※今回の記事はSFTSに関して私の憶測など一部不確かな情報も記載しています。ご了承ください。
正確な情報が必要な方は近隣の保健所や医療機関などにお問い合わせください。「子イノシシが2頭箱罠にかかったんです。いりません?」
近くに住む友人の若手ハンターからの連絡。
「お!ちょうどお肉やワンコ用の骨が無くなっていたんだよね。ください!!」
「わかりました、腹だけ抜いて水に浸けておきますね」
「サンキュー!手間かけるね♪」
まだ気温が高いので、迅速に内臓だけでも処理をしないとすぐに腸内にガスが溜まり、腹腔に匂いが移って食べられなくなるのです。
さあ、(いつも適当だけど)仕事は早めに切り上げてイノシシもらいに行こうかね~。
などと目論んでいると再び携帯に電話。
今度はいつもお世話になっている銃砲店から。
「今年はダニに咬まれたことが原因で惹き起こされる感染症のSFTS(重症熱性血小板減少症候群)が頻発しているみたいだから注意喚起をしたいんだ。
ブログのダニの写真使わせてもらっていい?」
「はい、問題ないですよ」
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の詳細については
こちら(厚生労働省HP)。ここで少し考えます。
「まだ気温が高いからイノシシはダニだらけだろうな。今日は車に常備しているブルーシートを降ろしているし、荷台がダニだらけになっても困るな・・・」
ということで帰宅時にホームセンターに寄り、ダニ除けの大きなビニール袋を購入。
友人宅に着くと相当数の子イノシシを相手に格闘している姿。
「あの後、別の箱罠に3頭、更に別の箱罠に5頭も子イノシシが掛っていたんです」
「え!?じゃあ全部で10頭も獲れたの?」「はい、もう泣きそうです・・・」
という訳で人助けと思って3頭をビニール袋に入れてお持ち帰り。

帰宅してちょっとビニール袋やイノシシを見てみますが、やはり結構な数のダニが付着しています。

ソフトな所のみ掲載(笑)。

さんざん山の中に入り自分の体にダニが付いていることもよくある事なので「今更」という気にもなりますが、SFTSが近隣で流行の兆しを見せつつあるという事なので少し注意しながら捌きます。
石油バーナーで毛を焼き払うという手もありますが、私は殺虫と毛抜きをするために75℃くらいのお湯に浸けます。

ダニを入れていたビニール袋もお湯で処理(かなり付着しています)。
捌き終わった後は流しや周囲もお湯をかけてダニを殺します。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)なんていうはっきりした病名が付けられ、医師も「そういう病気があるんだ」と認識したことで診断患者数が増えているのだと考えますが、そういった病がある事は猟師の間では割と古くから知られていた気がします。

聞けば重篤な症状になっているのはご高齢の農家の方が多いとの事。
おそらく山歩きが出来る猟師は体力があるから、噛まれても重篤な症状になりにくいのではないでしょうか。
それに
ご高齢の農家の田畑の周りは、手が回らず藪が茂っているからダニに噛まれる機会も増えるんだろうなぁ。
周囲の草刈りをするだけでもだいぶん違うと思うのだけれど・・・。
もうすぐ猟期が始まるけれど、猟期始めは気温も高いしダニの活性も活発でしょう。
ダニ対策をしっかりして山に入ろうっと。
まあ、ズボンの裾を足袋に入れたり、肌の露出を出来るだけ少なくするくらいで完全な方法なんて無いんですけどね。
犬には
フロントラインなんていう良いダニ忌避薬があるのだけれど、この分じゃ人間用のフロントラインが発明される日もそんなに遠くなさそうだ・・・。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)、ハンターや山登りや農作業等をされる方は気を付けてくださいね!!
狩猟の魅力まるわかりフォーラムHP↑会場でパネル展示していただいています。
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