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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

異変

先日、若き勢子がナイフのみで仕留めた大物の鹿です。

2013.11.30異変

捌くために吊るしているのですが、全身写真を撮り忘れたのが本当に残念です…。



で、今回注目していただきたいのがここ!

2013.11.30異変2

オス鹿なのに角がありません。

「本来なら立派な三段角が生えていたであろう、(この地方においては)巨大な個体なのに一体なぜ!?」


鹿の角は猟期が終わる3月くらいに落ち、初夏にかけて袋角が伸びてきます。

11月のこの時期にはオス鹿同士のケンカで角が折れた個体は時々見かけますが、この個体は角が取れた傷跡が塞がっているから、かなり前に落ちた模様。

「いくらなんでもこの時期に角が落ちるなんて早過ぎる」
なんて皆で頭を捻りながらも、去年の終猟日(3月15日)に獲った2頭の鹿は袋角が生えかかっていたっけ…。



温暖化で冬季の寒さのために子供が死ぬことが少なくなったからイノシシは年中お産をしているし、鹿も春と秋の二回お産をしているようです。


それに合わせてオス鹿も年中発情し、季節に関係なく角が生え変わっているのでしょうか?


すべては推測の域を出ませんが、山の中の生態系に異変が起こっていることは確かなようです。




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ダニ

はい!コアな一部のファンの方、お待たせいたしました!!

今回は久しぶりに寄生虫ネタですよ。

しかもかなりへヴィな感じなので、これから先はご理解のある方だけご覧ください(笑)。










先日巻き狩りで獲ったイノシシ。
2013.11.27ダニ5


内股にこんなものが付いていました。
2013.11.27ダニ


こちらで「ガメ」と呼ばれる大型のダニです。



これがどれくらい大きいのかと言うとですね…、



これくらい(笑)。
2013.11.27ダニ2

大きなものは100円玉より一回り小さいくらいの大きさです。

凄いですね。



試しに大・中・小と並べてみました。
2013.11.27ダニ3


体に付着するこれらのダニを退治するために、イノシシはヌタ浴び(泥風呂に入ること)をするのです。



最近はダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という病気がクローズアップされていますが、猟師の間では割と昔から知られていた病気のようですね。

まあ、感染症以上にこんな大きなダニに寄生されること自体が嫌ですが…。




ちなみに若き勢子がナイフで仕留めた鹿の鼻をクローズアップ。

2013.11.27ダニ4

う~ん、寒気がするぜっ!!


敢えて丸印を付けることは止めときます(笑)。

小さなものにたくさん寄生されても嫌ですね。



大きなダニも小さなダニも正式な名前は分かりません(笑)。



私がこんな寄生虫のカテゴリーを作っているのは、ブログに訪問いただく皆様をわざわざ気持ち悪くさせるためではありません。

こんなにたくさんのダニに寄生されても懸命に生きている野生鳥獣に驚嘆の念を抱かざるを得ないからです。

野生で生きるということは本当に大変なことだと思います…。





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逃走劇

先日の話を少し詳しく…。



競る山を決めて配置に付く狙撃手達。

まあ、私もその狙撃手部隊の一人なのですが、ヘナチョコなのでたいして役には立っていません(笑)。



前方からの獣道。
2013.11.26逃走劇

左手に流れる川も受け持ちます。
2013.11.26逃走劇2

老練なイノシシだと川の中を走って自分の匂いを消し、猟犬をまいて包囲網を突破することがあるのです。


更に右手の山の斜面を走る獣道も受け持ちます。
2013.11.26追跡22



勢子の2人が5頭の犬を放って巻き狩りスタート!



