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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

ナイフ忘れた!

有害鳥獣捕獲で久しぶりに島に出動!
2011.10.29ナイフ忘れた


久しぶりに来ると、地形が変わるくらいイノシシに掘り返されていますね。
2011.10.29ナイフ忘れた5



今日の勢子はいつもの有害鳥獣捕獲隊の隊長じゃなく、家政婦は三田さん(仮名)。
3頭の猟犬を引き連れ、待ち(射撃手)を配置しながら山頂近くまで向かいます。
2011.10.29ナイフ忘れた2

ここは結構な急勾配の上に岩がゴロゴロしているので、かなり足に負担がかかる地形です。



犬を放すとすぐにイノシシを発見して起こし鳴き!

待ちには掛からず、山頂から一気に麓近くまで駆け下って鳴き止めています。



勢子の家政婦は三田さん(仮名)は山頂近くなので、「近くにいる人頼むっ!」と応援要請。

無線で連絡を取り合うと、近くにいるのは私と隊長。

2人が持ち場を動くことを全員に伝え、足音を忍ばせて現場に急ぎます。



犬の鳴き声の付近まで近付くと、女竹の藪がすごくトンネル状態。
2011.10.29ナイフ忘れた3


またトンネルを這い進むようなことになるのか!?と思ったけど、鳴き声は隊長の近くに移動し激しく交戦中。

私みたいなヘナチョコハンターよりも、いつも勢子をしている隊長の方がよほど頼りになるのでお任せします。


しばらくすると、隊長から
「犬が3頭絡んでるからとても撃てない!」
と無線連絡。

かなり苦戦中のようです。



私も現場に急ぎますが、途中で「棒で殴って倒したよ~」との連絡。

「棒で殴った? 犬が動きすぎてナイフが使えなかったのかな…。犬にケガも無かったみたいだし、まぁとにかく良かった」


隊長と合流すると40kg程のメスイノシシが倒れています。

どういう状況だったか話を聞くと
「いやぁ~、ナイフ忘れちゃったんだよね(笑)。
犬が絡んでいるから撃てないし、棒切れ拾って来て殴りつけたのよ」

とのこと。




と話していたら、ガバッと頭を上げてイノシシが蘇生!

慌てて二人がかりで押さえつけ、急いで私がナイフで止めて勝負あり。
2011.10.29ナイフ忘れた4


ナイフを忘れたのは笑えないけれど(私も経験あるけれど…)、その場で咄嗟の機転が利くところはさすがです(笑)。




犬が絡んで倒すまでにかなりの時間がかかったので、皮を剥くとすごい内出血。
2011.10.29ナイフ忘れた6

この状況を見ると、どうやって犬がイノシシと闘ったのかがよくわかりますね。



血肉が多くなってしまったのはちょっとだけ泣けるけど、キミ達にケガが無くてよかったよ。







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経験者講習会受講

猟銃所持許可の更新に必要な「経験者講習会」に行ってきました。

時間は13時30分~16時30分となっています。
もちろん平日。

仕事の方は午後から半日休暇でも間に合いそうでしたが、色々とやっつけないといけない雑用もあり一日休暇をいただきました。



会議室にて受講。
2011.10.26経験者講習2

初めて来た警察署ということもあり、最初は受講場所がわからず生活安全課で場所をお聞きしました。



受付けをした所轄警察署でいただいた(買った)テキスト。
2011.10.26経験者講習

今回の受講者は16名。
かなりのご年配の方もいれば、私よりも若い人もいます。



まず担当の警察官の方のお話があり、近年の事件や事故の報告。

それから近くの銃砲店の方が講師となり、銃砲の取り扱いについてのお話です。



2年ほど前に銃刀法が改正になったので、改正点とそれに伴う注意点などの話もあります。

今回の改正で高齢者(75歳以上)には認知症の検査が義務付けられたので、模擬試験も行われました。
(かなり難しかった! 早くも認知症が進んでいるのだろうか!?)



