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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

今年初めての鳥撃ち

狩猟ブログなので、狩猟の記事もボチボチとアップしますね。



雨が降り、今年初めての鳥撃ちに行って来ました。

ブリタニースパニエルのジャンが死んでイングリッシュポインターのミックだけになってしまったのだけど、ミックも高齢で少し足の調子が悪いので、犬も連れずに親父と二人だけでの猟行。

「ま、キジは無理だけど鴨くらいは獲れるでしょう」


天候や時間を読み、朝一で鹿を発見して小さめの鹿をゲット。
2017.11.30鳥撃ち1

山中の谷川で冷やし、ザッと大きな部位解体を施して残滓を埋設処理。


その後池を周り、ボチボチと鴨をゲット。
2017.11.30鳥撃ち2


だけど何て言うかこれが面白くないんです。

今までだったらジャンやミックがラウンドして池の向こう側からこちら側に追い出してくれていたのですが、2人のどちらかが勢子役になって追い出す必要があります。

撃っても2頭の猟犬が池や川の中でも山やブッシュに落ちても半矢の獲物でもほぼ100%回収してくれるので、撃てる状況だったら躊躇なく撃っていたのですが、かなり考えながら撃つ必要がありました。

「あ、この位置で撃ったら川に流されて回収できないな」
「ちょっと遠いから半矢になる確率が高い」
なんて思うと思い切って引き金が弾けませんでした。

しかも鴨を池に落とすと一旦車に戻って釣り竿を出しての回収。

「つ、つまらん・・・」


大物猟の合間に猟犬なしで鳥撃ちをすることはあったのですが、思えば狩猟を始めて猟犬を連れずに山へ行ったのはほぼ初めてです。

キジを捜索してのポイント、撃ち落とした獲物を回収する様、大物猟では獲物を発見しての起こし鳴きから追い立てる追い鳴き、獲物を鳴き止める様子。
鳥撃ちでも大物猟でも、私の狩猟スタイルは猟犬と共に成り立つものばかりでした。

そして猟犬の働きや難しい仕事をこなした後の誇らしげな顔。
そんなことが私にとっての狩猟の楽しみの一つになっていたのだと感じさせられました。


「山へ肉を拾いに行っているような猟だなぁ…」
ボソッと呟く親父。


結局この日は、親父と二人で鹿1頭と真鴨2羽、カルガモ3羽獲って2時くらいで早上がり。
まだまだ獲れそうでしたが、猟欲の深い親子共にやる気がなくなった感じです。


鳥猟については狩猟スタイルのアジャストに少し時間がかかりそうですね。


今日も自然の恵みに感謝です。


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整骨院破り!

リンとジャンが立て続けに死に、凹んでしまってブログ更新が出来ずにすみません。

それでも毎週山には行っています。
たくさん書きたいことも溜まっているのですが、ちょっと気力の方が弱っている感じですね。
猟の事を書くのは少し辛いこともあるので、周辺記事をボチボチアップしたいと思います。

2017.11.26整骨院殺し1
だいぶん大きくなったカヤ(左)とモリ(右)。
特に今回の記事に関係はありません(笑)。


実は少し前から整骨院に通っています。
日頃はパソコンを使ったデスクワークが多くて、眼精疲労からくる肩こりや頭痛に悩まされていたからです。

で、猟期が始まったある日、行きつけの整骨院を訪れて診てもらうと驚かれました。
「いったい何をされたんですか!?筋肉がパンパンに張っている上に熱を帯びています」
「あ~、山から大きなイノシシを運び出したんですよ。降ろすだけじゃなく谷や倒木を超えて引き出す時はかなり力が必要なんです…」
「結構酷い状態なので、出来るだけ通ってください」
とのこと。


それで少し早く仕事を切り上げて整骨院に通っていますが、驚かれることがしばしば。
「自分でも筋肉が張っていることが分かりますがどうですか?」
「正直筋肉が張り過ぎて指が入りません。私の指が折れるか心が折れるかどちらが先かって感じです(笑)」
「そんなに…。でももう少し強く揉んでいただいても大丈夫です」

フーフー言いながら施術を行っている先生からの提案。
「手技療法なので手を使うことが原則なのですが、私の心が折れました。肘を使ってもいいですか?」
「あ、お願いします」

で、強張った背筋や筋を揉んでもらうとかなり楽になります。

「特別料金支払いましょうか?」
「いやいや、それは大丈夫です。ただ、じゃんさんの筋肉は鎧のように厚いので難敵です。患者さんがそんな方ばかりだと整骨院を畳むことを考えます」

