屍

山を歩いていると、山奥の放置された畑の脇に気になるものが…。





グシャグシャに絡まったシカ除けネットに、何かぶら下がっています。




オス鹿の頭蓋骨ですね。

オス鹿が自分の角を引っ掛けてしまい、網が絡まってそのまま身動きが取れなくなったのでしょう。

その鹿が死を迎えるまでの時間を想うと想像を絶するものがありますが、野生で生きるということはこういう事なんだと思います。



皮は付いているけど、顎の骨などは落ちていますね。



体のほうは…？と探すけれど辺りには影も形も見当たりません。

きっとたくさんの野生鳥獣のお腹に入り、その血となり肉となったことでしょう。



「命は命を繋ぐための命」

ある方のブログで拝見した、そんな文章が思い浮かんできたのでした。








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