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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

今年一年をふり返って2015

早いもので今年ももう終わりですね。
2015.12.31年末2

拙いブログですが、今年も多くの皆様に訪問やコメントをいただき誠にありがとうございます。
また、今年も狩猟を通じて様々な方とのご縁があり、世代を超えた沢山の友人が出来たことを嬉しく思います。

毎年大晦日のこの日に一年間の事を思いかえして文字に残していると、自分で読み返した時に「ああ、あの年はこんなことがあったなぁ」なんてしみじみと思ったりもします。
日記も三日坊主でロクに続かない人間だったんですけどね(笑)。

今年をふり返ると「感謝」という言葉しか出てきません。

今年、色々な理由で3ヶ月ほどブログをお休みしていた期間があったのですが、多くの皆様から心配や励ましのメールやコメントをいただきました。
中には「事故か病気でアイツは死んでいるんじゃないか?」と電話を掛けて来てくださった方もおられました。

皆さん、心配かけてごめんなさい。
そして本当にありがとうございます。

正直な話、「もともと気まぐれで始めたブログだし、このままやめてしまおう」と思いました。
しかしたくさんの皆様から心のこもったメッセージをいただき復活することが出来ました。

「勇気をもらう」ってこういう事なんだな、と涙が出ました。
重ね重ねありがとうございます。


狩猟に関して言えば、昨年デビューしたふじも随分と猟犬としてレベルアップしてきたように感じます。
2015.12.31年末1
(この写真を前親方から引き伸ばしてパネルにしていただいた)
私も初心者勢子として新たな気持ちで勉強中ですが、ふじに負けないように精進したいと思います。


最後になりましたが、来年が皆様にとって病気や事故や怪我がなく、豊猟・豊漁・豊作・商売繁盛の良い一年ですように。


狩猟の魅力まるわかりフォーラムHP
↑会場でパネル展示していただいています。

今年も一年お付合いくださいまして本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。
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鹿発見!

今期2回目の鳥撃ちに行った時のこと。

夕方になり薄暗くなった山道を通っていると、道路上に何やら動くものを発見!
2015.12.26鹿発見2
(この道にいた)

細長い手足。
黒っぽい体色。
「ん!?大きめのハウンド系の猟犬? じゃないな、子鹿じゃん!!」

急いで車を停めカメラを取り出しますが、山の中に逃げ込まれました。
2015.12.26鹿発見1
フラッシュ撮影してもジッとして逃げる様子はありません。

「日没まであと30分あるから撃とうと思ったら撃てるけど、今から運び出して解体することを考えたらそんな気にもならないな・・・」
という訳で写真撮影して終了。

「良かったな!オレ達があまり猟欲の強いハンターじゃなくて(←大ウソ)」
疲れていたのでそんな言い訳をします(笑)。


しかし最近の鹿の極端な増加は目を見張るものがあります。
場所によっては地区の広大な田畑が全てフェンスで囲まれていて、まるで人が檻の中で暮らしているようですし、フェンスの手入れも大変みたいですね。

これは手入れが出来ずに鹿除けフェンスに蔦が絡みついたもの。
2015.12.26鹿発見4
一年前はきれいなものでしたが、今ではこの有り様。
あと2~3年もすれば蔦の重みでフェンスが倒れてしまいそう・・・

しょうがないので、農家の方がその外側に漁網を張っています。
2015.12.26鹿発見3
もうこうなると何が何だか分からなくなりそうです。

「余計な仕事が増えて管理できないのが現状だけど、鹿をおびき寄せることになるから自分の田畑だけフェンスをしないわけにもいかないんだよね。
それでも山の中の鹿が減るわけじゃないから全く根本的な解決にはならないんだけど・・・」
以前、農家の方と話した時の事が思い出されます。

こちらは単純に「鹿除けフェンスが邪魔でキジが攻めにくくなるなぁ」くらいの気持ちなんですけど、農家の方はそうも言っていられない程深刻な状態のようです。


次回からはなるべく撃つようにしよう。
(でもあてる自信はない)


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頑張って回収してくれました♪

メンバーの皆さんの都合が合わず大物猟がお休みになったので、今猟期2回目の鳥撃ちに行って来ました。

仕事も忙しく体も疲れていたので、太陽が昇り切った頃にノロノロと起床。
「うう、ここんとこ忙しくて疲労蓄積感たっぷりだ・・・。ゆっくりと寝ていたいけれど猟期は短いから半日でも出猟したい」
久しぶりに鳥撃ちに行くので必要な装備を整え、親父と合流したりしていると猟場に着いたのは昼近くになっていました。

