでしたし、仕事が忙しくてくたびれ上がって出猟できないこともありました。

山や海や川へのフィールドに出る時間が例年に比べてかなり少なく、少し息苦しい感じがします。

今度ゆっくりと星空でも眺めに行こうと思います。


しかしまあ、それはそれで良いのかなと思ってしまいます。

常に良いなんて言う事はあり得ませんしね。

今は我慢の時でしょうか。


もちろん良かったこともたくさんありました。

実家にブリタニースパニエルのレオが来たり、水中カメラ用のハウジングを購入して水中写真の面白さに目覚めたりと色々♪

新しい狩猟車のハイゼットジャンボが来たのも私にとって大きなニュースでしたね。


過去にも同じようなことを書いた覚えがあるのですが、来年は「一日一日を大切に丁寧に生きる」様にしたいと思います。

時間って何よりも大切なものですしね。

そして「我がままに生きる」ということも心がけようと思っています。

自分の心のままに自由に生きたいですね。


最後になりましたが、拙いブログに今年もたくさんの皆様にご訪問いただき誠にありがとうございます。

来年が皆様にとって病気や事故や怪我がなく、豊猟・豊漁・豊作・商売繁盛の幸せ一杯の良い一年ですように。



↓今年も一年お付き合いくださりありがとうございます。感謝の気持ちで一杯です。
来年も楽しみにしてるよ!!と思っていただいた方はクリックプリーズ(笑)♪

にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

狩猟の魅力まるわかりフォーラム

スポンサーサイト



今年最後の猟行は残念賞

「皆さん、箱に入れて携行している弾は弾帯に装着して、ありったけの弾をすぐ使えるようにして待場についてください。
そして弾を撃ち終わってもすぐに次弾の装填をお願いしま~す」

今回は大きな山を競るので、鹿の群れが出た場合はたくさん弾を撃つことになるので事前確認して山へと入ります。


待ち(射撃手)の人数が少ないため、山頂から片面は私がすべて担当。

猟犬がイノシシを立てた(啼き止めること)場合、山頂から山裾まで走り回ることになります。


まずは尾根を目指し山の中を進みますが、地面がかなりイノシシに掘り返されています。

「シシが稼いでいる(エサを食べている)。イノシシが出るかもしれないから気を付けてください」
とメンバーの方に伝えます。


尾根筋の待場はこんな感じ。
2018.12.30残念賞3
たくさんのけもの道が交差する場所です。

まずは入念に足場慣らし。
2018.12.30残念賞4

自分の立ち位置を決め、落ち葉を払いのけて枯葉の音が出ないようにします。

鹿やイノシシなどの野生動物が逃走する際には、頻繁に耳を動かして周囲の状況を確認している様子が見られます。
逆にハンター側は、動物の枝や枯葉を踏む音を頼りに気配を察することも多いので、この作業はとても大切です。



勢子役が猟犬を放つと、すぐに下の待場から発砲音!

「猟犬を放ったことに気付いて鹿が早立ちしてるな…」


カサッ…。
わずかに枯葉の音。

小さめの鹿が進んで来ています。
その後ろにも何頭かいる感じ。

ドカッ!

「よし、中った! 次!!」
小鹿、メス、メス、メス、オス、オス、メス、オス…

ゾロゾロと出て来て目移りしますが、撃ちやすい場所の大きめのオスに照準を合わせます。



その時驚くようなことが起こり、一瞬ギョッとして注意を奪われます。

確かに倒した小鹿が立ち上がってこちらに向かって走ってきたのです。

「どうする!?小さな鹿だからこちらにぶつかるようなことがあっても危険はない。だけど犬が付いていないから半矢で走られると逃げられるぞ…」

止め矢を撃つか一瞬躊躇しましたが、近付く小鹿が確かに致命傷を負っていることを目視確認。
再度鹿の群れに狙いを付け直して残弾2発を発射。

近付いてきた小鹿は、近くまで来て再度下へと走っていきました。


すぐに弾を充填し、獲物が来ないことを確かめてから状況確認。

最初の小鹿はやはり致命傷を負っていて、近くに倒れていました。
2018.12.30残念賞6

もう1頭半矢で僅かに血を引いていましたが、100メートルも付けて行くと出血が確認できなくなりました。
「こっちは致命傷じゃないな。犬がいないと無理か…」


再度待場に戻って待機。

下の通しを5~6頭の鹿が通過。
2018.12.30残念賞5

「バックストップOK! しかし距離が50メートル以上。中る気がせんけど撃たなきゃはじまらん!!」
ドガドガッと2発発射しますがハズレ。

残念!



