ドキドキドキドキ…。車を運転しながらガラにもなく緊張している私。
向かう先はとある山の中。
30分ほど前に「小さめのイノシシが箱罠にかかったんだ」との連絡を受け、シシ犬の卵であるふーちゃんと共に現地に向かっていたのです。
一概にそうだとは言えないのかもしれませんが、「初めてのイノシシとの遭遇の時に芳しい反応をしない犬は猟犬として向いていない」と何人もの先輩ハンターから聞いていたので、「我が家のふーちゃんは大丈夫だろうか?」という思いからです。
現地に到着。

30kg弱のイノシシですね。
うん、丁度良い大きさだ。
ふーちゃん、初めてのイノシシとのコンタクト。

脈々と受け継がれるシシ犬としての本能か、おっかなびっくりながらも戦闘態勢で近付きます。

そして激しい立て吠え!

「よし、上出来!」
イノシシを見ても何の反応も示さない犬もいるし、系統として鳴き声の出ない犬も多いからです。
それからイノシシの動きに合わせて、常に2~3メートルの間隔を保って円を描くようにラウンド。

「おお、満点だ!!」
イノシシに近付きすぎて捲られて(突進されて)ケガをしてほしくはないし、遥か遠くから吠えてもイノシシに逃げられるだけだから、ある意味私が「こんな猟芸の犬が欲しいな」と思っていた理想の形でした。
そして猟犬が持つ猟芸は人間が教え込んで中々出来るものではないからです。
ポテポテとした子犬の時から我が家に来てウンチとオシッコに塗れながらも寝食を共にし、いつも一緒にいたふーちゃんの逞しく育った姿を見てかなり感動…。
帰宅してからも猟犬の卵とその飼い主であるへなちょこハンターの興奮は冷めやる事がなく
「今日大きなケダモノに遭ったんだよ。怖かったけど頑張ったの♪」
「うん、見てた見てた!頑張った頑張った!!」
とでも会話をするように、何度も何度もゴロゴロと転げ回ったのでした(笑)。
本格的な訓練はこれからですが、今年の猟期がとても楽しみです。
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