さて、先週ボウズだった親方、今日はリベンジに燃えています(笑)!
メンバーの皆さんで、朝早くから各地に散らばって見切り。
本日攻める山は、麓の畑がイノシシにガチャガチャに荒らされている場所に決定です。

競る山が決まると、山の主要な獣道に待ち(狙撃手)を配置します。
私は山中の中間の待ち。
左側から上がってくる獣道と、

前方から上がってくる獣道を受け持ちます。

イノシシが登ってきた時に、どちらでも仕留めやすい場所に身を潜め静かに待ちます。
巻き狩りの場合、イノシシの逃走経路を塞ぐように山の周囲をグルリと射手で固めることが多いのですが、今回はそれとは別にイノシシの逃走経路を堰き止めるように、山の中間の谷筋に沿って山頂近くから麓までを固めます。
中間地点の逃走途中のイノシシを仕留める作戦です。
勢子が犬を入れてスタート!
するとすぐに左側から何やら動くものが…。
杉の木の幹が邪魔になってわずかしか見えませんが、子供のイノシシがゆっくりとこちらに上がってきます。
犬に追われているような感じではなく、まったく警戒していません。
相手に悟られないようにゆっくり、ゆっくりと銃を構えます。
イノシシはまだ気付かずトコトコと登ってきます。
しかしまだ杉の木に隠れて、体の3分の1程度しか見えません。
「あと一歩前に来たら引き金引いちゃる!」
銃を構えたまま身じろぎもせずにいると、クルッと子イノシシが方向転換。
私の背後から吹き降ろしの風が吹いていて、どうやら匂いで気付かれたようです。
後は音もなく行方不明。
ふぅ~。
その後勢子から、何度か
「出たよ!○○方面!!」
との連絡。
何発かの銃声。
そして勢子から
「中間の待ち、行ったよ!!」
との連絡。
まっすぐ近付いてくる犬の鳴き声。
こちらに間違いなくイノシシがやってきています。
据銃し息を殺して待ちます。
バリバリという竹や木の枝を踏み折る大きな音。
真っ直ぐに上がってくるかと思ったイノシシは、直前で進路を左に変え籔の中を走り去って行きます。
(水色の線)

チラチラと籔の間からイノシシの姿は見えるのですが、犬の位置が掴めていないので撃てず。
「下行ったよっ!」
すぐに無線で連絡。
間髪入れず2発の銃声。
さらに1発。
どうやら私の下に付いていた待ちの人が止めてくれたようです。

88kgのオス。
立派な体格と毛先が金色に輝く巻き毛の珍しい個体でした。
その他に親方と若き勢子が倒した65kgのメス。

2頭で39kgの子イノシシ。

(同じ人が撃ったので2個1計量。笑)
私が最初見たのはこれだな。
自分で撃つことは出来なかったけれど、2頭もイノシシ見れたし、とっても楽しかったです♪
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