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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

白湯(パイタン)スープ鍋

ハンターになって「良かったなぁ~」と思うことの一つに骨がふんだんに手に入ることが挙げられます。

特に子犬がいたりすると成長期にタンパク質とカルシウムは必要ですしね。
(骨を食べさせ過ぎるとウンチが白く固まって痔になったりするので要注意です。実話)


人間が食べても良く、甘辛く煮込んだり、シンプルに塩茹でにして骨周りの端肉を齧って食べると最高のお酒のツマミになります。
骨髄から出た旨味が肉に染み込んでメチャクチャ美味いんですよ♪


で、今回はお肉を食べる目的ではなく、スープを取るためにイノシシの骨を強火でグラグラと煮込んでみました。
2018.03.30白湯スープ鍋1

強火でグラグラ炊き出すと豚骨ラーメンスープのような白濁した白湯スープ、弱火でコトコトと煮込むとおでんの様な澄んだ清湯(チンタン)スープが取れます。
それぞれの特徴を表すと白湯スープはワイルドな味、清湯スープは上品な味と言った感じです。

スープを使ってシチューやスープを作ったり、ステーキソースベースにしたりしても良いですよ。


今日は花冷えで夜が寒くなったので、白湯スープを使ったお鍋♪
2018.03.30白湯スープ鍋2
煮込んでいる途中なのでアクが浮いていますが、丁寧に掬って塩コショウで軽く味付け。

お肉は皮付きのイノシシ肉、シイタケは自家製(埋もれて見えないけど)、お野菜は大規模家庭菜園をされているお隣さんからの差し入れ。
買ったのは厚揚げくらいでしょうか。


ズズズゥ~~~ッ!!
「プハァ、美味いっ♪」

〆はラーメンかチャンポン玉。
これも文句なしに美味い♪♪♪


ふぅ、身体が温まりました。


今日も自然の恵みに感謝です。



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緑の絨毯♪

さあ~って、猟期も終わったしほったらかしになっていた庭木の手入れでもしようかね。
滅多に手入れをしない庭木を眺め、重い腰を上げます。

築40年以上の中古住宅を購入したので、先人が植えた庭木は幹が太く手入れを怠るとすぐに鬱蒼とした雰囲気になります。

「さ、今日は田んぼに面した槇の木をバッサリ選定しよう!」
「え!?何? 何が始まるの!?」
と、不審げなカヤとモリ。
2018.03.27緑の絨毯1
(手前よりカヤさん、ふじさん、モリさん)

脚立を準備し、剪定鋏とノコギリでバサバサと枝葉を落としていきます。
2018.03.27緑の絨毯4
(脚立より向こう側が剪定終了エリア)

その様子を見て最初は落ちてくる枝にビビっていたモリとカヤでしたが、すぐに慣れフカフカの緑の絨毯の様になった葉っぱの上を喜んで走り回ります。
2018.03.27緑の絨毯3
(手前よりカヤさん、モリさん、ふじさん)

「体は大きくなったけれど、まだまだ子供だねぇ♪」

暖かな春の陽射しを受けワフワフと2頭で転げまわっている様を見て、ついついこちらも剪定作業の手を休めて微笑んで見入ってしまいます。
2018.03.27緑の絨毯2


「こっちに来て一緒に遊ぼう!!」
と言っているようなカヤの笑顔。
2018.03.27緑の絨毯5

いやぁ~、今日は作業を中止して一緒に遊んじゃおうかな~♪


何度も心折れそうになる私でした(笑)。



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君の名は…

今回来る子犬の名前はお袋に付けてもらうことになっていました。
2018.03.21独りぼっちのミック11

ジャンが死んで皆が悲しみましたが、一番悲しんだのはお袋でした。

猟犬を飼っていると感染症や不慮の事故などで急逝した犬も何頭かいました。
愛玩犬であれ猟犬であれ、犬は人間よりも寿命が短いし「哀しいけれど愛する飼い犬の最後を看取れるのはむしろ幸せなことだ」と我が家では体感していたことでした。

そんなお袋が「もう犬は飼わない」と言って、頑なに新しい家族を迎えることを拒絶していたのを見ることは辛い事でした。
だから今度迎える子犬の名前はお袋に付けてもらおうと思っていたのです。