講習自体は猟銃を所持するにあたっての一般的な注意事項の再確認といった感じで、最後に事件や事故の再現DVDを見て終わり。

講習修了証の受け取り欄に押印して修了証書をいただき終了です。




講習自体に目新しいことは無かったのですが、猟銃所持者の推移などのお話などで非常に興味深いものがありました。

平成13年度の猟銃所持者は全国で約21万人。
これが平成22年度になると約13万人。

この10年で4割近い所持者が許可を返納したそうです。
主な原因は高齢化によるもの。

更に現在の猟銃所持者の現状を見てみると、大半が60歳以上。
今後10年は益々猟銃所持者は減っていくでしょう。




今回お話をされた警察の方は物腰も低く非常に感じが良い方だったのですが、最後にお願いに近い形の話をいただきました。

「これから猟銃所持者は益々減少するものと思われます。猟銃所持者である皆さんは、今後社会的に必要とされる機会も多くなってくるかと思いますので、どうかご自身の所持許可資格を大切にされてください」




そうだろうなあ、全国的に野生鳥獣の被害が深刻な事態になっていますからね。

生命活動の根幹となる「食」を支える農業が成り立たなくなりつつある日本の現状…。

若者の農業離れ(農業に限らず第一次産業全体にですが…)、輸入農産物との価格の格差、加えて有害鳥獣による甚大な被害が重なれば農業人口が減少の一途を辿っているのも当然でしょう。



日本各地で有害鳥獣の被害と有害鳥獣捕獲に対して税金を投入することが大きくニュースで取り上げられたりしているけれど、これから狩猟行政はどうなっていくのだろう…。

タダでさえ高齢者が多い今の狩猟界なのに、あと10年後となったら…。

これからの狩猟を取り巻く環境と日本におけるハンターの存在意義…。




猟銃の所持許可更新のための講習会に参加して来たのですが、帰途にはそんなことばかりを考えていたのでした。





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猟銃所持許可証の更新

猟銃所持のための許可は3年毎に更新が必要です。
2011.10.26経験者講習2


まあ、運転免許証みたいなものですね。


で、運転免許の更新期間は誕生日の1ヶ月前~1ヶ月経過日までとなっていますが、猟銃所持のための許可の更新期間は、該当年の「誕生日の2ヶ月前~1ヶ月前」となっています。

この「誕生日の2ヶ月前~1ヶ月前」というのが曲者で、運転免許の更新期間と勘違いしてうっかり忘れ、許可取り消しという人が後を絶たないそうな。


私は2年前の8月に猟銃の所持許可を受け、誕生日が1月28日なので、今年の11月28日~12月28日までが更新期間になります。
その期間を過ぎたら特別な理由が無い限り、一切受付けをしていただけません。


しかし猟銃を所持して初めての更新でわからないことだらけ。
こういう時は行きつけの銃砲店に相談です♪

更新に必要な書類を教えていただきます。
サービスで作成してもらえる書類もありますし、安く診断書を書いていただける病院を紹介してもらえたりもします。
(ちなみに紹介していただいた病院での診断書作成の値段は1,050円。また、銃砲店によって対応やサービス内容はマチマチのようですね)


更新の受付までまだ日数があるのでそんなに焦って準備をしなくても良さそうですが、私の場合更新期間が猟期に思いっきり被っている上に年末の忙しい時期なので、事前に集められる書類は集めておこうと思ったのです。



それらの必要な書類は更新の近々になっても揃えられそうですが、警察の開催する「経験者講習」を受講して修了証明書がなければ更新できないことが判明!

すぐに所轄の生活安全課に連絡して、講習会の開催日を教えてもらいます。
県内の警察署が持ち回りで開催しているようで、ちょうど近隣の警察署で行われるそうなので申し込み。

申し込み期限は講習会の1週間前まで。
申し込み書類に写真2枚、手数料として3,000円が必要とのこと。



講習の申し込みはたいして時間はかからないとの事だったので、事前に行くことを伝え、会社を17時に退社して警察署に行ってきました。
生活安全課の受付は17時45分まで。

17時30分を過ぎて滑り込みセーフ(笑)。
特に問題も無く講習会の申し込みをしていただけました。


弾の購入申請するのにも、講習会の申し込みに行くにも平日の昼間にしか受け付けをしていただけないので、私のように平日に休みが無いサラリーマンにとっては度々早引きしたり休みを取ったりすることは大変苦痛でもありますが、得ているのは「猟銃の所持許可」という特殊な許可です。手続きが煩雑で厳しいのも当然とも言えます。

猟銃なんて縁の無い人にとっては、誰でも簡単にホイホイと許可が降りたりすれば不安でしょうがないというのも事実でしょうしね。



初めての更新で、かなり面倒くさいのですが頑張りま~す(笑)♪




経験者講習に続く。








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勇気あるもの

所属する猟友会の猟期前安全射撃会に行ってきました。

クレー射撃も有害鳥獣捕獲もされていない方は半年以上猟銃を撃っていないことになるので、猟期前の肩慣らし的な射撃会です。


いつも行っていた射撃場が閉鎖になって、今回初めて来た射撃場。
2011.10.25勇気あるもの1

「おお!なかなかきれいな射撃場じゃないですか♪」

射撃場なんていうものは大抵が人里離れた山奥にあります。
普通の方は「射撃場」なんていうものが日本に存在すること自体を知らないのではないでしょうか(笑)?


