食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

作戦勝ち!

美しい朝焼けを見ながら今日も猟場に到着。
2013.02.25作戦勝ち1

いつも休みの度に暗いうちから山に向っている自分のことを考えると、普通の方から見ると常軌を逸していると思われることでしょう。

しかしこればかりは机上の学問では学べないことばかりですし、実際に山を歩き、獲物の気配を感じ、その上でどうやって獲物を獲るかという事を経験しないと身に付かない技術だと思います。



などと偉そうに書いてみましたが、単純に狩猟が好きなんですよね~(笑)。



私の所属させてもらっている大物猟のグループは通常10人前後で猟を行いますが、この日は仕事が入ったり急用ができたりで参加者は6人。

勢子役が2人なので、待ち(狙撃手)は4人しかいません。

ちょっと人数的に少なくて厳しい感じですが、見切りをし、少人数でも競ることのできる山を探します。



獲物の気配が濃厚な競る山を決定。この時期は早生のタケノコをたくさん食べていますね。
2013.02.25作戦勝ち2


皆で作戦会議をしながら待ちの配置を決定。

網の目のように入り組んだ獣道を少人数でカバーできるように、2本・3本の獣道が交わる場所で射手が待機します。


そして勢子役以外で一番若手で足がある私は包囲網の一番外側を受持ちます。

仮に勢子役から離れた場所で犬がイノシシを立てたり(鳴き止めたり咬み止めたりする事)、包囲網を突破されてもすぐに走り回れるようにです。




勢子役が犬を放し巻き狩りの開始。



20分ほどでイノシシを発見した犬の鳴き声。

こちらに近付いてきます。



自分の受け持ちの獣道を凝視するけれど、姿を見せないまま遠ざかる猟犬の声。

「この上は先輩ハンターの担当の獣道に繋がっている…。後は頼みます。」


直後に2発の銃声。

「倒したよ~」の連絡。

2013.02.25作戦勝ち5


61kgのよく太ったメス。
2013.02.10作戦勝ち222


今回は(も!?)作戦が成功。先輩ハンターの経験から獲れた獲物です。

「う~ん、すごい!!」


条件の悪い時でもきっちりと仕留め、それらが如何に価値のあることかが実感できます。





今日も自然の恵みに感謝です。




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フキ味噌

春の訪れを告げるフキノトウ。
2013.02.23ふき味噌2

大体が天ぷらでいただくのですが、たくさん採りすぎた時は他の料理に。



今日は大好きなフキ味噌を作りましょう♪



まずフキノトウを低温の油で揚げます。
2013.02.25作戦勝ち

アクの強いものは2~3分くらい、アクがあまり無いものは30秒~1分くらい。

揚げ終わったら油切りをし、更に渾身の力を込めて「ムギュ~ッ」っと油分や水分を絞ります。←ここがポイント!



茹でても良いのですが、油で揚げたほうがアクが取れ易いし、フキ味噌が出来上がったときにコクのある味になるので個人的に好きです。


好きな味噌に日本酒、味醂、砂糖なんかを適当に加えてペースト状(甘めの味付けが好き)にし、絞ったフキノトウを混ぜて和えるだけ。
2013.02.22春の恵み111

食感を残すように今回は大きめに刻んだクルミを加えました。



フキノトウもクルミもみじん切りにして完全にペーストにしても美味しいです。


ご飯にちょっとだけ付けて食べれば、ほろ苦い春の味が口中に広がります。




今日も自然の恵みに感謝です。





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反撃

猟期も残り少なくなってきました。
ラストスパートで今日も大物猟に出猟です!


今日の待ち場はこんな感じ。
2013.02.25噛み付く4

手前に川を渡ってくる獣道、奥にももう一本別の獣道が通っています。



水が流れる音がうるさくて獲物の気配に集中できないので、小川の土手を登り少し離れた場所で待機。



お!ヒラタケ発見。まだ小さいですね。
2013.02.25噛み付く




勢子が犬を放し、巻き狩りのスタート!