「そろそろ子犬の名前決まった~?」
と何度か連絡したのですが、「何個か候補はあるけど決まっていない」とのこと。

「そっか、まあ顔を見ての雰囲気とかもあるよね」
2018.03.21独りぼっちのミック8

などと思いつつ子犬を迎えた当日。


「で、何て名前にするの?」
「ジミーよ♪」
「そ、そっか、お前はジミーか…(親父)」
「ジミー…(私)」

「ジミーってジミー大西とか地味という感じなんですけど…。なんか地味~な子に育っちゃいそう(心の声)」
固まる親父と私。

「さ、ジミーおいで」「ジミー、毛布気持ちいい?」などと一生懸命子犬に向かって話しかけるお袋。


ジャンと同じ「J」繋がりでお袋が必死に考えてくれた名前だと思うと無下に反対も出来ず、その日は用事があって帰宅の途に就く私。

「ジミー。ジミー…。どう見てもジミーっていう感じじゃないよな。
でもミックの名前を付けたのもお袋だし、その時はウチに来てくれてサンキューという意味って言っていたよな…。
ハッ!でもミック・ジャガーのミックよ♪なんて言っていた気もする。
ハッッ!!じゃあ、今度の子犬はジミー・ヘンドリックスのジミーなのか!?」
2018.03.21独りぼっちのミック7

しかしお袋がロックファンだったなんてことは全く知りませんし、いつもキッチンに立って口ずさんでいるのは山口百恵とかピンキー&キラーズなんていう懐メロです。

「それはないな…(汗)」


夜遅くなってメールで連絡。
「ジミーという名前はやめないか? 地味を連想させるし最後が伸ばす音だと山で呼びにくいよ」

「Jにこだわりがあるのだったらジャックでもジェイでもジョーでもジョジョでもいいよ」
「いや、特にJに拘りはないらしい」
「じゃあ、ロボとかレオとかどうだ?」
「レオは良いな」
「血統書に書く本名はレオナルド、呼び名はレオだとかっちょいいんじゃないか」

お袋も特に反対していないとのことで、半日でレオ(レオナルド)に改名(笑)♪
2018.03.21独りぼっちのミック6
よ、良かった…。とりあえず一安心(汗)。


よろしくね、レオ♪

これから鳥撃ち一緒に頑張ろうな!!



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独りぼっちのミック・・・。そして新しい家族

ブリタニースパニエルのジャンが死んで独りぼっちになってしまったミック(イングリッシュポインター)。

実は今年の猟期初めに猟に連れて行ってから、加齢により耳がすごく遠くなっているのが分かりほとんど山へは連れて行けませんでした。
足もちょっと悪くしてますし…。

もう13歳だし、しょうがないことかな。


「ミックは優しい性格でジャンとも仲良しだったから独りで淋しいだろう」と思い、猟期はふじを時々連れて行って遊ばせていました。
2018.03.21独りぼっちのミック1

するとですね、ピョンピョン跳び上がり吠えまくって喜ぶのですよ♪

「よく来たね♪よく来たね♪」
と言っているようで、その様子を見ているともうなんか愛おしくかわいいですね。

そして帰る時は酷く悲しむし…。



しかしまあ、ジャンが死んだからと言ってすぐに代わりの鳥猟犬が見つかるわけでもありません。

それに実家のお袋が「あんな哀しい思いをするならもう犬は飼わない」と言って、頑なに新しい鳥猟犬を飼うことを拒絶していたので、親父も私も何も言うことが出来ませんでした。

愛玩犬も含めてたくさんの犬を飼い、あの世へ旅立つのを見届けてきたお袋がそんな事を言うのは初めてでした。
「お袋も年を取ったな」とも思いましたが、表面的な感情だけで物を言っているのではないのが分かりましたので、尚更何も言えなかったのが事実です。


それでも時間が少しだけ傷を癒してくれたのでしょう。
2018.03.21独りぼっちのミック12
お袋も「犬がいないと寂しいわね」なんて言い始めたので、我が家に新しい家族がやって来ました。


