今回の記事に非狩猟鳥獣のフクロウの写真が出てきますが、車に撥ねられて死んでいたものであることをお断りしておきます。大物猟に行って作戦会議をするために集合すると珍しいものが。

最近ではすっかり珍しくなった非狩猟鳥獣のフクロウです。
「まだ薄暗い山中の道路で車に撥ねられて死んでいたから拾ってきた。博物館に勤めている知り合いが欲しがっていたから寄贈する」
とのこと。
ワシ、タカやフクロウなどの猛禽類は生息数が少ないために全面的に狩猟禁止となっています。
だから野生鳥獣の生態に詳しいハンターでも手に取って観察出来る機会はほとんどありません。
巻狩りの最中に山の中で待っていると、時々頭上を飛ぶフクロウを目にすることはあるんですけどね。
フクロウの風切羽根は鳥類の中でも特殊な構造になっていて、相当に大きな翼であるにもに関わらず、獲物に気付かれないように飛ぶ時に全く羽音がしません。
山中でジッと息を殺して待っている時にいきなり大きなシルエットが頭上を覆い、陰になるとかなりビックリします(笑)。
大きな目や嘴、顔の形や羽毛、美しい模様…、どれも初めてじっくりと目にするものでシゲシゲと眺めます。
特に目を引いたのが足。

羽毛で覆われた指先。そして物凄い鈎爪。
「ウサギや野ネズミを捕まえた瞬間に猟犬がフクロウを狙おうとすることが偶にあるんだ。そんな時は気をつけないといけない。この鈎爪が犬の目に入ると間違いなく失明するからな」
いや、この指の太さと爪の鋭さを見るとよく理解出来ます。
このフクロウは猟が終わった後に、剥製標本となるため無事に博物館に引き取られて行きました。
た、食べてませんよ…。
ホ、ホントですとも…(汗)。
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