休日はいつもより1時間早い5時起き。
狩猟に行くためです。
目覚まし時計が鳴り響くとともに
「まったく…、休みの度に平日より早起きしてキツイ思いして山に行くって単純にバカだろ…」
と、毎回自分に悪態をつきながら布団から起き出して山へ行く準備をします。
だけどこの日は雨。
目を覚ますとジョボジョボという激しい雨音が耳に入ります。
「この分じゃ大物猟は休みだな。隣県まで鳥撃ちに行くとしても、小雨になるのを待たないと雨脚が強すぎる」
と二度寝(笑)。
それからモゾモゾと起き出して狩猟に行く準備をします。
でもやっぱり久しぶりの鳥撃ちは楽しみだね♪
鴨もキジも美味しいし、クリスマス用のメインディッシュに鳥が欲しかったから恵みの雨だ。
いやぁ~、ホントに鳥撃ち楽しみ♪
少しソワソワしながら実家の親父と合流します。
もちろんイングリッシュポインターのミックとブリタニースパニエルのジャンとも一緒。

昼から晴れるという予報だったけれど、まだ結構雨が降っているね。

濡れたブッシュの中にはキジはいないし(田んぼにはよく出ているけど)、こりゃ今日も鴨撃ち中心になりそう。
昼近くになって猟場に着いたので、効率重視で池を回ります。

最近は池に落とした獲物は寒さに強いジャン、藪に落ちた獲物は粘り強く探すミックと言う風に役割分担が出来ていますね。
氷が張っているような冷たい水をものともせず回収してくれるジャン。

こんな姿を見ると、なんかもう胸が熱くなりますね。
なんか良いよね、鳥撃ち♪
最近は大物猟をする人ばかりで、鳥撃ちをするハンターが本当に少くなったけれど、鳥撃ちには鳥撃ちの面白さと奥の深さがあります。
そんな感じで猟場を移動していたら、道路脇にチラリと鹿発見!
「今のは確かに鹿だった!今日は鳥撃ちに専念したいから撃たないけれど、ブログ用に写真を撮りたいからちょっと引き返そう。
撃ったら解体も大変だし撃たないからな!」
写真撮影のために親父と運転を変わってもらいパチリ。

年若いメス鹿ですね。
間近で写真をバシバシ撮ってものんびりと餌を食べています。
「ここは猟区だからハンターに見つかったら撃たれちゃうぞ~。まぁオレ達は今日は鳥撃ちだから撃たないけどね」
あまりに接近するとさすがに逃げます。

この距離3メートル。
逃げ込んだ山を見ると結構な数。

「少なくとも6頭はいるな。おお、結構大きな個体もいるじゃないか!
まぁ、今日の所は見逃してやるよ。なんたって今日は鳥撃ちに来たんだからな」
と写真を撮っていると車のドアの開く音。
親父が銃を持ってガシガシと山道を登っています。
「おいっ!今日は鳥撃ちだから撃たないって言っただろっ!!」と思っていたら銃カバーを外して弾を装填し
ドカッ!即倒…。

「いや、あまりにも逃げないからな…。正月に孫が遊びに来るから鹿ジャーキーを作ろうと思って材料が欲しかったんだよね」
鹿だったら巻狩りの時にたくさん獲れるから今日は鳥撃ちに専念したかったんだけど…。
まぁ、獲ったからには美味しくいただかないとね。
近くの水場で解体し、残滓を処理して1時間ちょっとのロス。
整備された解体場でもないので、しゃがみ込んでの解体は腰が痛くなります。
解体しながら親父と話をします。
「あの場所は猟区(狩猟が出来る場所)だったよな…。あんなに人間を警戒しないってことは誰も獲る人間がいないんだな」
「ああ、山奥のこんな場所では人間にも滅多に会わないんだろう。だからちょっとハンターとしての必要性も感じて撃った」
「…」
結局獲った鴨は3羽。

上出来かぁ♪
今日も自然の恵みに感謝です。
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