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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

猟友会に入るメリット

猟友会…。

街中にイノシシや熊が現れたりした場合に、「警察と地域の猟友会によって捕獲されました」なんて感じで報道された場合、狩猟に関係の無い一般の方も耳にされたことがあるのではないでしょうか(笑)。



私は地元の猟友会に所属しています。
2011.09.04猟友会3

必要経費は地域の猟友会とその上部組織である社団法人大日本猟友会への年会費が合計で9,000円。
(ちなみに地域の猟友会だけに所属して、大日本猟友会へ所属しないということはできません)

活動内容は地域の有害鳥獣捕獲活動や法令改正の通達、狩猟者登録やハンター保険加入の事務手続き代行、狩猟試験事前講習の開催、銃砲検査のお手伝い、ハンターの銃器の取り扱い技術の向上のための射撃会、鳥獣供養際の開催などなど…。
他にも色々とやられているのでしょうが、ハンターになって2年の私にはそれくらいしか分かりません。


ハンターになって色々な人から話を聞くと、問題のある猟友会も多いようですね。
具体的な例は、集めた会費を私的流用しているのではないかとか、有害鳥獣駆除やその他の権利を一部の人間だけが独占して美味しい思いをしているとか…(実際にやると有害鳥獣捕獲活動なんてキツイだけですが)。

そういった話がチラホラと聞こえてくるということは、そういうことを行なっている猟友会があるのも事実でしょう。

また、昨年度から狩猟者登録に必要なハンター保険加入の取り扱い手続きが、猟友会を通じてのみしか出来なくなったのも猟友会批判の対象になっているようですね。

(私の所属している猟友会では和気藹々と仲良く、そういったことは一切ありません。先輩の皆さんも親切で、色々なことを教えていただけます。)



色々とデメリットも聞きますが、猟友会に入る一番のメリットは「情報」だと思います。



初心者が狩猟免許を取って狩猟者登録を行い、ハンターマップを見ながら可猟区(狩猟可能な場所)でだったらどこでも狩猟が行なえるか?と言うと、単純にそうも言えません。

「生き物を殺す」狩猟という行為が一般の方に受け入れられにくいのは事実ですし、日本社会では銃に対するアレルギーもあります。
まったく法的にも安全面でも問題の無い場所であっても、銃声を聞いただけで警察に通報されたり、止めてある車のナンバーを写真に撮られたりする場合もあるそうです。

それはしょうがないですね。
まずそこで生活をされている住民の方の静寂な暮らしを脅かすわけにはいかないし、そんな場所では狩猟をしちゃいけません。
こちらはあくまで趣味ですしね。


野生鳥獣の被害に困っている農業や林業の方の私有地であったら、逆に「どんどん獲ってください」と歓迎されることも多いですが、中にはこんな看板も。
2011.09.04猟友会2

これなんてはっきり「狩猟禁止」と書いていますね。
2011.09.04猟友会1

こんなところでは当然ながら狩猟は出来ません。
山の各所にはっきり書いてあるところなら問題も起きにくいのですが、こんなことを書いてあるのはたいてい山の一部のみです。
気付かずに山に入り、トラブルになったなんていうこともしばしば聞きます。

また、看板などを設置してない場合の方が多いので、法的にも安全面でも問題が無くても、狩猟をしていて地主さんや近隣住民の方とトラブルになったというような話も聞きます。


地域住民の方にもちょっと変わった人がいて、ハンターを極端に毛嫌いして毒餌を撒いていたり、猟犬の足の骨が折れるほどの強力なトラバサミを設置していたり…。(もちろん法令違反です!)
犬が死ぬような毒餌を撒くなんて信じられないかもしれませんが、実際に私の所属する有害鳥獣捕獲隊の方の犬が殺されています。

こういう場所には近付かないのが一番です。


また、罠を掛ける場合でも嫌がらせで罠を外されていたり、作動しないようにされていたり…。


そういうワケアリの場所では先輩ハンターの方から情報を入手して、事前に避けられるトラブルだったら避けるほうが利口です。
遊びに行って嫌な目にあってもバカらしいですものね。


また、仮に何らかのトラブル(法的に問題の無い軽微なもの)になったとしても、様々な人としっかりと良好な人間関係を築いていれば、「あそこは○○さんの親戚筋にあたるから、ちょっと話をしてみよう」となって丸く収まる時もあります。



しかしマナーの悪いハンターがいることも事実で、獲物の残渣を放置したり、家畜の飼育舎の近くで発砲したり(卵や子供を産まなくなったり、お乳の出が悪くなったりします)、悪質な場合には進入禁止の場所に入ったことを注意されると
「こっちは免許持って税金納めて狩猟をしてるんだ!グダグダ言われる筋合いはないんじゃ!!」
と逆に恫喝するようなこともあったりするそう…。

こんなのを聞くと本当に悲しいですね。



私の所属する猟友会では会合に出席するとそれらの具体的な話をしていただけるし、全国で起こった事件や事故の報告もあります。

法令改正やそれに伴う具体的な注意点、所轄警察からの通達事項の伝達も行なわれます。

私はそれらの情報を入手できるだけでも猟友会に入るメリットは充分にあると思います。





かつては身近に存在していた「狩猟」という世界は、今の日本では最もマイナーな趣味の世界になってしまいました。
何かに付けクローズアップされるのは猟銃を使った犯罪などの時のみ。

正しく情報を公開してこなかった(またはその術を持たなかった)猟友会や狩猟関係者にも原因があると思いますが、とにかく閉鎖的な世界だったと思います。

我が強くワガママな人種が多いハンターという人間が集まる猟友会という組織では、問題も多かったのも事実でしょうが(現在進行形の所も多いでしょうが…)、ハンターの高齢化や有害鳥獣の増加、関連法令の改正などに伴って少しずつ変わってきているのも事実だと思います。

これからは更に色々なことが変わってくるでしょう。



私自身は「おもしろい時期にハンターになったなぁ」と言うのが実感です。

さてさて、これから狩猟を取り巻く環境はどうなることやら(笑)。






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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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