「毎年猟期の終わりには帯状疱疹になるのですが、関係ありますか?」
「これだけ強張って血流が悪くなると様々な症状が出ても不思議ではありませんね」


そんな感じで出来るだけ時間の取れる時は整骨院に通うようにしています。
おかげでずいぶん楽になりました。

年齢的なものもあるし、少しは体を労わりたいと思います。


今後ともよろしくお願いします♪


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トライプ

お食事中の皆様、申し訳ございません。
ちょっとアレな画像をアップしています。



これは鹿の胃袋。
2017.11.16トライプ1
トライプ(反芻動物の胃袋の総称)というのだそうです。

「食事として与えると犬の健康維持にとっても良い。子犬の成長期だと尚更」
と友達に教えてもらっていたのですが躊躇していました。

なぜなら昔食べたことがあって、その時の強烈な青臭さが思い起こされるからです。
どんなに塩で揉んだり、茹でて表面を削いだりしても青臭さは消えずギブアップ。

「でも牛の胃袋はハチノスとかギアラとかセンマイとして出回っているけどなぁ」
と思って調べてみると、漂白剤に近い食品添加物で処理しているようです。


それ以来手を付けたことはなかったのですが、子犬の体調管理に抜群の効果があると知り、ふじを飼い始めた時から与えています。

そして今はカヤとモリが成長盛りなので今猟期もせっせと持ち帰って与えています。


処理方法としては鹿の胃袋を切り裂き、ザっと内容物を出します。
内容物がビタミンなどの補給になるので、洗ったりせず軽く落とすだけ。

鹿の胃袋の中身は青草なので、天然の青汁と言った感じでしょうか。


これは親父に処理を頼んで洗い過ぎたもの。(きっと臭かったのだと思います)
2017.11.16トライプ2
食べやすい大きさにカットして与えます。

切ったところの写真ですが、ホルモン系好きには普通に美味しそうですね♪


だけどこれが相当にくさいんですよ(笑)。
本当に鼻摘まんで口で息しながらの作業になります。

で、これをカヤとモリに与えてみます。
2017.11.16トライプ3

我先にと争って超ガッツリ食い付きます!
犬って鼻が良いはずなのに、その食い付き具合にちょっと驚くほどです。

「そっかあ、狼でもライオンでも肉食獣は腸(はらわた)から食べるもんな。嗜好性の違いから犬にとっては大ご馳走なんだろうね」
だけど食べたばっかりの口でオレの口を舐めるのは臭いんで止めてね(笑)。


内容物の匂いを嗅いだ、元歯科衛生士の人に言わせると
「歯周病患者の患者さんの中には歯茎に膿が溜まっていることがあって、それが破れて出てくるとこんな匂いがする」
とのこと。

そうなんですね・・・。
くさいはずだ。。。


今日も自然の恵みに感謝です。



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カヤとモリ 3ヵ月

産まれて3ヵ月を迎えた現在のカヤ(右)とモリ(真中)。
2017.11.14モリとカヤ4
眉間のシワがチャームポイントです♪

左はお母さん犬のふじ。
お産から授乳期は食べても食べてもかなりゲッソリとやつれていましたが、ようやく元に戻った感じで子犬たちと遊んでやっています。


リンとジャンが立て続けに亡くなってかなり凹んでいましたが、子犬たちの世話をするためになんだかんだと体を動かす必要があるのは助かっています。
2017.11.14モリとカヤ5
右がモリ、真中がカヤ。

何より無邪気にジャレ付いてくる子犬たちと遊ぶと癒されますしね。


ふじがお産に使った犬部屋はそのまま自由に出入りできるようになっていて、毎日庭と部屋の中を走り回っています。
2017.11.14モリとカヤ3

これはオヤツのイノシシ骨か鹿骨を齧っているところ。
右はふじ。左がカヤ。(モリは別の場所で齧っている)

こんな写真を見ると「親子だなぁ」と思ってしまいます(笑)。


この日は3ヵ月を過ぎたので2回目のワクチン接種のため獣医さんへ。
2017.11.14カヤとモリ1
(ピンボケでスミマセン)

1回目の時と違い、知恵が付いてきてちょっとビビっています。

あっと言う間に体重も10kgを超えました。
そろそろ中型犬用の首輪が必要になってきたね。


カヤ、モリ、ふじと一緒にのんびり頑張ろうな。


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さよなら、ジャン

ブリタニースパニエルのジャンが死にました。
2017.11.07さよなら、ジャン2

少し前から心臓弁膜症を発病し、治療を続けていたのですが力尽きました。
心臓弁膜症は心臓の弁がうまく働かなくなり、血液の循環と酸素の供給に支障が出る病気です。



ジャンは東京で産まれ、岡山県を経由してご縁があって実家にやってきました。

可愛かったですね。
2017.11.07さよなら、ジャン3

私のブログのハンドルネーム「じゃん」はジャンからもらいました。


何度かブログにも書きましたが、ジャンは「太陽のような輝き」を持った犬でした。

明るく人間好きで陽気な性格。
そしてとても頭が良い犬でした。


狩猟デビューが私と同じ猟期で、新米猟師と新米猟犬で二人して失敗ばかりしていました。
しかし生き生きと山を駆け回るジャンを見るのが嬉しくて、雨が降っても雪が降っても大物猟が中止になると鳥撃ちに出かけました。

ジャンの猟犬としての素質が開花するのに合わせて、私も鳥撃ちのことが少しずつ分かってきました。

ジャンから教えてもらった事は多かったですね。


まだ8歳。
時間って残酷だ・・・。
ずっと一緒に猟が出来ると思っていたよ。

生き物を飼っている以上は仕方がないこととは言え、残念でなりません。



そんなに早く逝ってしまわなくてもいいのになぁ。


今頃は天国を走り回っていることでしょう。


さよなら、ジャン。



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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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