川の側で待つ時はとにかく集中。

自然の中に身を置いていると川のせせらぎや波や風の音は相当に大きく、わずかな獲物の気配や足音が聞えないからです。



やがて猟犬の吠え立てる声。
ドンドンとこちらに向かってきます。


安全装置を解除して据銃。
「さあ、どっちの獣道を来る!?」


と思ったら予想していなかった横回しの獣道に40~50kgのイノシシ出現!
2013.02.25噛み付く6

距離15メートル。
ドカドカドカンっ!と三連射!!!


倒れるイノシシ。

「止めました」とメンバーに連絡。



血抜きをしようと川を渡っていたら猟犬が追い付いて来てイノシシに近付いた途端、倒れていたイノシシが逃走!

2匹の猟犬が覆い被さり、すぐに咬み止めてくれます。



猟犬がいて銃が使える状況ではないので、ナイフを抜き刺し止めようとイノシシのタテガミを掴んだ瞬間、握った手を振り切り「ガチッ!」と歯の噛み合う音が聞えるくらいの勢いでイノシシが咬みついてきました!


「こわっ!」


なんとか咬みつかれずにかわす事が出来ましたが、逃走するさっきまでの「プギーっ」という鳴き声からうって変わり、口を大きく開き「ゴガァー!」と戦闘態勢の吠え声。



私の撃った弾の一発はイノシシの前足の付根に中り両前足を砕いていました。
しかしそれは致命傷になるものではなく、後足と首の筋肉を使って有らん限りの力で抵抗を試みます。

牙で刺し切るだけではなく、噛み付いたり覆い被さって犬を圧死させたりとイノシシの攻撃方法は様々。



しかし急いで止めないと犬が噛みつかれて大ケガをするので、再度死角になる背後から近付き肺を一突き。

更に首を押さえ付けながら首筋からナイフを入れ頚動脈を切断。



勝負ありです。
2013.02.25噛み付く2


39kgのメス。
抵抗されている時は大きく見えたイノシシですが、こうしてみると小さな個体ですね。
2013.02.25噛み付く3



この日はグループで他に75kg、14kgのオスイノシシをゲット。
2013.02.25噛み付く5



今日もいただいた命と山の恵みに感謝です。





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春の恵み

山菜の中で一番早いフキノトウ。
2013.02.22春の恵み3

フキノトウを見ると春の訪れと同時に間もなく猟期の終了であることを感じ、嬉しくもあり少し悲しくもあります。
2013.02.22春の恵み5


この日はグループの方に生えている場所を教えてもらったヒラタケも大量にゲットして皆で山分け。
2013.02.22春の恵み2


天ぷらにしていただきました。
2013.02.22春の恵み1


もうすぐ春ですね~♪




今日も自然の恵みに感謝です。






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ロードキルキツネ

仕事の移動中に時間短縮のために裏道(と言うか山道)を走ると、道路脇に目に付くものが…。

ロードキルアニマルを見ると「食べられたら持って帰ろう」などといつも思っている貧乏ハンターの哀しき習性です(笑)。




おお!ここら辺じゃ滅多に見ないキツネですね。

地元では初めて見ました。

2013.02.24ロードキルキツネ


金色に輝く美しい毛並み。

一昔前は毛皮獣として高値で取引されていたのも頷けるなぁ。


今どきは毛皮なんて需要が無いから、獲るハンターもいなくて少しずつ個体数も増えているのでしょう。



毛皮をなめしたいな~、と思ったけれど社用車のセダンなんで血の付いた獣の死体を載せるなんて無理。

泣く泣く諦めました。






いや、ホントに食べてませんから(笑)。






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厚意

猟から帰ってきて服を脱ぐ。

ダニが付いていることもあるからお風呂場で。


泥と汗と(獲物の)血にまみれた服…。

汗をたくさんかいた時は、なんだかちょっと野良犬のような匂い(笑)。


一日でこうなるんだからしょうがない。

頑張った証拠だしね。


ポケットに入れたり装備しているものを取り出し外します。

財布、デジカメ、携帯、ナイフ、獲物の引っ張り綱、犬の引き綱…。



「あれ?足りない」

いつも2本入れている犬の引き綱が一本しかありません。


「あちゃ、また落としてきたんだ」


勢子役でもないのに山をそれなりに駆け回ると、滑ったり転んだり引っ掛かったりで装備品を無くすことはよくあります。



無くなったものはしょうがないですね。

まあ、銃所持許可証や財布じゃなくてよかった。





そう考えて翌週も猟へ!