「まあ、今日は獲れても獲れなくても構わないから犬の散歩程度にのんびりとやろうぜ。たまにはこんな猟もいいよ」
なんてことを親父と話しながらも、最初の池で大きな鴨の群れと遭遇。

池の土手に身を伏せ、少しだけ頭を出して水面を覗くと20羽以上の鴨がいます。
異変に気付き何羽かが池の向こう側へと飛び立ちます。
「ジッと我慢だ・・・。あれだけいたら必ずこちら側にも飛んでくる」

更に何羽かが反対側へと飛び立った後、私と親父が待ち受ける土手側へ向かって来る姿が見えます。
「よ~し、ギリギリまで引き付けろ・・・」
音を立てないように静かに安全装置解除。そして一斉射撃!

落ちて行く鴨の数と方向を確認しながら、空になった銃に何度か弾を込め続けます。
2015.12.24鳥撃ち1
イングリッシュポインターのミックとブリタニースパニエルのジャンが回収に走り回ってくれ、真鴨4羽ゲット!

「獲れても獲れなくても良いなんて言いながらも、やっぱ獲れた方が良いよね♪」
最初のポイントで獲物に恵まれ「ホッ」。


最初程の大きな群れには出会いませんが、その後も少しずつ鴨のカウントを伸ばします。

これは川に落とした真鴨(♀)をブリタニースパニエルのジャンが回収しているところ。
2015.12.24鳥撃ち2
写真では分かりにくいのですが、川下に流された鴨の浮かんでいる場所までは40メートル以上あります。

「さて、どうやって帰って来るかな?」と見ていると、鴨を咥えたジャンは流れの緩やかな反対岸の側を泳いで真っ直ぐに川上に向かいます。
(画面の右側が川上)
2015.12.24鳥撃ち3

それから岩場に上陸し、少し上流へ走ってから再度入水!
2015.12.24鳥撃ち4

流れの強い川の中央部分を流されながら、上手く私たちがいる場所へと辿り着きました♪
2015.12.24鳥撃ち5
頑張った!頑張った!!

結局この日は2人で真鴨6羽とホシハジロ2羽の猟果に恵まれました。
半日で上出来ですね。

実際にキミ達がいなかったら、流されたり藪の中で行方不明になったりで半分も獲物を得られていなかっただろうねぇ。
釣竿を使ったりで回収に時間もかかるし、手返し良くたくさんの場所を回れたからチャンスにも恵まれたしね。


ジャンとミックが頑張ってくれたおかげで、クリスマスディナーに鴨をいただくことが出来ました♪
2015.12.24鳥撃ち6
美味かった!!

今日も自然の恵みに感謝です。


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猪肉は皮付きで!と思っていたけど・・・

私の所属する猟隊では、イノシシはお湯をかけ毛抜き処理をします。
この処理方法だと皮も美味しくいただけます。
2015.12.22皮付き肉2
(これは90kgのオスイノシシ)

煮物にすると皮が柔らかくプルプルとした食感になって美味しいんですよ♪

しかし煮物にするだけでなく、焼いてもコリコリとしてイケます。
(大きなオス以外。大きな個体は硬すぎて焼くと噛めません)

これは40kgほどの皮付きイノシシ肉をスライスして作ったパスタ。
2015.12.22皮付き肉1

昔から食べ慣れているので「皮は美味しい♪」という感覚があるのでしょうが、一般の方はそうではないようです。

実は先日、良く脂の乗った60kgほどの極上のメスイノシシが獲れたので、知り合いの方にお裾分けしました。
ちなみにその方にお裾分けするのは今回初めて。
(私は初めて野生鳥獣を食べる方には、特に品質の良い物を選んで差し上げるようにしています)

「ありがとう♪」と言って喜んでいただけましたが、夕刻に調理中の奥様から電話がかかってきました。
「グニャグニャしている部分があるのですが、これは何ですか?内臓みたいな感じだけど食べられます?」
「え!?背ロースとバラ肉だったから内臓なんて付いているはずないんだけど・・・。大体内臓は解体の時に分けてしまうし」
と思いながらもはっきりとは分からず、
「内臓は無いはずですが、もしかしたらリンパ腺なんかを取り除き忘れたのかもしれませんので取り外してください」
と伝えます。

「きれいに精肉したお肉の塊しか入れてなかったはずなんだけどなぁ」
と訝しげに思いながらも、自分が調理する時に「あっ!」と思います。
「もしかして皮の事なんじゃないだろうか?」

通常のスーパーなどではスライス肉ばかりで塊肉ですら珍しい状態ですし、ましてや皮付き肉なんて見たこともありません。
年配のご夫婦だったから「皮付き肉くらい見たことあるだろう」と思い何も考えずに渡したけれど、皮を見て「グニャグニャした内臓みたいなもの」と思ったのか・・・。
それに歯が悪かったら硬くて食べられたものじゃないし・・・。

後日お会いしても「先日はありがとう」と言っていただけただけで、「美味しかったよ」とは言ってもらえませんでした。
う~ん、皮が硬かったんですね。
私がしっかりと伝えていなくてスミマセン。

いや、何事も自分だけの目線でしか物事を見れないという事はダメだという事を実感できました。

また一つ勉強になりました。


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鷹匠さんが同行!でもグダグダ~っと苦戦しました!!

