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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

虫歯

親父の開いているナイフ工房「南風」で作成途中のものを発見。

猟期中に仕留めたイノシシの牙でキーホルダーを作っているところですね。
2011.06.28製作途中2


適当な長さにカットして、彫金を施した銀製のクラウンを取り付けている最中です。




カットしていない状態はこんな感じです。
虫歯

これはイノシシの下あごの牙。
絶えず上の歯と擦り合わせるようにして研いでいるので、鋭利な刃物のように尖っていますね。

この下あごの牙が本当に危険なんです。




で、今回見ていただきたいのはこの写真。
2011.06.27musiba


これは上あごの牙ですが、見事に虫歯になって穴が開いていますね(笑)。

ボロボロになっていたので先端部はカットしたそうです。



イノシシの牙はどんどん伸びてくるので先端部に虫歯があっても大した問題ではないのでしょうが、こんなものを見ると野生で生きるっていうのは本当に大変なことなんだとしみじみと思います。





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鴨?合鴨?

先日のスッポン釣りをしている最中のこと。



静かにアタリを待っていると近付いて来る物体が…。






2011.06.23外来種


マガモのオス!?


いやいや、渡り鳥だからこの時期には鴨は北に渡っているはず。




以前親父に教えてもらったアヒル(合鴨)と真鴨の違いを思い出そうと試みます。



2011.06.23外来種2


模様だけ見たら完璧に真鴨ですね。

しかしこの時期に日本にいるし、大きいからたぶん合鴨だろうけど自信ないなぁ…。




もしこの合鴨を猟期に猟場で見かけたら間違いなく撃っちゃうな(爆)!




精進しようっと(笑)。




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外来種

梅雨の合間の晴間を縫って、近所の池にスッポン捕獲に出撃!

スッポンは私が長年に渡って「何とかして自分の手で捕まえたい!」と狙っている獲物の一つですが、未だその願いが叶っていません(涙)。



今回はあまり時間がないので昼間の投げ釣りで挑戦!
2011.05.25すっぽん



本当なら夕方からの夜釣りが良いそうですが、去年たくさんスッポンの差し入れをもらった大物猟の親方に聞くと
「スッポンなんかいつでもどこでも釣れるわい!エサは松坂牛に限る!!」
とのことだったので(笑)、ドボンと仕掛けを投げ込んで待つこと暫し…。
(当然ながら松坂牛なんて使えませんが。笑)


やぶ蚊がすごく、ジッとしているのも苦痛。
肝心のスッポンは何のアタリもなく、心も折れそうになります。



ふと何かが動く影を発見。
2011.05.25すっぽん3

バンですね。

バンは狩猟鳥でとても美味しいらしいのですが、私は食べたことがありません。
「こんなところに生息しているのか~、猟期に会おうね♪」
一人心の中で呟きます(笑)。




あまりに釣れないので周囲を偵察。

天気のいい日はスッポンが甲羅干しをしているらしいのですが…。








お!カメがいるいる。




全部ミドリガメですが(笑)!
2011.05.25すっぽん5

ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)は外来種で、本来日本の自然界にはいなかった種類です。

ペットとして飼われていたものが放棄されて、今では在来種のイシガメやクサガメを駆逐しています。
もちろんスッポンも…。



有害魚に指定されたブラックバスやブルーギルなんかも、最初は釣り味が良いからという理由で盛んに放流が行われました。
事実、私の子供の頃は淡水にはフナや鯉しか生息せず、それらの魚はとても珍しかったのですが、今ではすっかり立場が逆転しています。



まぁ、「外来種」なんていうものは人間が勝手に決めた区域の話であって、生物として見たときに人間の手を借りてでも大繁殖を成し遂げたそれらの種は「勝ち組」と言えるのかもしれませんね。
2011.05.25すっぽん2







などと小難しいことをほざいてみても、今回もスッポン捕獲は撃沈(笑)!


試しにミドリガメでも食ってみようかしら!?




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罠猟免許

この夏、罠猟の狩猟免許試験を受けます。

「狩猟免許を持っていたから狩猟ができていたんじゃないの?」
と驚かれる方も多いでしょうが、私が今まで持っていたのは第1種銃猟免許のみ。

猟銃を使った狩猟のみの許可で、罠で猟をしようとすれば「罠猟免許」という別の試験を受けて合格し、狩猟をする県に狩猟者登録をしなければいけません。

2011.06.13罠5

運転免許に普通自動車や自動二輪なんかの種類があるのと同じですね。




狩猟免許を取得した2年前に罠猟免許も一緒に取っておけば良かったのですが、「自分には罠猟は縁が無いものだ」と思っていたのです。

罠を仕掛けたら毎日の見回りが必要ですし、獲物は人間の休みの日を選んで掛かってくれるわけではありません。
サラリーマンである私には毎日見回りに行く時間もありませんし、平日に獲物を捌く時間もありません。

