私の所属させてもらっている大物猟グループの巻狩りメンバーは10人ほど。
勢子役が3人いて、状況に応じて1~3人の勢子が犬を入れ、残りのメンバーは待ち(狙撃手)に回ります。
だから待ち(狙撃手)の人数はいつも7~8人。
山を熟知し、獲物の寝屋と獣道がどう繋がっていて、犬に追い立てられたらどういう風に逃げるということが分かっていても、大きな山を7~8人で取り巻き獲物を撃ち取るにはある程度の限界があります。
獲物を撃ち取れることもあれば、包囲網の手薄な場所を突破されることも度々です。
その度に野生動物の賢さに脱帽することとなるのですが、「ああ、もう少し人数がいればなぁ」と思ってしまうことも本音です。
しかしそんな私達の猟隊に今日は頼もしい援軍が!

友好関係にある山岳地帯グループの皆さんがやって来てくれました♪
再会を喜び合い、互いの猟場の状況交換をします。
皆で20人ほどの大部隊となり、獲物はたくさんいるのですがいつも逃げられてばかりの山をきっちりと取り囲んで巻狩りの開始です。
山岳グループの皆さんを案内して待ち場についてもらいながら山の状況を探ると…。
大きな丸太をひっくり返して餌を食べた跡や、

今朝使用したばかりの濁ったヌタ場…。

イノシシの気配がかなり濃厚です。
皆が配置に付き、3人の勢子が犬を放すとあちらこちらで銃声が鳴り響きます。
大物猟では数発しか銃声が鳴り響かないことが多いのですが、30発近い銃声が聞こえかなり景気良い感じ♪
私の待ち場にもバリバリと音を立ててイノシシが逃げて行く音が聞こえましたが、姿が見えなかったので撃てず。
結局5頭の獲物を授かりました。
68kgのオス。

12kgのメス。

15kg~30kgのものが3頭。

大きな獲物が少なかったのは少し残念だったけれど、それなりに数が獲れたのでよかったかな。
「こっちも若手が少なくて大変なんだ。是非こちらの山にも遊びに来てくれよ」
山岳グループの親方さんに帰り際に声をかけていただきます。
狩猟を始めて5年、地域を超えてたくさんの知り合いができちょっと幸せです。
皆さん、またお会いしましょう!!
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