今日は隣県から鷹匠のそらたかさんがwebマガジンの取材のため同行させてほしいとのこと。
動物と関わっている人の取材という事で、「猟師と猟犬」がテーマ。
そらたかさんのHPはこちら。


2015.12.18そらたか1
(そらたかさん撮影)
朝6時の出発時刻に合わせてそらたかさんに自宅までお越しいただき、私の車に同乗します。

猟場に到着し(なんちゃって)見切りの説明をする私。
2015.12.18そらたか4
(そらたかさん撮影)
「見切りで巻狩りが成功するかどうかが決まるんですよ」
なんて適当な事を言っています。

1ラウンド目は私にとっては勢子として初めての山、そしてメンバーの皆さんも久しぶりの山を攻めます。
今日の勢子役は勢子長と私の二人。
2015.12.18そらたか6
「おお、寝屋に良い感じのシダが繁っているね」

すぐにイノシシが出て、そして想定していた方向とは全く異なる方向へ逃げられます。
それも田んぼや道路などの通常走らない場所ばかりを走られました。
2015.12.18そらたか7
(これはイノシシの寝屋跡)

「一体なぜ?」
と思い、けもの道を進むと謎が判明。
私たちがイノシシを追い立てた寝屋と射手の皆さんが待ち受ける間の山中で樹が伐採されていたのです。
けもの道が寸断されていたので、通常は走らない場所を通って逃げられました。
「狙いはバッチリだったけど、久しぶりの場所だからこれは想定外だったなぁ」


続く2ラウンド目。
ここは親子連れのイノシシと鹿が数頭入っている感じ。

ふじを放つとすぐに獲物を見つけて鳴き声。
「こっちに来る・・・」
すぐに薬室に弾を送り込み、銃を構え獲物の出現に備えます。

密集した竹林の中から大きな角のオス鹿出現!
距離15メートル。
「ふっふっふ、オレはこんな時に運が強い男なんだ。もらった・・・」
全速で走ってくる鹿に狙いを付けて引き金を絞ります。

ガチッ!!
「あ、いかん。欲張りすぎて安全装置を解除し忘れた」

ギャンギャンギャン(私が頑張って追い出したのにバカバカバカ~)ッ!!
けたたましい追い鳴きを上げながら後を追うふじ。
横を通り過ぎる時にチラリと横目で見られました(笑)。
いや、すまんすまん。


その後も何頭か鹿が出現したのですが、待ちにはかからず逃げられました。
「うう、ダメか。こんな日に限ってボウズ濃厚・・・」
諦めムードが漂い始めトボトボと山を歩いていると、20メートルほどの場所からいきなり60kgほどのイノシシ出現!!
慌てて銃を構えますが、今度は薬室に弾を装填する暇もありませんでした。

その少し後を勢子長のワンコが追って行きました。
「へっ、せっかく苦労して追い出したのにヘボ勢子め!」
横を通り過ぎる時にチラリと横目で見られました(笑)。

誰もが諦め始めた頃、2発の銃声!
前親方が鹿を倒したとのこと。
2015.12.18そらたか2
(そらたかさん撮影)
しかもその待ち場にそらたかさんも密着していて、運良く発砲の瞬間を撮影!

2015.12.18そらたか3
(そらたかさん撮影)
ふじと勢子長のワンコが執念深く追いかけていたようです。

「ふぅ、よかった。取材に来てもらってボウズなのと一頭でも獲れるのとはかなり違うもんな」
2015.12.18そらたか5
この日は罠で獲れたアナグマのお肉で山の神様祭り。
反省点は多々ありましたが(主に私)、なんとか獲物に恵まれて良かった。ホントに良かった・・・。

そらたかさん、長時間に渡る取材お疲れ様でした!

そして良い写真をありがとうございます。
前親方がお亡くなりの際にはこの写真を遺影にして「いつも背中で男を語ってくれる人だった」と皆で泣こう!とか勝手な事を言っていたけど・・・(笑)。


今日も自然の恵みに感謝です。


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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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