大物猟に使う新しいナイフを卸しました。
いつものように親父が開いているナイフ工房「南風」の作品。(写真下)

上が今まで使っていた大物猟用のペアナイフ。
私がハンターになった時に記念にもらった、親父の使っていたもののお下がりです(笑)。
今回のものはブレードの長さが4センチほど長い
罠師モデル。(写真上)

今まで使っていたものはブレード20センチ、全長34センチ。
罠師モデルはブレード24センチ、全長38センチ。(写真下)

今まで使っていたものでも充分な長さでしたが、
去年の猟期に100kgオーバーのイノシシを刺し止めた時に苦戦し、「もう少し長くてもいいかな」と思ったのも事実です。
そこで作ってもらうように頼んでいたのですが、親子割引をしてもらっても貧乏サラリーマンの私にはなかなか手が出る値段ではありません。
しょうがないのでジッとある機会を待っていました。
そしてついにその機会が訪れました!
それがこちら。
グリップの方から眺めると…

血で滑ったりしないように指を掛けるヒルトの部分に僅かなヒビ。

黄色の部分。分かりますか?

もともと金属に潜在していた僅かな歪みが、研磨工程で顕在化したもの。
滅多にこういうことはありませんが、作ってからしか分からないものです。
ブレードは問題なくA級品ですし、使うにあたって何ら問題はありませんが、ナイフとして見た場合B級品ですね。
このような不測の事態に備える為に、南風では注文を受けた場合、必ず必要数以上のものを作製します。
日本刀で言う影打(かげうち)ですね。
「オレはもう年だから自分用のナイフも軽いものに作り変えているが、お前の体格と体力ならその大きさで山を駆けても問題ないだろう」
と親父。
早速先日使ってみましたが、バランスもよく大きさも重量も全く気になりませんでした。
うん、良いナイフだ♪
さあ、これで今年の猟期は100kg級の大物イノシシが半矢で逃走しても一撃で差し止めちゃうもんね~!!
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