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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

新聞取材

先日受けた狩猟について新聞取材についての内容を詳しく報告します。


依頼を受けたのはちょっとお世話になっているお役所の方から。

内容は掲載まで内緒ですが、若手ハンターとして出てくれないかとの事。


「う~ん、狩猟界では若手といえども、実社会ではおっさんと呼ばれる年齢だしな…」
と悩み、大物猟の同じグループの若き勢子も一緒にOKという条件で了解をいただいたのでお受けしました。

私なんぞはまだ5年目を迎えたばかりでハンターとしては駆け出しもいいところですし、実力もないのに「若手ハンターの代表」みたいな扱いをされると恥ずかしくてたまりません。
(恥を知るって人としてとても大事なことだと思うのです)

そこで彼を知っている誰もがその実力を認める若き勢子に、一緒に取材を受けてくれるようにお願いしたのです。
やっぱり本当に実力のある人間が世の中に出て欲しいと思います。


当日はちょっと早めに新聞社の方と待ち合わせをし、ご挨拶。
担当者の方とライターさん、カメラマンさんの3名が同行されます。

猟場に到着して作戦会議の様子。
2014.01.16取材111

親方が巻き狩りの手法や現在の鳥獣被害の様子などを説明します。
2014.01.16取材9


ライターさんとカメラマンさんが私に同行して待ち場に付きます。
(普通の人は若き勢子の動きには付いていけませんしね。笑)
2014.01.16取材2

獣道はこんな感じ。
2014.01.16取材6
縦横無尽に走られそうな場所なので、獲物がどこを通っても良いように待ち受けます。


勢子が犬を放すとすぐに銃声。

あちらこちらで獲物が出たようです。


私の待ち場にも枯葉を踏みしめる音。

しかしこちらの存在に悟られ、丘の中腹で立ち止まります。


「鹿だな…。立ち止まってこちらの様子を窺っている。猟犬が来てくれたら飛び出してくるんだけど、ここは我慢比べだな」


ジッと我慢していると近付く猟犬の鈴の音。
「しめた!犬がこっちに来た。鹿に気付いて追い出してくれるはず」

しかし敵もさるもので、山の中腹の見えない場所を走り去られます。
2014.01.16取材222

「やるなぁ、完全にこちらの存在に気付いた上で猟犬を躱して逃げられた」


そんな事を思っていると、駆け降りた方角から「キャン!」という犬の鳴き声。

「もしかしたら鹿じゃなくてイノシシだったのか!? いや、大きな角を持つオスジカの可能性もある。
とにかく急いで犬を助けないと!!」


獲物が逃げたであろう方向に駆け降りると、2頭の犬が鹿と交戦中。

急いでナイフを抜き刺し止め。
2014.01.16取材3
40kg弱の若いオス鹿。

この小さな角で突かれたんだな。ケガがなくて良かった♪


若き勢子も大きなオス鹿を撃って、チームプレーでメンバーの方が刺し止めてゲット。
2014.01.16取材5


1時間半ほどで4頭の鹿が獲れたので終了です。
2014.01.16取材444


解体して山の神様祭り(獲物を戴いたことを山の神様に感謝し、そのお肉を食べながらの反省会)が終わって午後4時。

獲物にも恵まれたし上手くいきました。



グループの皆さん、ご協力いただきありがとうございます。

特に「ウチの若手2人が取材を受けるのだからいい所を見せないとな!」と綿密に作戦を練ってくれた親方、ありがとうございます。


そして新聞社の皆さん、早起きして取材に来ていただきありがとうございます。

また来てくださいね♪



↓取材は若き勢子だけで良かったんじゃないの!?と思われた方はクリックプリーズ(笑)
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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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