今日も大物猟に出発です!
私の所属させていただいている大物猟のグループは、メンバーがかなり広範囲に散ってしっかりと見切りを行うので、空山を競るということがほとんどありません。
猟期も終盤にさしかかったこの時期でも、「イノシシがいない」と言いつつも執念深く探して、どこかから潜んでいる山を見つけてきます。
今日の配置は谷に沿って上から順に親方、王島さん(仮名)、私という順番。
私の待ちはこんな感じ。

前方と、

右側に獣道があるので受け持ちます。

イノシシが通る場所は青竹が擦れて色が剥げていますね。
勢子が犬を入れてもしばらくは反応なし…。
狙撃手が待つ近辺まで競っても反応なし…。
全員が「このラウンドはダメか…」と思い始めた時に犬の起こし鳴き!
親方の待ちから1発の銃声!
「王島くん(仮名)、行ったぞっ!!」
すぐに王島さん(仮名)の待ちから2発の銃声。
「倒したよ~」
との無線連絡。

親方の待ちのすぐ近くでイノシシが潜んでいたけど、人間の気配を感じてやり過ごそうとしていたようです。
最後に猟犬に見つかり、飛び出してきたものが待ちにかかったのです。
諦めムードの中獲れたイノシシだったので喜びもひとしお。
特にイノシシを撃った王島さん(仮名)は嬉しそう。

41kgのオスイノシシ。
反面、打ち漏らした親方は不機嫌です(笑)。
(実は親方はその前に鹿が出て4発打ち漏らしています)
グループ猟なので誰が撃っても結果的に獲れれば関係ないのですが、やっぱり自分が撃ったら嬉しいし、撃ち漏らしたら悔しくて夜も寝られません(爆)!
いつものように毛を抜いて解体。

1発が命中し肺と肝臓を破壊していました。
ところが中から出てきた弾は親方の使っている20番の弾。
王島さん(仮名)の使っている銃の口径は12番、一回り大きい弾でサイズが違います。
どうやら親方が撃った1発目が中り、そのまま100メートルほど離れた王島さん(仮名)の待ちまで逃走。
王島さん(仮名)が撃った瞬間にタイミング良く絶命したという訳です。
残念ながら、王島さん(仮名)の2発はカスってもいませんでした。
親方大喜び(笑)。
一方、王島さん(仮名)はガッカリ。
「平気な顔して走って来て、撃った瞬間に倒れたら誰だって自分の弾が中ったと思うよ~。」
いや、ホントにその通りです(笑)。
2人の銃の口径が同じだったら、誰も疑いもせず王島さん(仮名)が倒したことになってるんだけどな~。
猟に行くと色々なことがおこります(笑)。
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