先日の記事に書いた通り、まずは37kgの雄鹿をゲット。
2013.11.26逃走劇333




それから少し経って私の待ち場の前方の竹藪で枯れ竹を踏み割る音。

「来た…。音の重量感からしてイノシシに違いない」

銃を少し下げた状態で構えて視界を広く保ち、どこから飛び出してきても良いように五感を働かせます。



視覚、聴覚、臭覚、獲物を探す体感覚…、それらを総動員してジッと気配を殺します。



すぐに猟犬の吠え立てる声が私の待ち場に近付きますが、現れたのは猟犬のみ。

その事を勢子に報告すると「獲物が違ったのかもしれない」とのこと。


猟犬が見つけた獲物がイノシシや鹿ではなくノウサギやタヌキだった場合、最初は獣臭に反応して吠え立てるのですがすぐに追跡を止めます。



「イノシシだった気がするんだけどなぁ…」
と疑問を拭えぬままにいると、

「何頭獲物が入っていても一頭も獲れないことも多いし、とりあえず一頭いただいたから上出来だよ」
と先輩ハンターからの連絡が来ます。



「それもそうだね」と、ちょっと安堵感が漂った頃に

「イノシシが走った! 犬をまいて犬が付いていないから気をつけろ!!」
との連絡。



犬が付いていない時のイノシシは、それは見事な逃げ足です。

枯れ竹や木の枝がたくさんある場所ならそれらを踏み折った音がしますが、余程のことがない限り枯草の上や土の上を音もなく走り逃げ去るのです。



再度集中し、気配を殺して待機していると右手上方に僅かな気配。

「来たっ!」

2013.11.26逃走劇8

チラチラとしか確認できませんが、孟宗竹の間を縫って走る真っ黒な影。


私の待ち場からは遠過ぎるし、この場所を走ると先輩ハンターの受け持つ獣道に続いています。

「そっちにイノシシが向かいました。素抜け(犬を振り切って逃走すること)しているんで気を付けてください!」
すぐに報告。


間もなく一発の銃声。

上手く仕留められたようです。




猟が一旦終わり「待ちを解け!」の号令で脱砲確認。

「2頭仕留めることが出来たんで上出来だな」



獲物を運び出す段取りをしますが、話はここで終わりかというとそうではなく、若き勢子が大きな雄鹿をもう一頭仕留めていたとのこと。



この場所はゴルフ場に隣接した猟場(ゴルフ場の許可は取っています)なのですが、この鹿は張り巡らせたフェンスを飛び越えゴルフ場を横切って走り去ろうとしていたそうです。

ところが鹿の出現に驚いたゴルファーの悲鳴に逆に鹿が驚き、再度フェンスを飛び越えて猟場内に入り込んできたところを猟犬に見つかって足止めされてしまったのです。



それに若き勢子が追い付き猟銃を構えようとしたところ、背後からの熱い視線。

遠くから大勢のゴルファーの方がその様子を見守っていたそうで、

「いやいや、この状況じゃ撃てないよな…」

と銃に弾を込めるのを止め、ナイフを取り出します。



しかしその頃には更にギャラリーの数も増えていて

「いやいや、この状況ではナイフを使うのもまずいよね…」

と判断し、暴れる大きな鹿を引き摺って物陰まで移動し刺止め。



54kgもある大きな鹿なのに銃も使わず仕留めてしまいました。
(残念ながらこの鹿の写真を撮り忘れてしまった)




解体場所では興味津々のお子様たちに囲まれます。

2013.11.26逃走劇4

「でっかい~!!これ何~!?」

「イノシシと鹿だよ。山で獲ってきたんだ」

笑顔で答えていますが、そのお兄ちゃんは実は凄い人なんだよ。




今でも「鉄砲を置いていけ~」なんて言われている若き勢子ですが、「鉄砲もナイフも両方とも置いていけ~」と言われる日もそう遠くない感じです(笑)。




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グッジョブ!!

今日も眠い目を擦りながら猟へ出発!!


皆で手分けをしながら見切りをしていると、良さそうな山を見つけたとの連絡。

「おそらく鹿とイノシシが3頭入っている」

ということで巻き狩りの開始。



まず37kgの鹿。
2013.11.25グッジョブ2
(半矢になったものを親父が止め撃ち)


55kgのイノシシ。
2013.11.25グッジョブ


最後に54kgの鹿を追加して、きっちり3頭ともいただきました。
2013.11.25グッジョブ3


獲物の重みで軽トラの後ろタイヤが凹んでいます(笑)。



山の神様ありがとうございました。


今日も自然の恵みに感謝です。





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ヒラタケのバター炒め

いつも山や海を彷徨っては「何か食べられるものはないか?」と目をギラつかせている私ですが、相変わらずキノコだけは苦手分野です。

なぁ~んか、同じキノコでも違う形態の事があったりして確信を持って同定する自信がないんですよね…。



そんな私が見分けられる数少ないキノコがこれ(笑)。

2013.11.23ヒラタケ

ヒラタケです。



味も良く肉厚で食べ応えのあるキノコです。

2013.11.23ヒラタケ2


雨上がりで生えたばかりなので状態も良いですね。




猟が終わった後に採取し、その日の晩のビールのオツマミ♪

2013.11.23ヒラタケ3

適当に切ってバターで炒め、軽く塩コショウ(バターの塩気を計算に入れ塩は少なく)をして仕上げに醤油をちょっと垂らします。



アツアツをパクッと一口…。

う~ん、最高に美味い!! ビールが進むぜ!!

味に深みがあり歯ごたえも良い♪


ついついバクバクと食べ過ぎてしまいました(笑)。

こんなだからダイエットが捗らないんですよねぇ(涙)。




今日も自然の恵みに感謝です。



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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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