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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

拾い物

大物猟に向かう車中で車載無線のスイッチを入れる。

皆さんに挨拶をすると、親方からの無線。
「今日はもうこのまま帰ってもいいぞ~。プリプリに肥えたイノシシを1頭ゲットしているからな。」
とのこと。

もう猟期が終わろうとするこの時期に、まだ罠を仕掛けていたのか~(笑)。

それにしてもいつも自分の罠にかかったイノシシをメンバーで等分してくれて太っ腹な親方だ。
(こんな方は普通はいません)




それから皆さんで各方面に散って見切りをして作戦会議のために集合。



そのメンバーの方3名ほどが

「あそこの峠道に大きな血痕があったな~。血も乾いていないから轢かれたばかりで時間も経っていないよ。」

「それにしてもあれだけの血を流していたから致命傷だと思うけど、死体の姿はなかったね」

「イノシシか鹿だと思うけど、まさか人間っていうことはないよね~」

なんていう話になります。



そこへ親方登場!

どれどれ、罠にかかったイノシシは…、と思って見るけどくくり罠のワイヤーが付いていない…。

おまけに顎と頭が激しく破壊されているし…。

2011.03.22ロードキルイノシシ

ロードキルイノシシじゃんっ!

「傷は頭だけだし、血も全然乾いていないし、プリプリに肥えてて美味そうだから拾ってきた。解体して状態が悪かったら犬のエサにすればいいさ」
とのこと。

うーん、自分も人のこと言えないけど、親方も相当なもんだ(爆)!


40kgのオス。
解体してみると、まったく身は無傷。

しかもよく脂が乗っている…。


炭火を熾して何も考えずに恐る恐る試食してみます。

パクっ…。




美味いっ♪

とてもロードキルとは思えない、かなり上等なイノシシでした(笑)。

こんなことは滅多にないのですが、頭部のみが損傷しており、破壊された顎の下の太い血管からの放血もほぼ完ぺきでした!



猟銃を持っているハンターの集団が、拾ってきたイノシシを食べる…。
「ハンターのプライド無いの!?」
とか言われそうですが、ゴミ収集車に拾われて焼却処分になるよりは、よほど有効な利用方法ではないかと思います(笑)。


さぁ、猟期も終わったことだし、ロードキルアナグマの見回り頑張ろうっと(爆)!




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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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