再度待場に付いていると遠くから銃声。

犬の追い啼きがわずかに聞こえ、それが山裾で止まります。
「こちら側の山裾でイノシシを立てたなっ!!」

動くことをメンバーに伝え、ダッシュで山を駆け下ります。


半分ほど降りたヒノキ林まで来ると「バキ!」と枯れ枝が折れる音。

「ん?なんだ!? 確かに音がした…」
と思っていると谷向こうに大きなイノシシ出現!!

2018.12.30残念賞7

急いで銃に弾を装填し安全装置解除。

銃を構え照星越しにイノシシを見ると、全くこちらには気付いていない感じ。
「よし、そのままこっち(赤線)に降りて来い…。降りてきたら可能な限り引き付けて撃っちゃる!」


「楽に100kgは超えているな。体格も良いけどよく太っている。
本当に谷越しに地響きが聞こえてくるようだ…。

それに猟犬を振り切って来たからもうバテバテで肩で息をしているな…。
これ以上斜面を上がるのはきついはずだ。さあ、下に降りて来い…」

照星越しにそんなことを考えます。

しかしイノシシは降りずにそのまま斜面を上っていきます(ピンク色の線)。
「ダメか…。これ以上は遠ざかるだけだ」

射線を確保し、しっかりと狙いをつけて2発発射。


中らず!


結局このイノシシには逃げられてしまいました。

超残念!!



私だけでスラッグ弾を7発撃ち、メンバーの皆で14発撃ちました。
2018.12.30残念賞1
(薬莢の匂いに興味津々の左カヤさん、右モリさん)

獲物は小さな鹿が1頭のみ。

贅沢言っちゃいけないけれど、獲物の数と発砲数を考えたら残念な結果だなぁ。

特に最後の大きなイノシシは本当に残念…(涙)。



今日も自然の恵みに感謝です。



↓弾が中ってイノシシが斜面を転がり落ちてくる夢見るよっ!!と思った方はクリックプリーズ(笑)♪  
にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

狩猟の魅力まるわかりフォーラム

えっ!?なぜこんなところに?

「えっ!?ウソだろ?」

先日の鳥撃ちの時に車を走らせていると、信じられないものが目に入ります。
2018.12.27鹿2

一瞬だけ認識できたのは複数の鹿のシルエット。
急いで車をUターン!

「ウソだろ!?」と思ったのには理由がありまして、この場所は海とJRの線路と国道に囲まれた野球場1つほどの面積の小山。
到底こんな場所に鹿の群れがいるとは想像も出来なかったからです。


現場に着くとやはり鹿の群れ。
2018012.27鹿1
少なくても5~6頭は目視出来ました。
(残念ながら逃げていく鹿のお尻しか撮れませんでした)


この国道を渡ると大きな山があるけれど、昼間はこんな狭い場所で人目を避けて休んでいるんだ~。

確かにここじゃ銃も撃てないし、罠も掛けにくいよね。
第一、こんなところに鹿がいると思わないもの…。

やるなぁ~!!


ちょっとビックリするとともに、野生動物の知恵に感心したのでした。


よし、次回は迷わずアクセル全開だっ!!



↓人間より鹿の方が上手だなっ!!と思った方はクリックプリーズ(笑)♪  
にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

狩猟の魅力まるわかりフォーラム

レオの覚醒(その2)

ゴトゴトゴト~ッッ!!
山際のブッシュから大きな羽音と共に立派なキジが飛び立ちます。
(本当にこんな感じの音がする)

ドガドガッ!
2発目でなんとか落としますが、落ちたのは山の中。


山の中を這われて逃げられると厄介なので、ダッシュでレオと共に回収に向かいます。
2018.12.22レオの覚醒6

それそれ~!!
2018.12.22レオの覚醒7


そしてガッチリとポイントしたのはここ!
2018.12.22レオの覚醒8
木の根の下の洞(ウロ)。

「え!?これ? ありゃ、困った! キジにたどり着く前にアナグマの巣穴を見付けてしまったな。どうしよう…」


そんなことを思っていると、突然穴の中から得体のしれない物体が飛び出してきて、腰を抜かさんばかりに驚きます。
2018.12.22レオの覚醒10
それでも何とか写真に収めることが出来たのがこちら。

風景のブレ具合から私の驚き様が少しでも伝わると良いのですが(笑)。


出てきたその物体が少し遠ざかると、それが落としたキジで半矢で逃げている状態であることが理解できました。
2018.12.22レオの覚醒9
(帰宅して画像を見るとキジが隠れている様子がしっかりと写っていました)


猛然と追いかけるレオ!