見切りのためにあちこちをウロウロしていると、車窓からふと目に留まるものが…。

急いで車をUターン!


そこで見つけたものは…。





これ!
2013.02.18厚意1


道路際の一番目立つところに掛けてありました。

ここは先週引き綱を落とした所で、相当にイノシシの被害に困っている地域です。

私達のグループがイノシシを獲ると、住民の方がお礼にやってくるような場所です。


私が山中で落とした犬の引き綱を誰かが見つけ「いつも来ているハンターさんが落としたんだろう」と一番目立つ所に掛けておいてくれたのでしょう。




胸が熱くなりました。






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転がり落ちるイノシシ

2月15日で鳥猟は終わったけれど、増えすぎたイノシシ・鹿の猟期は3月15日まで。

さあ、ラストスパートで残り1ヶ月の猟期も頑張りましょう!



1ラウンド目はなかなか獲物が出ず、メンバーの皆が諦め始めた頃に勢子長が粘って競り出した40kgのオスイノシシをゲット。
2013.02.17転落10




続く2ラウンド目。


小さな山だけれどかなり急峻な傾斜の山道をヒイヒイ言いながら登って待ちに付きます。

「まったく、こんな急角度の道無き道を登っていくなんてハンターくらいのもんだよなぁ。フクラハギが攣りそうだ。」


待ち場はこんな感じ。
2013.02.17転落8

下から登ってくる獣道と横回しの獣道が交差する場所。



勢子が犬を放ちますが、今回もなかなか獲物が出ないまま時間が経過します。


猟犬の鈴の音がチリンチリンと聞え始め、探索する場所も残り僅か。

「ダメか…。猟期も終盤だから簡単にはいかないな。」



などと思っていたら、突然激しく鳴き始める犬の声。

「来る…。」

安全装置を解除して銃を構えます。


下から駆け上ってくる50kg~60kgのイノシシ。


息を殺して照準越しにイノシシを狙います。

「15メートル。12メートル。まだまだ、ギリギリまで引き付けろ…」

10メートルを切った時にイノシシが顔を上げ、ハッキリと視線が合います。
「気付かれた!」

Uターンしようとするイノシシ。
即座に一発目を発射!
2013.02.17転落9



斜面を転がり落ちていくイノシシ。
2013.02.17転落222

すぐに私も斜面を滑り降りるように追跡。

その先をイノシシが樽のようにゴロンゴロンと転がっていくのが見えます。

「よし、完全に仕留めた!しかしどこまで転がり落ちていくんだ?この先は採石場になっていて下は断崖絶壁だぞ」


50メートル以上転がり落ちた頃になると猟犬も追いついてきたので、「イノシシが崖から転げ落ちた場合に犬も一緒に落ちたりしなければいいけれど…」と心配しますが、崖の手前の岩棚でイノシシが止まります。

と同時にムックリと起き上がり走り出すイノシシ!

我が目を疑いますが、滑り台を降りているように滑っている最中なので銃を構える間もなく視界から消え去ります。

「いや、即死ではなかったけれどそれに近い状態だ。すぐに犬が追い付くはず。」
などと思いますが、犬に付けた鈴の音は一気に山頂近くまで遠ざかります。


呆然としながら状況を報告。


今滑り降りてきた道を這い上がります。

血痕…。
2013.02.17転落2


「確かに中っている…。一体どうなっているんだ!?」



結局イノシシは山頂を越え、稜線の反対側にいる射手に仕留められました。


75kgのメス。
2013.02.17転落5


私の撃った弾はどこに中ったんだ?と思い実況見分すると、着弾点はここ。
2013.02.17転落6

「惜しい!あと10センチ斜め上だったらなぁ。」


どうやら撃った直後は気絶していたような状態だったけれど、転がり落ちていく間に蘇生したようですね。

これが転がり落ちるほどの急斜面じゃなかったら、二発目を撃つかナイフで仕留められていたんだけどな~。



「しかしまあ、チームプレイのおかげでなんとかイノシシを仕留める事が出来てよかった」
などと思いながら、へなちょこハンター今日も涙で枕を濡らすことだよ…。

くそっ!






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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
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