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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

今年一年を振り返って2013

今年ももう終わりですね。

拙いブログですが、今年も多くの皆様に訪問やコメントをいただき誠にありがとうございます。


今年も狩猟を通じて様々な方とのご縁があり、世代を超えた沢山の友人が出来たことを嬉しく思います。


改めて今年一年を振り返ってみると、私の今年一年の感想は「壁」ですかね。

狩猟技量の向上、人間関係、狩猟に割ける時間の無さ等々、様々なことで壁にぶち当たった一年でした。

まあそれでも壁に当たったという事は自分が成長できた証しでもあるし、それらを乗り越えられるように頑張ることができる自分を信じています。
(ダメな時は逃げ出そう。笑)



私事で言えば、数々の悪事がバレて長年住んでいた賃貸狭小マンションを強制退去になり、しょうがないので家を購入しました。

貧乏な我が家は当然中古住宅です(笑)。

それも築45年も経過した、かなりの年代物の物件です。


そのままでは住めそうにもないので、ハンター同期生でありプロの大工さんである友人の有村くん(仮名)にリフォームをお願いしました。

これはリフォーム途中の写真ですが、かなり大きな梁を使っています。
2013.12.31大晦日6

自分の住む家でもあるし、少しでも自分で手を加えたいと思って壁の珪藻土を塗ったりしました。
23.12.31大晦日


引っ越をしたのは12月24日で、年の瀬の押し迫ったクリスマスイブの日に荷物を運びだしたりしていると、本当に借金取りに追われて夜逃げをしているようなうら寂しい気持ちになったものです(笑)。

その前の21日、22日、23日の三連休は引っ越しの準備もせずに3連チャンで出猟するという暴挙も重なって、引っ越しが終わると疲労困憊でヘロヘロ。

それでもまあ、賃貸狭小マンションとは言えども長年住み続けた場所でもあるので、最後の片付けと掃除をして空っぽになった部屋を見ると、感慨深いものがありました。

「本当になぁ、こんな狭い賃貸暮らしで風呂桶でウナギ飼ったり、黙って猫を飼ったり…。
更には狩猟を始めて、ガンロッカーを設置したり、お風呂場で獲物を解体したり、泥と血でドロドロに汚れた衣類を洗ったり、本当に無茶苦茶な生活をして負荷をかけてしまったなぁ…。」

「長年に渡りありがとうございました」

最後に部屋のドアに鍵を掛ける時に、深々とお辞儀をすると不覚にも涙が出そうになりました。




新居に引っ越してもまだまだ全く片付けの終わらない段ボールの山を見上げ、途方に暮れているような状態です(笑)。
2013.12.31大晦日2


狩猟に行きながら引っ越しをしたりすると本当に大変だという事が身に沁みて分かりました。

しかし、多くの人に支えられながら今の自分があるのだという事が再確認できました。

感謝感謝です。


家相も変わったことだし、新年は新たな気持ちで頑張りたいと思います。



最後になりましたが、来年が皆様にとって病気や事故や怪我がなく、豊猟・豊漁・豊作・商売繁盛の良い一年ですように。


今年も一年お付合いくださいまして本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。
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体感覚を具現化してみました(笑)

寒さも本格的になって我が家のニャンコもコタツの中に入りっぱなしです。

入るなら入るでコタツの中にずっと居てくれればいいのですが、私がパソコンを見ているとわざわざ膝の上に乗ってきます。


で、ふとニャンコに視線を落とすとこんな感じ。
2013.12.27具現化

「そっかぁ、むき出しのお鼻が寒いんだね…(笑)」



しばらくして再びニャンコを見るとこんな感じ。
2013.12.27鼻が寒い2

「そっかぁ、お鼻が寒い上に眩しいんだね…(笑)」


長時間膝の上に乗せていると結構重くて足が痺れてくるのですが、見てると飽きないので我慢して乗っけています。


ワンコも可愛いけどニャンコも可愛いですね♪



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忘れ物

スミマセン、ちょっと色々と忙しくてブログの更新が滞っていました。

「また帯状疱疹になって寝込んでいるんだろう」と思われた方も多いかと思いますが、相も変わらず休みの度に出猟してはヘロヘロになっているだけで、なんとか元気にしています。