関東生まれのブリタニースパニエル(♂)くん。
生後2か月。
(色々とご尽力いただきましたNさん、本当にありがとうございます)


ミックはちっこいお友達が来てくれたのが嬉しくて、「ヒューン、ヒューン」と情けない声を出して付いてまわっています。
2018.03.21独りぼっちのミック10
(毛布に噛み付いて振り回した瞬間なので、耳がウサギのようですね)

しかしすぐに慣れ、大きいのとちっこい2頭で並んで遊びまわっています♪
2018.03.21独りぼっちのミック3

2頭とも(特にミックが)とっても嬉しそう。


長旅にもかかわらず元気いっぱいに遊んでいたチビちゃんですが、少し経つとさすがに疲れが出たのでしょう。
2018.03.21独りぼっちのミック13
ミックと一緒に寝てしまいました。


まあ、色々な意味で良かった。

子犬の名前などは追々紹介していきますね。



子犬命名編へ続く(笑)。



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今年も無事に終猟2017

今年も無事に猟期が終了しました。

毎年なんらかの猟期終了の締めくくりを書いていますが、この記事を書ける時が一番ホッとします。


私にとっての最終前日はイノシシ4頭に恵まれ…、
2018.03.19終猟1

最終日は執念でかなりの距離を追跡したけれど、半矢の鹿に逃げられ申し訳ない気持ちになりました。
2018.03.19終猟2


今年の猟期を振り返ってみるとですね、正直な話これだけ楽しめない猟期は初めてでした。

それはやはりブリタニースパニエルのジャンが猟期前に死んでしまったことが大きく、大物猟であろうと鳥猟であろうと山へ行くと楽しそうに山を駆け回っていた生前のジャンの姿が思い起こされるからでした。



そんな事とは関係なくカヤとモリも大きくなっていくので、成長期の子犬たちのためにせっせと山へ行き、骨やお肉や鹿の胃袋などを持ち帰る日々でした。

たぶん成長期のモリやカヤが家でお肉や骨を待ってくれていなかったら、今年の出猟回数は極端に減っていたかもしれません。

これからも猟犬を飼っていく以上悲しい事は避けられないのでしょうが、仲間のハンターの皆さんやふじやモリやカヤの存在に救けられました。



そしてふじの子犬たちの成長が楽しみな猟期でもありました。
2018.03.19終猟3
(この子は早くもお山デビューしたふじの子供の一頭)


それは先輩方からいつもこんな話を聞いていたからです。

『昔ふじたちのお爺さん世代の若犬たちを訓練しようと、2県ほど離れた猪犬訓練所に皆で連れて行ったのよ。
その当時はそんなにたくさんイノシシがいなかったから、有害鳥獣駆除の罠で獲れたイノシシを都合よく若犬にあてることも難しかったしね。

「イノシシ見るのが初めての若犬かい? じゃあ怯えるといけないんで大人しいイノシシを出しましょう」
なんて訓練所の親父さんが言ってくれて出したのはいいけれど、怯えるどころか出すイノシシ出すイノシシどれもすぐに立てて(啼き止めて)ガブリ付いて半殺しにしちゃったのよ。

訓練所のおっちゃんがカンカンに怒ってなぁ。
「あんたたち、それのどこが初めてイノシシにあてる犬なんだ!? ウソついたな!!」

たくさんのイノシシ犬を見てきたおっちゃんに信じてもらえず、塩をまくようにして追い出された…。
こんな犬はどこにもおらんよ』



ふじの子が産まれ、次に繋げることが出来て本当に良かった。

もっとずっと後になって私や今の狩猟仲間たちが皆狩猟を辞めたとしても、ふじのお子様や子孫たちが次の世代の若いハンター達の良きパートナーとなって山を駆け回り、イノシシを追い出してくれるといいな。


そんなことを強く感じた猟期でした。



そして悲しいなりに一生懸命に山を駆け、多くの獲物に恵まれました。
今年もたくさんの命に感謝です。


まあこうやって色々な事があるけれど、ハンターって山を駆けるのが習性なんでしょうね(笑)。



さあ、今からはモリとカヤの訓練頑張ろうっと♪



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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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