休みの度に早起きして今日も出猟。
いつも自分が見切りをしている山へ入ります。
「ん、いるな…。明らかに昨日タケノコを漁った稼ぎ(餌を食べた痕跡)がある…」

丁寧に周囲の足跡を調べます。
「50~60kgくらいのイノシシが1頭。数ははっきりしないけれど30kg~40kgのイノシシが数頭」
メンバーの方に連絡すると
「わかった、その山を競るぞ!」
と親方が即決。
これは嬉しかったですね。
私のような初心者が見るだけだと獲物が山を抜けた足跡を見落とすような場合も多いので、ベテランの方に再度見切りをしてもらうことも多いのですが、ちょっとは見切りの技術も信頼されたという証しだからです。
すぐに待ち場に付きます。
今日の待ち場はこんな感じ。

この写真の右側から出る手筈。
しかし勢子役が犬を放すと右手の山で聞こえていた犬の鈴が、いつの間にやら左手の山に変わっています。
そして激しく鳴き始める猟犬!

1の場所を待ち受ける様に待機していたので、急いで位置取りを変え左手からの獲物の出現のために場所を移動します。
待機場所を変わると同時に2の場所から2頭のイノシシ出現!
「40kと30kg、山を駆け下って来たから速い!」
距離20メートル。挙銃(銃を構える事)と同時に大きい方のイノシシを狙って発砲!
即倒!!
もう1頭を狙おうとしましたが、これは山の中に逃げ込まれました。
すぐに逃げたイノシシの情報を仲間に連絡してから血抜き。
倒したイノシシは41kgのメス。

弾は「耳たたき」と呼ばれる耳の後ろの急所に中っていました。
頭蓋骨と頸椎の接合部で、「ここに中てればどんな大きなイノシシも即倒する」という必殺の急所です。
他にもグループの皆さんが15kg、30kg、30kgのイノシシゲット!

見切り通り60kgほどのイノシシも出ましたが、このイノシシには逃げられました。
なんとかシーズン最初のまともなサイズのイノシシを撃つことが出来ました。
今猟期はなかなか獲物を倒すことが出来なかったので素直に嬉しいです。
やったー!しかし自分で撃って倒した事よりも自分が見切った見立てをグループの皆さんが信用してくれ、それが間違っていなかった事が嬉しかったですね♪
皆さん、ありがとうございます。
そして山の神様ありがとうございます。
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