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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

さらば、愛しのレバ刺し!

【今回の記事に関しては私にしてはかなり言葉遣いも汚く一部の人間を批判している文章もあり、読まれた方に不快感を与えるかもしれない事を始めにお詫びしておきます。

また、完全なる人災である東日本大震災に伴う食品の放射性物質の汚染とは全くの別問題であることをお断りしておきます】






もうすぐレバ刺しが飲食店で食べられなくなりますね。
2012.06.26レバ刺し

まったくもって、日本人はいつからそんなに愚かになったのだろう!?


食中毒事件を受け「出血性大腸菌O-157による危険性が排除できない」との理由での今回の法律規制だけど、本当にそんな安易な考えでいいのだろうか?

仮に魚のお刺身で食中毒による死亡事故が発生したりすると、同様に法律で魚の刺身を食べることを禁ずるのだろうか!?

こういったものは法令で禁止するような類のものではありませんよね。



今回の措置は「死者が出たから法令で禁止してしまえ。また同様の事故が起こってこっちの責任にされてもたまったもんじゃないからな!」
という自己保身を考えた一部の役人の安直な思考にしか思えませんね。



大体が一部の特殊なものを除いて食品には一般生菌と呼ばれる「雑菌」は普通に存在しているし、どんな食品でも保管状態が悪く腐敗したものを食べたら食中毒の原因になります。

仮に殺菌をかけた全く無菌の食品でも、アレルギーを持つ人にとっては有害物質になったりする場合もあります。

それらが問題なくても、食べ過ぎて肥満になったりすると成人病の原因になったりします。

「食べる」という行為において「完全なゼロリスク」ということは有り得ないし、そんなの一昔前は当たり前のことだったのです。



O-157よりももっと毒性の高い食中毒菌はあるし、魚や貝や鶏肉の刺身なんかにも有名な食中毒菌はごく普通に付着しています。

食べる人の体調や年齢による抵抗力、そんなものによって発症したり劇症化するかしないかは大きく違ってきます。





大切なのは正しい情報の開示。

まずきちんと「この食品にはどれくらいのリスクがあります」という正しい情報を開示し、消費者に自由な選択をさせてはどうだろうか。

「牛レバーには○%くらいの確率でO-157が付着している可能性があって、それを食べた時に発症する可能性は○%くらいですよ」と。

それと同時にレバ刺しを食べて何も問題のなかった人の人数を公表してほしい。
そうでないと不公平だ。





愛するレバ刺しが飲食店で食べられなくなるという怒りのあまり、ついつい言葉遣いが乱暴になってしまいましたが、そんなことよりも人間が短絡的な思考で凝り固まってしまう事の方が恐ろしい。

「ちょっとでも危険性のあるものは法令で禁止してしまえ」という考えは、食の選択の自由を奪うものであるばかりか、「食」という生命を支える基本活動について何も考えなくなり、判断力のないロボットのような人間ばかりを育てる原因になってしまう。

生命活動を支える「食」は自己責任であり、生命体としての基本活動。
そんな基本的なことを全て他人の判断に任せている日本人の考え方が怖いと思うのは私だけでしょうか?


マニュアル通りにしか動けない人間…。
マニュアル想定外の事が起こると、それを想定していない人間を責める愚かさ。

「創意工夫」とか「知恵」という素晴らしい言葉はどこに忘れ去られてしまったのだろう…。



お店で食べる最後のレバ刺しをつまみながら、そんなことを思ったのでした。



「グッバイ、レバ刺し…。生レバーを提供することを禁止する法律なんていうくだらないものが無くなって、また居酒屋で会えたらいいね…。」




でもハンターだから自己責任で鹿の生レバーも鹿刺しも食べ続けるもんね~!









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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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