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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

影打(かげうち)

大物猟に使う新しいナイフを卸しました。

いつものように親父が開いているナイフ工房「南風」の作品。(写真下)
2012.09.28影打ち

上が今まで使っていた大物猟用のペアナイフ。
私がハンターになった時に記念にもらった、親父の使っていたもののお下がりです(笑)。


今回のものはブレードの長さが4センチほど長い罠師モデル。(写真上)
2012.09.28影打ち3

今まで使っていたものはブレード20センチ、全長34センチ。
罠師モデルはブレード24センチ、全長38センチ。(写真下)
2012.09.28影打ち2


今まで使っていたものでも充分な長さでしたが、去年の猟期に100kgオーバーのイノシシを刺し止めた時に苦戦し、「もう少し長くてもいいかな」と思ったのも事実です。

そこで作ってもらうように頼んでいたのですが、親子割引をしてもらっても貧乏サラリーマンの私にはなかなか手が出る値段ではありません。


しょうがないのでジッとある機会を待っていました。
そしてついにその機会が訪れました!


それがこちら。

グリップの方から眺めると…
2012.09.28影打ち4

血で滑ったりしないように指を掛けるヒルトの部分に僅かなヒビ。
2012.09.28影打ち5

黄色の部分。分かりますか?
2012.09.28影打ち6


もともと金属に潜在していた僅かな歪みが、研磨工程で顕在化したもの。
滅多にこういうことはありませんが、作ってからしか分からないものです。

ブレードは問題なくA級品ですし、使うにあたって何ら問題はありませんが、ナイフとして見た場合B級品ですね。


このような不測の事態に備える為に、南風では注文を受けた場合、必ず必要数以上のものを作製します。
日本刀で言う影打(かげうち)ですね。



「オレはもう年だから自分用のナイフも軽いものに作り変えているが、お前の体格と体力ならその大きさで山を駆けても問題ないだろう」
と親父。



早速先日使ってみましたが、バランスもよく大きさも重量も全く気になりませんでした。

うん、良いナイフだ♪



さあ、これで今年の猟期は100kg級の大物イノシシが半矢で逃走しても一撃で差し止めちゃうもんね~!!





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キンセンガニ

先日、二枚貝のたくさんいた海岸を歩いた時に見つけたもの。
2012.09.26昔見た111

キンセンガニくん。


砂模様の丸っこい甲羅にトゲトゲのフォルム。

パドルのような平たい爪先で、シャカシャカと砂の中に潜っていきます。

潜っていく様子がカワイイ(笑)。



そういえばキンセンガニを見たのもずいぶん久しぶりだなぁ。




ガザミ、ヘイケガニ、ツノナガコブシ…。

昔はたくさんのカニが普通に砂浜にいたんですけどね。




ここは豊富に餌もあるみたいだから、昔のようにたくさんたくさん繁殖しておくれ。





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昔よく見た風景

今日も今日とて食料を求めて海岸線をうろつく(笑)。


ここは初めて来る場所。
狩猟採集民族にとって、常に新しいポイントの開拓は重要です♪
2012.09.26昔見た1


おお!きれいな砂浜。
2012.09.26昔見た8

ザザーッと波が打ち寄せて…、
2012.09.26昔見た2


波が引くときに動くものが…。
2012.09.26昔見た3


小さめの2枚貝ですね。
2012.09.26昔見た4


必死に砂の中に潜っています。分かりますか?
2012.09.26昔見た5


掘り出してみたところ。
アサリの稚貝? ちょっと感じが違うからコタマガイの稚貝かな。
2012.09.26昔見た222


注意してみるとウジャウジャいますね♪
2012.09.26昔見た7


食べるにはちょっと小さいな。

捕獲欲が湧くよりも昔懐かしい光景に見惚れ、波が打ち寄せるたびに砂に潜る貝を飽きずにずっと眺めていました。



こんな風景を何十年か振りに見ました。

「私が子供の頃、砂浜はどこもこんな感じだったんだよ!」と言っても今の若い人には信じてもらえないでしょう。

でもね、それは紛れもない真実だったのですよ。





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銃床の調整

所持している猟銃の銃床の調整をしました。

私はかなり胸囲があるほうで、買ったそのままの状態では銃床が長すぎました。
そこで銃床を切って短くしたのですが、最近の射撃姿勢を見るとかなり窮屈な感じ。

今年になって少しは射撃練習をするようになり、段々と射撃姿勢が変わってきたのが原因です。
銃を構えるフォームが銃を所持した最初に比べてかなり前傾姿勢になり、胸板と銃床の隙間が開いて肩を窄めるようになっていたのです。


で、撃ち方に合わせて銃床の長さを延長しました。

こんな感じです。
2012.09.23銃床


5mm厚の牛革を切って、スペーサーにしています。

1枚ずつ増やして、現在は3枚。15mmの延長です。
2012.09.23銃床2


射撃場で試射してみて、具合が良かったら革にオイルを染み込ませて雨に強いオイルレザーにします。



とりあえずは今回はこんな感じ。

挙銃しやすく、尚且つ構えた時に滑らないようにビニールテープを巻きます。
2012.09.23銃床3

クレー射撃をされている方は、テニスラケット用のガードテープを巻いている方が多いようですが、貧乏人の私にはこれで充分。(滑りと摩擦の具合が丁度良いと、ホントはある方から教えてもらいました。笑)



体型にも千差万別あるように、銃器メーカーや個人の射撃姿勢などによって適正な銃床の長さも違います。

特に私のような初心者は、射撃姿勢がドンドン変わっていって当たり前とのこと。
へぇ~、そういうもんなんですねぇ。



さあ、銃床の調整もしたし今度の射撃会は初の8割超えを狙ってみようかな(←たぶん、というか絶対無理)。






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キヌガサタケ(追記あり)

いくぶん涼しくなり、本日はイノシシの有害鳥獣捕獲。


ダニによじ登られながら山を歩く。
2012.09.22ダニ2
(足袋に付いたダニ)


今の時期、イノシシは栗をたくさん食べていますね。
2012.09.22豊作2


そうしていると山の中で発見したもの。
2012.09.22キヌガサタケ

20センチほどもある大きなキノコ。キヌガサタケですね。
レースのような見事な袋がかかっています。

まるでエミール・ガレの作品のような美しさ。

う~ん、自然の造形美ってすごい!!



でもこのキノコ、周囲に強烈な匂いを発散していました(笑)。

なんて言うか、し尿処理場のような強烈な匂い…。

試しに手に取ってみると間違いなく匂いの元はこのキノコ。



帰宅して調べると、かなり美味しいキノコだそうで残念なことしたなぁ。


そろそろキノコも本格的に覚えたいな♪




♪追記♪

このキノコはなんていうキノコなの?とキノコに造詣が深い友人のセラヴィさんに質問して返ってきたメール。

「かなり大きいのだったらマクキヌガサタケだろうね。
傘の部分はグレバといって悪臭を放ちハエなどを呼び寄せて胞子を運んでもらってます。
この部分を取り去って柄の部分だけ乾燥させ、スープや酢の物にしたりして食べるのだけどやっぱり臭いは残るかなぁ・・・。
私は一度たべたきりです。というのも家に持ち込み禁止令が出ましたから」


だってさ(笑)。





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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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