逃げて行った方向は小川になっていて、ジャブジャブとレオが小川の中に入って行く音が聞こえます。


もうこうなってはレオを信じるしかありません。


そしてしばらくすると、得意げな顔で獲物を咥えて帰ってきました♪
2018.12.22レオの覚醒12
「ドヤッ!」
本日2羽目のキジゲット。

「おお、スゴイ! レオ頑張った!! 本当によくやった!!」
良い仕事をした時は、最大級の賛辞で褒めてあげます。


「父ちゃんにも見せて来ようっと!」
2018.12.22レオの覚醒13
親父にも得意げな顔で見せびらかすレオ(笑)。


「アナグマの巣穴見つけた」なんて言っていた自分が恥ずかしい感じ。
レオはキジがそこに逃げ込んだことをしっかり分かっていました。

もっと信じてあげないといけませんね。


いやぁ~、それにしても今日はレオのいい勉強になった。
今日だけでキジ猟犬としてのレベルが2段階くらい上がった感じです。

このぶんじゃすぐに一人前になりそう♪



今日も自然の恵みに感謝です。



↓レオは頑張ったけど、飼い主(私)のレベルが低いなっ!!と思った方はクリックプリーズ(笑)♪  
にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

狩猟の魅力まるわかりフォーラム


レオの覚醒(その1)

大物猟が中止になったので、今年初めての鳥撃ちに行って来ました。


夜が明ける前に準備をし、車を走らせながら親父と話します。

「で、レオの調子はどうなの?」
今年猟犬デビューしたブリタニースパニエルのレオの仕込み具合を聞きます。

猟犬を飼っているハンターにとって、子犬の頃から可愛がって育て猟を仕込んだ猟犬の猟芸を見ることが、最大の楽しみの一つでもあります。

「鴨は回収もバッチリだ!水の中の鴨も泳いで獲ってくるしもう80点くらい。
キジはまだまだだな。キジの匂いの強さと自分との間合いが分かってない感じ。もう少し経験積めば良くなるんだけどなぁ~」

「じゃ、今日はレオのためにキジ中心で攻めようかね~」



猟場に着く前に、何羽かのキジを目にします。
2018.12.22レオの覚醒14

(この場所は人家が近くて撃てないし、道路が近いので猟犬を放せない)


「キジ中心」と言いながらも、ちょっと寄り道をしてカルガモゲット!
2018.12.22レオの覚醒3

「うんうん、池の中の鴨も簡単に回収してくるね! おりこうさん♪」



次はキジを攻めます。
「ここのボサ(草原)は絶対にキジがいるんだよね。だけど中々スレたキジで、走られたり早立ちされたりで逃げられているんだ…」

「じゃあ、オレが勢子役でレオを連れて反対側から競る。親父はこちらで待ち受けてくれ」


反対側にレオと回り込んで、ボサをジグザグに刈り込んで(犬に捜索させること)行きます。


「ん~、匂いないね~。ちょっと写真でも撮ろ…」

ゴトゴトゴトッッ!!
派手な羽音と共に立派なキジが飛び立ちますが、私が利き手に持っているのは銃ではなくカメラ(笑)。

慌ててカメラから手を放し、左手に持った銃を構えようとした瞬間、反対側にいた親父が一発で落としてくれました。


半矢のキジはレオの近くに落ち、少し走りましたがすぐにレオが回収♪
2018.12.22レオの覚醒1

キジの走力は相当に強く、両脚が無事なら遥か遠くに走って逃げます。
猟犬がいないと絶対に回収が無理!


どうやらキジは親父側にいたものが走って逃げていたようで、反対側の私とレオに出くわして逃げ場が無くなって飛び出したようですね。

「キジの匂いを捜索して飛ばせて、落ちた後にもう少し走ってくれたらレオの良い訓練になったんだけどなぁ。
しかしまあ、キジが飛び立ち、銃が鳴って獲物を落として回収する一連の流れが出来たから良しとしよう」


「レオ、よくやった! さあ、撃った親父に持って行きなさい」
2018.12.22レオの覚醒4

すぐに理解し、親父にバタつくキジを運んで行きます。
「よ~っし、よし。頑張った頑張った!! さ、出せ」

素直にキジを親父に渡しましたが、相当に気になるようで何度もジャンプして尾羽根を抜いてしまいました。
2018.12.22レオの覚醒5


まあ、デビューイヤーにしちゃ上出来だよね♪


今日も自然の恵みに感謝です。



↓そろそろ動画にしろっ!!と思った方はクリックプリーズ(笑)♪ ←写真の方が好きなんです 
にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

狩猟の魅力まるわかりフォーラム

カレンダー
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード