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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

いないと言いつつも…

なんだか風邪気味です。
平日は37℃ちょっと越えるくらいの微熱。
喉が痛く、鼻水が出ます。

そんな状態で仕事をして、夕方になると熱が上がりなんだかフラフラする。

明日の朝、起きて熱があったら猟に行くのもお休みしよう…。
こんな状態で行くと皆さんに迷惑をかけてしまうしな…。



と思いながら起きるとウソのように元気(というよりいつも以上に元気満タン。笑)。
我ながらなんて都合の良い体だ(爆)!



と言う訳で今日も大物猟に出猟です♪

しかし猟期も終盤に差し掛かって、どこにもイノシシがいません。
いつも競るような小さめの山には降りて来ずに、見上げるような大きな山に潜んでいるようです。

それでも、「いないいない」と言いつつも執念でイノシシのいる山を見つけてきます(笑)。
2011.01.29尾根を走った3
田んぼでヌタうって(泥浴び)いますね。

2011.01.29尾根を走った4
こちらは段々畑の形が変わるくらい掘り起こされています。

足跡を辿って寝屋を探り、競る山を決定。


配置を決め自分の待ちに就きます。
今日の待ちはこんな感じ。
2011.01.29尾根を走った5


勢子が各方向から犬を入れると、すぐに犬がイノシシを発見し、吠え立てて寝屋からイノシシを追い出します。

ところがイノシシは思いもよらぬ場所から射撃手の包囲網を突破!
後ろの山に逃げ込まれます。


親方から私に「後ろの山に回れ!」との指示。
ダッシュで走ります。


犬がイノシシを鳴き止めていないかと注意しながら山を駆け上って行くと、遠くから犬の声。
しかもこちらに近付いて来ます。

稜線から30メートルほど下の藪の中に獣道があるので、これを使ってこちらに来ると読み待ち伏せます。



ドンドンと近付く犬の声。
間違いなくイノシシと共にこちらに向かっています。

安全装置を解除して据銃…。



「来たっ!!」
60kgは超えている丸々とした美味そうなイノシシ。

しかし待っている獣道ではなく山頂の尾根伝いを走って来ています。

私のいる場所からは見上げる格好になり、イノシシの背後は空。
バックストップ(弾が外れた場合に止まるような斜面など)が確保できずに撃てず…。


すぐに追いかけますがイノシシも犬も走り去ったあと。

どこかで鳴き止めていないかとしばらく追いかけますが、振り切られた犬が帰って来ました。





結局、若き勢子が別の47kgのオスイノシシを刺し止めて終了。
2010.01.29いないいないと言いつつも…


いやー、私が見たのも美味しそうなイノシシだったんだけどなぁ(笑)。



もう少し上まで行って、稜線から撃ち下ろしの体勢で待っていたら獲れたかもしれないな~。

残念!




帰りがけにおまけで丸々と太ったマガモゲットです(笑)。
2011.01.29尾根を走った2






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ガッカリ(笑)

今日も大物猟に出発です!

私の所属させていただいている大物猟のグループは、メンバーがかなり広範囲に散ってしっかりと見切りを行うので、空山を競るということがほとんどありません。
猟期も終盤にさしかかったこの時期でも、「イノシシがいない」と言いつつも執念深く探して、どこかから潜んでいる山を見つけてきます。



今日の配置は谷に沿って上から順に親方、王島さん(仮名)、私という順番。

私の待ちはこんな感じ。
2011.01.26ガッカリ
前方と、

2011.01.23ガッカリ2
右側に獣道があるので受け持ちます。

2011.01.23ガッカリ3
イノシシが通る場所は青竹が擦れて色が剥げていますね。




勢子が犬を入れてもしばらくは反応なし…。


狙撃手が待つ近辺まで競っても反応なし…。



全員が「このラウンドはダメか…」と思い始めた時に犬の起こし鳴き!
親方の待ちから1発の銃声!

「王島くん(仮名)、行ったぞっ!!」

すぐに王島さん(仮名)の待ちから2発の銃声。


「倒したよ~」
との無線連絡。
2011.01.23ガッカリ6



親方の待ちのすぐ近くでイノシシが潜んでいたけど、人間の気配を感じてやり過ごそうとしていたようです。

最後に猟犬に見つかり、飛び出してきたものが待ちにかかったのです。


諦めムードの中獲れたイノシシだったので喜びもひとしお。
特にイノシシを撃った王島さん(仮名)は嬉しそう。
2011.01.23ガッカリ4
41kgのオスイノシシ。


反面、打ち漏らした親方は不機嫌です(笑)。
(実は親方はその前に鹿が出て4発打ち漏らしています)


グループ猟なので誰が撃っても結果的に獲れれば関係ないのですが、やっぱり自分が撃ったら嬉しいし、撃ち漏らしたら悔しくて夜も寝られません(爆)!


いつものように毛を抜いて解体。
2011.01.23ガッカリ5


1発が命中し肺と肝臓を破壊していました。

ところが中から出てきた弾は親方の使っている20番の弾。
王島さん(仮名)の使っている銃の口径は12番、一回り大きい弾でサイズが違います。


どうやら親方が撃った1発目が中り、そのまま100メートルほど離れた王島さん(仮名)の待ちまで逃走。
王島さん(仮名)が撃った瞬間にタイミング良く絶命したという訳です。

残念ながら、王島さん(仮名)の2発はカスってもいませんでした。



親方大喜び(笑)。


一方、王島さん(仮名)はガッカリ。
「平気な顔して走って来て、撃った瞬間に倒れたら誰だって自分の弾が中ったと思うよ~。」

いや、ホントにその通りです(笑)。

2人の銃の口径が同じだったら、誰も疑いもせず王島さん(仮名)が倒したことになってるんだけどな~。



猟に行くと色々なことがおこります(笑)。






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後ろから来た!!

毎日寒い日が続きますが、今日も元気に出猟です!


霜柱で足跡の見切りがしにくい状況ですが、餌やヌタ場など、状況に合わせた見切りの方法を教えていただきながら見切りをします。



作戦会議で競る山を決めると山の中の谷に沿って射撃手を配置し、前方の山から勢子が追い出してくるイノシシを撃ち取る作戦です。

今日の待ちはこんな感じ。
2011.01.22後ろから来た2


前方から伸びる獣道を受持ちます。


真新しい足跡が付いているし、1本通しなので撃ちやすそう。
「この通しに来たら確実だな!絶対に撃っちゃるっ!!」


勢子が犬を入れると、すぐに複数のイノシシが出た感じ。
「獲物が出ているからな、油断するなよ!」
と、親方の無線連絡。



時々遠くで聞こえる犬の鳴き声を聞きながら、気配を殺してジッと待機。

「ガサガサッ!」
藪を掻き分ける物音。

犬の声はしないので、イノシシが犬を撒いて素抜けしている模様です。
銃を構えて眼球だけでイノシシの姿を探します。


ところが何か変…。
音が後ろから聞こえる?

ほんの少しだけ後ろを向くと25kgほどの中イノシシが後ろから猛スピードで走ってきます。
イノシシとはっきりと互いの目が合い、銃を向けようとしたその瞬間弾けるようにイノシシが横の藪に飛び込み、そのまま茂みの中をガサゴソと駆け上っていきます。

3メートルの側まで接近したけど、まったく撃つようなヒマはなく
「後ろからイノシシが出たよっ!弓(包囲網)の中に入った」
と連絡します。


「犬も付いていないのに、後ろから走って来るって一体どういうこと???」
犬が包囲網の外にいるイノシシの匂いを嗅ぎつけ、包囲網の中に追い込んできたという話は聞いたことがありますが、今回の場合は訳が分かりません。



結局、若き勢子が51kgのオスイノシシを仕留めて終了。
2011.01.22後ろから来た5

2011.01.22後ろから来た4


後でわかったことですが、待っていた後ろの山にも同じ時刻にハンターが入っていて、私の見たイノシシはそちらのグループが追い出したものが逃げてきたようですね。




2011.01.22後ろから来た!
もう梅も咲き始めています。



猟に行くと色々なことが起こりますね(笑)。






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放鳥キジ

親父が獲ったキジの足(全身写真は撮り忘れました)。
2011.01.16放鳥キジ



足環が付いていますね。(拡大写真)
2011.01.16放鳥キジ2


これは人工孵化してある程度まで大きく育ててから自然に放った放鳥キジで、「足環付き」なんて呼んでいます。

だいたい年に1羽くらい獲れるらしいけど、今年はもう2羽獲れたそうな。

足環付きのものを獲った場合は猟友会に連絡してくださいということになっているけど、親父はどうしてるんだろ?(たぶん報告してない。笑)



キジの放鳥事業はハンターが納める狩猟税によって行われているものです。

私は第1種銃猟を2県分収めているので狩猟税を33,000円納めています。



しかしまだ今年はキジを1羽も獲っていないので、全然元は取れそうにないかな~(笑)。



いやいや、残りの一月鳥撃ちも頑張るぞ!






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潜みし者達

イノシシの見切りが終わって、作戦会議のため集合していると
「テンが車に轢かれていた。ほとんど痛んでないから持ってきたよ。いるでしょ!?」
2011.01.15テン

「ください!」
即答(笑)。

ああ、根っからの貧乏性だなぁ~(笑)。



いや、別に食べるわけじゃないです(爆)!
毛皮をなめすのに使おうかな~と。

毛皮をなめして特に何か作ろうという気持ちは無いのですが、毛皮のなめし方を知っておきたいと思うのです。
現在ではご婦人方も毛皮を身に纏うような習慣もなくなりつつあるけど、狩猟を行うにあたって、いただいた命は出来るだけ無駄にせず活用できる部分は有効活用したいなと…。



このまま放置していてもカラスの餌になるだけですもんね。
2011.01.20ロードキルタヌキ

これはロードキル狸が無残な姿になっているところ。
カラスにとっては貴重な動物性たん白質なんでしょうが、今回は人間が先にいただきました(笑)。



で、いただいたテンなんですが、この日は冷え切っていたので毛を掻き分けてみたけど全くダニもいないようです。
死んで体温の下がった宿主からは離れたようですね。

んで、持ち帰って皮を剥いでいたら、私の体温と排出する二酸化炭素に惹かれたのかダニと羽虫がゾロゾロと手に這い上がってきます!

這い上がってくるダニと羽虫を潰すのに精一杯でとても写真を撮るヒマなんてありませんでした。

(ああ、「寄生虫カテゴリー」の羽虫の写真が欲しかったなぁ~。笑)





そろそろ毛皮の材料も溜まってきたし、猟期が終わったら毛皮の制作活動の再開です!
(たぶんだけど…)






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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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