「本格的に暑くなってきたから海水浴客も多いだろう・・・。早めに潜りに行くか」
というわけで朝8時過ぎに海へ!

「うん、波もないし澄んでいる。絶好の潜り日和だ」
水着のお姉さんから白い目で見られながらジャブジャブと海に入ります。
「うう、そりゃそうだろうなぁ。オレだってこんな海水浴の人の側を、魚突き用のホコを持った人間が通って海に入って行くと不審な目で見ると思いますよ・・・」
沖に出るとなかなかの透明度。
「うん、良いコンディション♪」
ボチボチと魚を突きながら海流に乗って移動。
いつも大きな魚がいる穴を覗くとチラリと大きな魚影。
「お!チヌだな」
チラリチラリと瞬間しか見えませんが、なんとかゲット!
別の場所では久しぶりの石鯛ゲット♪

チヌが43センチ、石鯛が35センチでした。
「ああそうだ、潜れる時にホシノさん用にタンパク質もしっかり確保しておかないと」
と思い、普段はあまり突かないバリなんかも捕獲。
バリは調理法次第ではとても美味しい魚なんですが、毒を持った背ビレを持っているので危険を回避するために普段はあまり積極的には突きません。
「さあ、それなりに獲物も獲れたしそろそろ上がろうかね」
と思っていたら、水底で何かが動いたような気がして確認のために潜水。
岩棚の下を覗いてギョッとします!
大きなアラ(クエ)!!
一旦水面に浮上し息を整えます。
「少なく見積もっても50センチはあったぞ。よし、今日はあのアラをゲットして有終の美だ!」
再度潜水。
先ほどの岩棚を覗くと、まだ同じ場所にいます。
ドキドキドキドキ・・・。「これだけ大きな獲物だから首の付け根をよく狙って・・・。頭蓋と脊椎の接合部に矛先を入れる感じで・・・」
と思った瞬間にはじけ跳ぶように反転するアラ。
瞬時に岩の奥に隠れてしまいました。
「失敗した!欲を出して狙い過ぎてしまった。魚突きでも射撃でも何も考えずに反射的に撃った方が当たると分かっていても、久しぶりに見たアラに対して平静じゃいられなかった」
何度か潜行を繰り返し、しばらくアラが逃げ込んだ穴の中を凝視しますが、当然ながら隠れてしまって気配なし。
もうこうなるとどうしようもありません。
完敗!!
結果自体は大漁♪

海水浴の家族連れの皆さんの間を魚をぶら下げながら上がってきました(笑)。
「うおっ!スゲっ!!」
なんて言われながら・・・。
しかし大物を逃がしたので本人は忸怩たる気持ち。
「ああ、あの大きなアラが獲れていたらなあ・・・」
ガックシ(涙)。
今日も自然の恵みに感謝です。
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