今回は25点の3ラウンド撃ち(75点満点)で参加費が4,000円。


射撃中の私。
2011.10.25勇気あるもの4

中りやすい射台で外して苦笑い…。
2011.10.25勇気あるもの5


結果は17-17-14の48点(75点満点)で3位入賞。
日頃クレー射撃をする人が少ない猟友会メンバーでの大会とはいえ初めての入賞、そして目標としていた6割を超えることが出来たしちょっと嬉しい(笑)。
次は7割を目指そう。


お楽しみの景品。
2011.10.25勇気あるもの6
ムフフ。





で、初めて来たこの射撃場、最初からちょっと違和感が…。
この写真の…
2011.10.25勇気あるもの1

ここ!
2011.10.25勇気あるもの2

射場でも…
2011.10.25勇気あるもの2

間の空き地なんて…
2011.10.25勇気あるもの3


たくさんのイノシシに掘り返されていますね。
きっと夜な夜な餌を漁りに出てきているのでしょう。

ハンター密度が最も高いであろう射撃場に出てくるなんて良い度胸してるなぁ!

「夜は誰もいないからへーき」とか思っているのだろうけど、ここには罠名人もたくさんいるんだぞ~。

し~らないっと(笑)。








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猟銃用火薬類等譲受許可申請

猟銃を所持して使用するには警察からの許可が必要です。
2011.10.05クレー射撃3


そしてその猟銃に使用する弾を購入するにも許可が必要です。


猟銃用火薬類等譲受許可申請書(ややこしい名前だ)という書類に必要事項を記入し、所轄の警察署(の生活安全課)に行って申し込みをして許可を得なければいけません。

最近、射撃会に出席したりで弾が無くなったので、射撃練習用の弾を購入するために猟銃用火薬類等譲受許可申請手続きに行ってきました。

必要書類は
・猟銃用火薬類等譲受許可申請書(これくらいの期間に〇発弾を買うので許可してくださいと申請する書類)
・消費購入計画書(いつどこで弾を買って、どこで何の目的のために消費するのか予定を書いた書類)
・実包管理表(どこで何の目的で何発消費したかの実績と現在の残りの弾数を記入した書類)

場合によっては射撃場での成績表やスコアカードの提出を求められます。

簡単に書くと
「猟銃用の弾を買うので許可ください。使う予定はこんな感じで、今までの実績と残弾数はこんな感じ」
ということです。


あらかじめ電話をして係の方の予定を聞いて行きますが、係の方もご多忙なので順番待ちで待たされることもあります。

そんな時に撮ったショット。


薄暗い廊下に窓には鉄格子。
2011.10.21譲り受け

「ああ、オレもついにこんな所にお世話になるようになっちまって…」
2011.10.14譲受2

とか

「ウチの子供がご迷惑をおかけしています…」
2011.10.14譲受3

な~んて妄想をしてしまいますが、なにも疾しいことはないのでへーき(笑)。

しかしここは警察署、時には手錠を掛けられ腰縄を付けられた人が警察官と一緒に通過したりすることもあります。



で、弾の購入許可なのですが、初心者の内は許可される上限が800発です。
射撃場にどんどん行って、バンバン弾を撃つようになると許可数も増えるみたいですね。

私の現在の弾の使用実績は2年間で2,000発ちょっと。
今までほとんど射撃練習をしていなかったので、800発の申請をしても期間内に使い切ることが無かったのですが、この3か月は大会に出たり練習したりで800発を使い切ってしまいました。

そこで今回は2,000発の申請をしてみることに。

係の方に使用実績をお見せし、これからは射撃練習の回数を増やす旨を伝えるとあっさりと許可が降りました。


手数料2,400円。
許可証を書いていただき、その場で発行していただけます。
(担当の警察署によっては、申請から発行までに3日かかったりする所もあるそう)


さあ、弾を買う準備も出来たし猟期までにあと2回射撃会もあるし、射撃練習をしっかりして3回目の猟期に臨むぞ!








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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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