この夏、罠猟の狩猟免許試験を受けます。
「狩猟免許を持っていたから狩猟ができていたんじゃないの?」
と驚かれる方も多いでしょうが、私が今まで持っていたのは第1種銃猟免許のみ。
猟銃を使った狩猟のみの許可で、罠で猟をしようとすれば「罠猟免許」という別の試験を受けて合格し、狩猟をする県に狩猟者登録をしなければいけません。

運転免許に普通自動車や自動二輪なんかの種類があるのと同じですね。
狩猟免許を取得した2年前に罠猟免許も一緒に取っておけば良かったのですが、「自分には罠猟は縁が無いものだ」と思っていたのです。
罠を仕掛けたら毎日の見回りが必要ですし、獲物は人間の休みの日を選んで掛かってくれるわけではありません。
サラリーマンである私には毎日見回りに行く時間もありませんし、平日に獲物を捌く時間もありません。
それに賃貸マンション暮らしの身では、獲物を捌く場所もありませんしね。
自営業をしている親父は
「じっと待っているのは性に合わない」
という理由で罠猟はしていませんし、私が罠猟に対する理解が無かったのも事実です。
そして、猟期に大物猟でお世話になっているグループの猟場は、車で1時間以上かかるので見回りに行ける距離でもないし、親方はじめ皆さんの開拓した猟場なので、そんな場所に自分勝手に罠を仕掛けることは仁義に外れる行為です。
そんな訳で今まで罠猟免許に対する取得意欲が無かったのですが、地元猟友会で有害鳥獣捕獲活動をするようになって必要性を感じるようになりました。
「罠を仕掛けて、獲物が掛かったのを見るだけでしばらくはイノシシが来なくなるから」
ということで、農家の方に何度か罠の架設を依頼されたことがあったのです。
「いや~、私は罠猟の免許を持っていないし、持っていたとしても見回り出来ませんから…」
とお断りしていたのですが、
「見回りなら自分達でやるし、掛かってたらすぐに連絡するよ。解体場所ならウチの庭でやればいいさ」
とまで言われることもあり、罠猟免許を取ってみようと思ったのです。
そして猟期にお世話になっている大物猟グループの親方から
「お前さんは罠の免許取らないのかい?オレが一から教えてやるから取りなよ」
と言われていたのも心を動かされた理由でした。
巻き狩りのリーダーで罠の名人でもある親方の罠は、どういう魔法を使っているのか解りませんがとにかく勝負が早い!
「待つ罠」というよりも「攻める罠」といった感じで、仕掛けた翌日に獲物が掛かっていることもしばしば。
気心も知れているし、そんな方に教えていただくならとても有難いお話です。
そんな訳で、また狩猟免許試験テキストを引っ張りだしたところです(まだ何も勉強していませんが。笑)。

2年前に勉強した内容なので、なんだか懐かしいですね。


2年間猟期に実地訓練をみっちりとしたから、試験はたぶん大丈夫でしょう。
問題は網猟免許を取るかなんですよね~。
私の住んでいる地域では網猟による有害鳥獣捕獲許可は出ていないのですが、今年はヒヨドリの被害が甚大だったから将来的には網猟の許可が降りるかも。
今のところ網猟をする予定なんてまったくありませんが、将来網猟の必要性が出てくるかもしれないし…。
網猟で有害鳥獣捕獲をやられているハンターの方がおられましたら、何か情報をいただけると幸いです。
ああ、なんだかどんどん忙しくなって行く気がするんですけど…(笑)。
とにかくやると決めた以上は頑張りま~す!
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