それに賃貸マンション暮らしの身では、獲物を捌く場所もありませんしね。



自営業をしている親父は
「じっと待っているのは性に合わない」
という理由で罠猟はしていませんし、私が罠猟に対する理解が無かったのも事実です。


そして、猟期に大物猟でお世話になっているグループの猟場は、車で1時間以上かかるので見回りに行ける距離でもないし、親方はじめ皆さんの開拓した猟場なので、そんな場所に自分勝手に罠を仕掛けることは仁義に外れる行為です。




そんな訳で今まで罠猟免許に対する取得意欲が無かったのですが、地元猟友会で有害鳥獣捕獲活動をするようになって必要性を感じるようになりました。

「罠を仕掛けて、獲物が掛かったのを見るだけでしばらくはイノシシが来なくなるから」
ということで、農家の方に何度か罠の架設を依頼されたことがあったのです。

「いや~、私は罠猟の免許を持っていないし、持っていたとしても見回り出来ませんから…」
とお断りしていたのですが、
「見回りなら自分達でやるし、掛かってたらすぐに連絡するよ。解体場所ならウチの庭でやればいいさ」
とまで言われることもあり、罠猟免許を取ってみようと思ったのです。



そして猟期にお世話になっている大物猟グループの親方から
「お前さんは罠の免許取らないのかい?オレが一から教えてやるから取りなよ」
と言われていたのも心を動かされた理由でした。

巻き狩りのリーダーで罠の名人でもある親方の罠は、どういう魔法を使っているのか解りませんがとにかく勝負が早い!
「待つ罠」というよりも「攻める罠」といった感じで、仕掛けた翌日に獲物が掛かっていることもしばしば。

気心も知れているし、そんな方に教えていただくならとても有難いお話です。



そんな訳で、また狩猟免許試験テキストを引っ張りだしたところです(まだ何も勉強していませんが。笑)。
2011.06.13罠


2年前に勉強した内容なので、なんだか懐かしいですね。
2011.06.13罠3

2011.06.13罠2

2年間猟期に実地訓練をみっちりとしたから、試験はたぶん大丈夫でしょう。





問題は網猟免許を取るかなんですよね~。

私の住んでいる地域では網猟による有害鳥獣捕獲許可は出ていないのですが、今年はヒヨドリの被害が甚大だったから将来的には網猟の許可が降りるかも。

今のところ網猟をする予定なんてまったくありませんが、将来網猟の必要性が出てくるかもしれないし…。




網猟で有害鳥獣捕獲をやられているハンターの方がおられましたら、何か情報をいただけると幸いです。




ああ、なんだかどんどん忙しくなって行く気がするんですけど…(笑)。

とにかくやると決めた以上は頑張りま~す!




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『ブタがいた教室』

テレビで『ブタがいた教室』という映画を放映していました。
過去にあった教育プログラムの実話を基にしたものです。

放映に気付いたのが作品の途中からだったので、「これは最初から見たい!」と思いDVDを借りてきました。
2011.06.19ブタがいた教室



「これは最初から見たい!」と思ったのは内容的にもですが、実家のブリタニースパニエルのジャンの生家のニライパパさんとお会いした時にその話題をお聞きし、非常に興味を持っていたからです。


映画の内容を簡単に言うと、「子豚を小学校で飼って、大きくして皆で食べてみましょう」(簡単すぎるかな。笑)です。



Pちゃんと名付けられたブタを小学生が一生懸命育て、そのブタを食べる日が迫って来る段階になって様々な感情と理論と理想と現実が小学生を襲います。


「Pちゃんは可愛がって育ててきた仲間だからそんなことは出来ない。よくそんな残酷な事が言えるな!」
「Pちゃんは最初から食べることを前提として飼ってきたんだ。じゃあ、農家の人が可愛がって育てたブタを食べるのは残酷じゃないのか?」


食べることに賛成派の生徒も反対派の生徒も涙を流し、時には激昂しながら何度も何度も議論をします。


「生き物を殺して食べることは残酷なのか!?」
というテーマを根底に抱えながら、少年少女達は様々な問題に直面し、真剣に考えます。


結論に至るまでの過程の詳細は省きますが、結局はPちゃんは食べられてしまう運命になります。
2011.06.19ブタがいた教室2




結果は賛否両論あったようですし、そのどちらの意見にも共感できます。
どちらが正解とか間違っているとか、正しいとか悪いとかいう問題ではないと思います。

しかし「正解を求める方法を教える現代の教育現場」において、正解も不正解もない問題について深く考えるこの教育プログラムはとても素晴らしいと思います。


なぜならこの世の中には正解も不正解もない問題ばかりが山積みにされていて、正しい答えなんて無い場合がたくさんあるからです。
そして「必ず選択しなければならない」残酷な時がやってくるからです。




考えずに流されて生きて行くことは簡単ですが、自分でしっかりと考え行動する勇気を持つこと。
混沌としたこの時代に、それが一番必要なことではないでしょうか。


2011.06.19ブタがいた教室2



難しいですね…。





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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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