猟期が終わったばかりですが有害鳥獣捕獲に出動!
昨年の4月に始まった有害鳥獣捕獲活動ですが、本年度はこれが最後の出動になります。
ふぅ、忙しい~。
場所はいつもの島(笑)。

ここは禁猟区になっているので猟期は誰も狩猟ができません。
12月にも駆除に来たけど、またイノシシが暴れているようです。

(島の人から説明を受けています。「あそこら辺から毎晩出て来るんだぁ」)
下から待ち(狙撃手)を配置して島を登って行きます。
島という特殊な地形なので、普通の巻き狩りとは異なる配置で待ちを配って行きます。
私は一番上の待ち。
勢子の人について山頂まで行くと、すぐに犬の起こし鳴き。
ほんの近くの竹藪をバリバリと音を立てて走るイノシシ。
「フゴッフゴッ!」というイノシシの威嚇音が聞こえ、犬と交戦しています。
急いで藪の中を忍び寄りますが、姿が見えないまま遠ざかる犬の声。
直後に下の待ちの人にかかり撃ち取られました。
約40kgのメス。

かなりの距離を引き出さないといけないので、内臓を出して泥が入らないように縫い合わせます。

倒したばかりのイノシシの内臓は「温かい」というより「熱い」という感じの温度です。
(熱めのお風呂のお湯くらい)
そうだろうなぁ、普段でもイノシシの体温は高いらしいのですが、犬に追われて走り回った後だし…。
この島は海以外に適当な水場がないので、熱を持った内臓を摘出するだけでも肉に対するダメージが少なくなります。
若手の腹口くん(仮名)と一緒に引出し、冷却するため海水中に沈めておきます。

するとすぐに「2頭倒したよ~」との無線連絡。
また山頂近くまで登り、藪深い場所から今度は2頭を引き下ろします。


(40kg~50kgくらいのメス)
深い藪を藪漕ぎしながら、なんとか2頭のイノシシを引き出します。
この2頭の引き下ろしにかなりの時間がかかって、この時点で足がパンパン。


ふぅ~、もう春ですね♪
また海水中に沈めていると「今度は70kgくらいのが獲れた~」との連絡。
「さすがにもう無理~!」
泣きが入って他のメンバーの方に引き出してもらいました(笑)。
結局40kg~50kgくらいのメスが3頭と70kgくらいのオスが1頭獲れました。

クレーンで引き上げ、イノシシの一家釣り♪
ここでの解体方法は皮をナイフで剥いでから解体します。

猟期中に多くのイノシシを捌かせてもらったのですが、皮剝ぎだけはまだ経験数が少ないので苦手です(笑)。

捌き終わるともうフラフラで~す(笑)。
皆さん、有害鳥獣捕獲活動お疲れ様でした。
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