fc2ブログ

食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

5回目の猟期を迎えるにあたって

2013.10.31 5回目の猟期

明日からイノシシ・鹿の大物猟に限って猟期が解禁になります。
(地域や対象鳥獣によって異なります)

私にとっては5回目の猟期の始まりです。


僅かばかりながら税金から活動補助金が出る有害鳥獣捕獲活動とは違い、明日からは完全に趣味の世界の狩猟になります。

やっていることは同じように思われるかもしれませんが、実は精神的な面で大きく違います。

有害鳥獣捕獲活動は行政から依頼を受けた業務であるので、業績を上げなければいけませんし、ちょっと義務的な一面もあります。

また、時には殺したくもない野生鳥獣を殺さざるを得ない場合もあったりします。




でも、明日からは自分のために純粋に自分の狩猟を楽しもう。

眠い目をこすりながら早起きをして山へ行き、クタクタになるまで山を歩こう。

「農業被害に困っている農家の方のために」ということを考えなくもないけれど、好きで始めた狩猟だから、そんな義務的なことは少しの間忘れて大好きな狩猟を楽しもう。

狩猟を楽しめないと、長続きするわけないしね。




今はちょっと狩猟ブームのような風潮が起こり、高齢化によるハンターの減少と有害鳥獣の増加による農業被害の防止や、自然界の生態系のバランスという観点からしかハンティングが取り上げられていませんが、あまりにも嘘くさい理由だと思います。



「狩猟が大好きなんだよね」
私が狩猟に行く理由はこれだけです。

(同じくらい価値のある副産物として美味しいお肉が待っていたりもしますが…。笑)




狩猟が大好きだから時間のある限りフィールドに出よう。

そしてまだまだヘナチョコだから、出来る限りたくさんの経験を積もう。



野生動物と対峙することは、どんな文章でも映像でも再現することができない「体験」だと思います。

そんな「体験」を数えきれないくらい経て一人前のハンターになれるのだと私は思います。




体験を充分に積んだ上で、

「十を知って一を語る」

そんなハンターに私はなりたい…。



そうなるには、まだまだ果てしなく遠い道ですね(笑)。




可愛がってくださる同じ猟隊の皆さん、少しでも皆さんに追いつけるように頑張りますので今年もよろしくお願いします。

そしてこのブログに訪れてくださる皆さん、稚拙なブログですが今猟期もよろしくお願い致します。





さあ、そろそろ明日の初猟(狩猟解禁日)に備えてもう寝よう。

でもワクワクして眠れないかも(笑)




↓きっと今年も帯状疱疹になるよ!と思われた方はクリックプリーズ(笑)
にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

スポンサーサイト



私怒っています!!

朝晩が急に寒くなってきましたね。



その事で怒っているのがこの方。

2013.10.29怒っています


何個か設置してあるニャンコハウスの中でも、一番暖かい場所にある押し入れの中のものから出てきません(笑)。


時々出てきてはキャットフードを食べておトイレに行き、それからこちらに向かって

「ニャーニャー、そろそろ寒くなってきたからコタツを出してちょうだい! わかった?ニャーニャー!!」

と一頻り文句を言っては再び押し入れの中でドラえもん状態(笑)。



うん、希望は分かったけれどコタツを出すほどは寒くないからまだダメだよ。

それにキミが文句言っている姿がとても可愛いから、意地悪してもう少しこのままにしておこう(笑)。





にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

有害鳥獣捕獲隊、島へ!

いつも有害鳥獣捕獲に行く島でイノシシが暴れているとのことで、有害鳥獣捕獲隊出動です!!

島にある小学校の周囲にまでイノシシが出没しているとのこと。



島なので漁船をチャーターして行くのですが、しかしこの日はベタ凪の絶好の釣り日和。
2013.10.28島の有害鳥獣捕獲8

ああ、今年はあまり釣りに行っていないから釣りしたいなぁ…(笑)。

まあ、今日は有害鳥獣捕獲だからしょうがないよね。




島に到着して作戦会議。

2013.10.28島の有害鳥獣捕獲9

今回は7名と少なめの人数なので、2人の勢子と動ける人は状況に合わせて動く作戦。



とりあえず今回一番若手の私が山頂まで登り、どの場所でイノシシが出ても駆け下ることができる位置で待機。



この島は過疎化で山の手入れをすることを完全に放棄してしまったので、鬱蒼としたジャングルのような様相を呈しています。
2013.10.28島の有害鳥獣捕獲2


この時期、イノシシの主食となるドングリやマテバシイもたくさん落ちていて、食い散らかした痕跡も多数発見。
2013.10.28島の有害鳥獣捕獲3

イノシシたくさんいそうだね。



そうこうしていると猟犬の一頭がやってきて、周囲をうろついています。

勢子の方と連絡を取ると遥か遠くの場所なので、私がワンコに付いて山を探索します。
2013.10.28島の有害鳥獣捕獲111


「イノシシがいると鳴くから分かるよ」

とのことで一緒にテクテクと歩いて行くと、前方20メートルほどの場所からイノシシが飛び起きて逃走!

50kgくらいの親に20kgくらいの子供が2頭。


風上にいたのでワンコの発見が遅れ、逆にイノシシに先に気付かれてしまった感じ。

それを見て吠え立てるワンコ。


瞬時に銃を構え引き金を弾く! 

が弾が出ません。

「あ、いかん。安全装置解除してなかった…」

すぐに安全装置を解除して3連射!!