そんなある日の出来事…。


見切りのために山に入ろうと、車中の銃を手に取りますが何か変…。

2013.12.23脱落9


「おおおっ! なんてこったい、薬室を開けるためのピンを忘れて来てしまった!!!」
2013.12.23脱落1


これが本来あるべき姿。
2013.12.23脱落6

自動銃と呼ばれるこのタイプの散弾銃は、矢印の方向にレバーを引っ張るとパカッと弾を入れるための穴が開いて銃に弾を込める事が出来ます。


日頃は分解保管してガンロッカーに収納しているので出猟の度に銃を組み立てて山へ行くのですが、今朝は先台と呼ばれる部品だけ組み立てて薬室を開くためのピンを取り付けるのを忘れてしまいました。



「これだと弾を装填することが出来ないし、部品を取りに一旦帰宅しようか?」と考えますが、横着してこんな事してみました。
2013.12.23脱落7

適当な木を拾ってナイフで削り代用(笑)。

試しにガチャガチャと動作確認をしてみますが、問題もなく薬室の開閉ができます。

「うん、これなら今日一日くらいなんとかなりそうだ♪」




見切りも終わり、作戦会議をして山へ入ります。


本日の待ち場。
2013.12.23脱落8

過去の実績も十分な場所だし、獣道に足跡もたくさん付いているしで獲物が出そうな気配満点!

「さあ、今日は絶対に撃っちゃるよ♪」
などと思い、薬室を開けるために手作りの木のピンを引く。


と同時に「ボキッ!」っと木のへし折れる嫌な音…。

「しまった、やっぱり強度が足りなかった…。もう一度木でピンを作っても同じ結果になるだろうし、何か手持ちの装備で代用できるものはないか?」と必死にポケットや狩猟ベストを弄ります。


で、その結果見つけたもの。

2013.12.23脱落3

キーホルダーに付いていた自転車の鍵でなんとか代用(爆)!



しかし思わぬアクシデントで動揺したせいか、さっきまでの威勢は消え失せ「今日はオレの前に出てこなくていいからな…」と、すっかり弱気。


しかしそんな思いとは裏腹に、相当な数の獲物が出て戦場のように銃声が山に鳴り響きます。



「出たぞ!気をつけろ!!」

「半矢で逃走した!」

なんていう連絡が来るたびに「来るなよ、お願いだから今日はオレの待ち場に来ないでくれ…」と、へなちょこぶり全開で待ち受けます。


銃がこの状態であっても撃つのには何の問題もないし、仮に獲物が出てきても3発撃った後は自動的に薬室が開いた状態になるので次弾の装填にも支障はありません。

しかし持っているものが猟銃ですし、少しでもトラブルを抱えていると不安が拭えません。



結局、この日メンバーの皆で撃った弾数は合計21発。


仕留めた獲物は50kg級の雄鹿2頭。
2013.12.23脱落4

35kgのイノシシ。
2013.12.23脱落2



幸いにも私の待ち場に獲物は出てきませんでした(笑)。


ふぅ、やれやれ。こんなにも獲物が出て来ないことを祈った猟は初めてだったなぁ…。

次回からは忘れ物には十分気をつけよう。



不安を感じながらも無事に終わることが出来たし獲物にも恵まれました。

山の神様ありがとうございます。




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寒いね

ジリリリリリリ~~~~ンっ!!!

朝の5時にセットした目覚ましがけたたましく鳴り響く。



「せっかくの休みの日なのに、何が悲しゅうていつもより1時間も早起きする必要があるんだよ…」

自分でセットしておきながら、ブツブツと文句を呟きつつ布団をめくって起き上がり、天気予報を見るためにテレビをつけ、ガタガタと震えながら着替えて準備をします。

「うう、寒い寒い。溜まらん!こっちは震えながら着替えているのに、なぜこんな早朝から温泉グルメ番組なんか放映してるんだよ!! でもいいよね、温泉♪(←本音)」

ボキ折れそうになる心と闘いながら準備を済ませて車に乗り、真っ暗な夜道を出発!!



「休みの日は日頃の疲れを取るためにあるものであって、休みの度に皆勤賞で山へ行って疲れて帰ってくるのは猟師くらいじゃないのか? バカだろ、はっきり言って…」

なんて心の中で自分に悪態をつきながら橙紫色に染まる美しい朝焼けを眺め、車中でムシャムシャと朝ご飯のパンを食べます。



猟場に着き足ごしらえや猟装を整え、白い息を吐きながら山へ。

まだ霜柱は出来ていないけれど、もうすぐザクザクとした触感が足の裏を伝わってくるんだろうな…。



メンバー各自が見切りを終えて軽く作戦会議を行い、巻狩りの開始。


待ち場に付く時に見つけたヒラタケの幼株。
2013.12.17寒いね


気配を殺して待っていると、なんだか自分が森の一部となったような不思議な感覚に包まれます。
2013.12.17寒いね4


カサカサと枯葉の落ちる音。

小鳥の羽音。

まるで森の中で発せられるすべての音が聞こえてくるよう。




そんなことを考えていると「獲物が出たよ!」の連絡。

遠くから近付いてくる猟犬の鳴き声。



巻狩りの醍醐味は、何と言ってもこの「静と動」のコントラストにあります。



高まる緊張感。

今にも口から心臓が飛び出しそう…。



銃声。

さらに別の場所で2発の銃声。



最初の銃声で若き勢子が仕留めたイノシシ。
2013.12.17寒いね5

その後、子イノシシが2頭。
2013.12.17寒いね6


競り終わり「待ちを解け!」の合図。

銃から弾を脱砲します。


ふぅ、脱砲してようやく「自然の一部」から「一人の人間」に還ってきた気分(笑)。


寒かったけど面白かった。

自然の中に身を置くことで、自分が地球上に生存する一個の生命体であることを再確認できます。


自然の中には優しさと厳しさと美しさと醜さしかありません。

ずいぶんと矛盾した言葉だとは思いますが、私はそう思います。



飛び交うニュースは世知辛いばかりの人の世の中だけれど、ほんの少し自分の魂にこびりついた世俗の垢が軽くなったかな。

さあ、また明日からお仕事頑張ろう!



今日も自然の恵みに感謝です。



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骨格標本

車を走らせていると、何かが視界に入る。

「ああああああああ、全くもってあんなものにすぐに反応する自分が嫌だ…」


すぐにバックミラーで後続の安全を確認して停車。

「そしてそこで車を停めざるを得ない自分のサガが本当に嫌だ…」



視界に入ったものはこれ。

2013.12.15骨格標本



行き交う車のドライバーの視線を痛いほどに感じながらも、カメラを持って近付きます。


「一瞬タヌキかと思ったけれど、短い尻尾や肉球や爪の形状からアナグマだね」

2013.12.15骨格標本2


すぐに視界に入ったのは理由があって、このロードキルアナグマにカラスが集っていたのです。

新鮮なタンパク質なんて、自然界では超貴重品ですもんね!

見た所、皮に付いていたであろう脂身も見事に削ぎ落とされ、残るのは僅かな首肉と頭肉くらいでしょうか。



それにしてもこれだけ見事に骨になっているのは初めて見ました。

これ以上放置しておくと骨ごと持ち去られてバラバラになるでしょうしね。

特に骨盤から大腿骨にかけての除肉工程が見事です!



一般的にはカラスって嫌われ者のイメージが強いけれど、自然界にカラスなどの掃除屋がいないと肉が腐敗して衛生面で問題になることもあるでしょうし、何よりも貴重なエネルギーの循環が出来ません。



写真撮影を終え少し離れた場所で見守っていると、すぐにまたカラスが舞い降りてきました。



きっと残り僅かなお肉も骨も皮も、啄まれ、運び去られ、土に還って行くのでしょう。



世界には「鳥葬」なんていう風習が残っている地域もあって、文明社会の人間から見ると「野蛮」という風に見られるのかもしれないけれど、他の動物の胃袋を満たして冬を乗り越えたり子孫を増やす糧になれるのならそんなのも悪くないかもな…、なんてことを漠然と考えてしまいました。


まあ、日本じゃそんなこと無理だよね(笑)。



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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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