平気な顔で逃げ去るイノシシ。




一発くらい中ってないかと周囲を見渡しますが、血の一滴も落ちていません。

追いかけて行ったワンコもすぐに戻ってきたから、完全に外れている感じ。トホホ…。



「いや~、あんな茂みも何もない地面に寝ているとは思わなかった。油断した…」

ここのイノシシは犬に追われたり人間の姿をあまり見たりしないので、通常の常識が通用しないことが多いようです。





その後も何頭かイノシシが出たようですが、島の中を迷走して犬が捲かれてしまいます。

こんな竹藪や、
2013.10.28島の有害鳥獣捕獲4

ダンチクのトンネルを巧みに利用しているようです。
2013.10.28島の有害鳥獣捕獲6



それにしても暑い!

2013.10.28島の有害鳥獣捕獲5

来週から猟期だというのにクワガタも平気な顔で樹液を吸っています。

とても猟期間近の光景とは思えませんね。



この山はかなり急峻な角度で、大きな岩が無数に転がっているので非常に足に負担がかかります。

それに最近はカラス撃ちばかりであまり山を歩いていなかったので、体が山に慣れてなくて足が痙攣を起こしそうです。

「潜りにもあまり行けなかったし体が出来ていないな…。来週から猟期だというのに情けない」




昼近くになり、なんとか50kgくらいのメスイノシシを1頭ゲット。

2013.10.28島の有害鳥獣捕獲222

乳腺が張っているので、この時期に子育てをしていたようですね。



ふう、それにしても疲れて酷い筋肉痛だ。

しかし久しぶりに山の中をたっぷり歩いたので心地よい疲労です。





さあ、いよいよ猟期も始まるな。

5年目の今年の猟期にはどんなドラマが待っているかと思うと、今からドキドキします。



そして今年は帯状疱疹にならないように気を付けよう(笑)。

(今年の猟期にも帯状疱疹になったら打率8割じゃん)





にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

カニ獲り

モクズガニは漁業権が設定されている河川では入漁権(鑑札)が必要な場所があります。
また禁止漁法や使用禁止漁具などが設定されている場所もありますので充分ご注意ください。




モクズガニ獲りに行ってきました。

モクズガニは普段は河川に生息していますが、秋になると川を下り海岸で産卵を行うため、汽水域の特定の場所に集まるのでそこを狙うのです。



獲る方法はウナギバサミを使っての捕獲。

干潮時を狙ってモクズガニを見つけて捕まえるというシンプルなもの(笑)。


水中の岩をひっくり返したり、こんな感じのコンクリートの隙間に潜むモクズガニを挟んで捕まえるのです。
2013.10.27カニ獲り2



こういった捕獲活動は基本的に単独行が多い私ですが、今回は同じ猟友会の腹口くん(仮名)と一緒。
2013.10.27


カキ殻などで足を怪我しないように古いスニーカーを履いて水に入ります。



「うひゃあ、冷たい! でも気持ちいい」

二人で砂に足をうずめながら、干上がった河口を進みます。



お!初物のモクズガニをゲット♪
2013.10.27カニ獲り3


岩の下に手を伸ばすと20センチオーバーの大物のハゼをゲット!
2013.10.27カニ獲り5



もう少し獲れる予定だったけれど、この日は苦戦し二人でこれだけの貧果(笑)。
2013.10.27カニ獲り4


う~ん、残念。



カニカゴを仕掛けて引き上げる時のドキドキ感も捨てがたいですが、こういったシンプルな漁法は「獲った!!」という猟欲が満たされてとても楽しいですね。



成果はちょっと残念だったけど、いい年した大人が岩をひっくり返すたびに一喜一憂しながら楽しめた秋の一日でした。






にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

やっぱり怖いぞっ!!

とある秋の日に、有害鳥獣捕獲活動のために山の中をうろついていたら見つけたもの。

2013.10.24オオスズメバチ5

山中に設置されたミツバチの巣箱。



ものすごい数のミツバチが飛び回っています。

体色が明るい黄色だからセイヨウミツバチのようですね。



いや~、すごいミツバチの数だ!!



ミツバチの合間を縫ってオオスズメバチの飛んでいる姿も見受けられます。



そして巣箱にもれなくセットされているオオスズメバチ捕獲用のトラップ。
2013.10.24オオスズメバチ4

一旦ここに入ったら力尽きるまで出られない仕組みです。



でもなんだか格子の向こうから一生懸命に足掻く様子は、昔マンガで見た

「出せ~っ! ここから出せ~っっ!!」

と騒いでいる囚人のようですね(笑)。
2013.10.24オオスズメバチ3


トラップの中に累々と横たわるオオスズメバチの屍。
2013.10.24オオスズメバチ2

結構な数だなぁ。


こちらは分かりやすい、ゴキブリホイホイと同じ仕組みの粘着性のトラップ。
2013.10.24オオスズメバチ

こちらにも沢山のオオスズメバチが捉えられていますね。




先日蜂獲り師さんが獲ったオオスズメバチを食べたらとても美味しかったので、「来年の秋くらいにオオスズメバチの巣穴を掘り出し、ハチノコ獲りに挑戦してみようかな」などと密かに考えています。


しかし3~4匹のオオスズメバチが飛び回っているだけで結構な迫力ですし、1匹だけでも自分の周囲を旋回飛行されるだけで威圧感が半端じゃないです。


「いやぁ~、やっぱり恐ろしいわ! へなちょこのオレにはとても無理っ!!」


と早くもギブアップ宣言(←早過ぎだろ!笑)。




やっぱり本職の人はすごいね♪





にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

カレンダー
09 | 2013/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード