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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

イノシシの丸焼き!

夕方までかかって獲ったイノシシ。これから解体です。
しかし、この時間から3人で捌くとなるとかなり遅くなるなぁ。


そこでこういうものを取り出します。
雑草を焼き払う業務用バーナーです。
2010.09.27イノシシの丸焼き1


これで…






ファイヤーっ(爆)!!!
2010.09.26イノシシの丸焼き2






はい、イノシシの丸焼きの出来上がりです(笑)。
2010.09.27イノシシの丸焼き5


こんがりと焼けたイノシシ肉を頬張りながら、今日の反省会と慰労会です。

これでヤシ酒とかあったら、気分的にはかなり「ジャングルの中に住む少数民族」って感じなんですが(爆)!

まぁ、なんとかイノシシも獲れたし今日も一日お疲れ様でした。




















ってな訳にはいきません(笑)。


これは毛焼きをしたところです。
一部地域でこういう処理の仕方が行なわれることは聞いていましたが、まさか実際に見れるとは…。
聞いたら、ダニを殺すためにこの方法にしたそうです。

ダニは宿主が死んだとわかると、宿主から離れ新たな宿主を探します。
この場合、飼っている犬や人間が狙われます。

実際、皮剥ぎをしている時にダニが足元からよじ登ったりしていることはしょっちゅうです。



焼いた毛はコテでこそぎ落とし、イノシシの表面をきれいに水洗いします。
2010.09.27イノシシの丸焼き3

それから内臓を出し、水槽の中に漬けて温度を下げます。
この時点でお一人は用事があり帰宅。



それから2人で皮剥ぎ。
毛を焼いた匂いが肉に移っているんじゃないか?とも思いましたが、意外に問題なさそうです。



それから解体。こんな感じ。
2010.09.27イノシシの丸焼き4

更に骨抜きをして、お肉だけの状態にします。


終わったのは夜の9時。
さすがに疲れました。


解体や処理の方法は、地方やグループによって色々なやり方があるようですが、貴重な物を拝見させていただきました(笑)。


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久しぶりのイノシシ

イノシシ有害鳥獣捕獲に行ってきました。
先週は普通の登山に行ったので、銃を持って山に行くのはずいぶん久しぶりな感じがします。

イノシシによる被害が出ている地域の山を昼ご飯も食べずに3ラウンド攻めますが、まったくイノシシが出ません。
久しぶりの猟なので張り切っていたのですが、なんだか拍子抜け。

被害が出ている地域にイノシシが居ついていたらいいのですが、エサを求めて移動している場合は、巻き狩りをする休日に都合よく被害地域の側の山に寝てくれているとは限りません。

猟友会としては被害が有り、駆除申請が出ている地域をしらみつぶしに回りたいのですが、如何せん被害地域が多すぎます。
それほど現在、有害鳥獣による被害は増加しているのです。
おまけにハンターの高齢化、ハンター人口の減少。


3ラウンド終わった時点で午後2時。
この時点で解散です。




帰途につこうとすると勢子の一人から携帯に電話。
「まだ元気あるかい?あるならもう1ラウンドやらないか」

実はこの方は猟期中はほとんど単独猟でイノシシを仕留めているので、その猟法に興味があったのです。
すぐに合流しますが集まったのは3人。
一人は80歳を越えるご高齢なので、勢子の人と私が走り回ることになりそうです。


山を見て回り、通常の巻き狩りなら待ち伏せする射撃手の本命であるような、イノシシが小さな山から大きな山へ渡る獣道。
真新しい足跡がドカドカ着いています。
2010.09.26ひさしぶりのイノシシ
こんな場所には大音量のラジオを設置!

通常の巻き狩りはイノシシやシカを追い出して、逃走路に射撃手が待ち構えて仕留めるやり方ですが、単独猟はそれじゃ逃げられてしまうのでダメ。

結局、大山に通じる主要な獣道に合計3つのラジオをセットしました。


大きな山からせり出した、3つの小山の中にイノシシを留めておく作戦のようです。

大体の地形と太陽の方角を確認してスタート。
勢子を待ち受ける人数も2人しかいませんので、一つの谷全部が受け持ちっていう感じです。

開始して小1時間で猟犬がイノシシを出しますが、山2つを越えて逃走!
犬はそのまま追っています。
勢子の持っているGPSで見ると同じ場所で膠着状態が続いているので、犬がイノシシを止めています。

「急いで行かないと犬がイノシシにやられる!」
勢子の人から指示をもらい、私はそのまま直線距離を全力疾走。
勢子の人は一旦車に引き返し、車で現場に向かいます。

山を2つ越え、なんとか犬のマーカーの入る場所を探します。

息は上がり、心臓はバクバク。足も重い…。
それでも五感のすべてを最大限に働かせながら、山を登り崖を下り現場に向かいます。

マーカーが入り犬の鳴き声が聞こえだした場所は、女竹とツタのものすごい藪。
銃に弾を込め、忍び足で犬の鳴き声の方向に急ぎます。


「ドッガ~ンッ!!」
すぐ近くの土手向こうから発砲音。

勢子の人も近くまで来ていて、先に勢子の人がイノシシを撃ったようですね。
すぐに無線で「オレもすぐ近くまで来ているから!」と伝えます。
藪深い場所での誤射を防ぐためです。

合流して状況を聞きます。
「小さめのイノシシの腹に当たった。また藪の中に逃げ込んで出てこないのよ。
この藪の深さだから犬もどうにも出来ない」

藪の中でゴソゴソしてるし、犬が鳴き止まず応戦しています。
「オレが反対側から追い出します。出たところを撃ってください」

中はこんな女竹のトンネル。
この上にツタが被さって、中は薄暗い状態。
2010.09.26久しぶりのイノシシ3

狭くて銃は使えないので銃を置き、ナイフ1本を頼りに犬の鳴き声に向かって這い進みます。
「このままこちらに突進してきたら、スキを突いてナイフで止めるしかないな」
とかドキドキしていたら、反対から銃声。
どうやら勝負ありです。


2010.09.26久しぶりのイノシシ2
約45kgの産まずのメス。


2010.09.27イノシシの丸焼き
引っ張り出していたら、夏前に肉離れをおこした右のふくらはぎが攣ってしまい、残りのお二方に運んでもらっています。
力仕事は若い者の仕事なのにすみません…。



2010.09.26ひさしぶりのイノシシ5
1時間以上も鳴いたり噛んだりでイノシシを止めてくれたワンコ達。
よしよし、よく頑張ってくれたね。ケガがなくて良かったよ。




この時点で5時半。
はぁ、さすがに疲れました~(笑)。



普通の登山(笑)

普通の登山に行って来ました。

「あいつのことだから、何か目的があってのことだろう」
と思われる方も多いでしょうが、今回は本当に純粋な登山です(笑)。

と言いますのも、山好きの上長の発案で「社内旅行で登山に行こう!」ということになりまして、どこからか聞きつけて社内で一番偉い人も参加することになりまして、荷物の運搬役として行かない訳にもいかず…。
(この日は隣県の猟友会と合同の広域有害鳥獣駆除だったので、本当はそちらに行きたかったのですが…)



思えば純粋な登山は何年ぶりだろう。
10数年前に屋久杉を見るために、雪の宮之浦岳を登ったな。
2010.09縄文杉22

2010.09縄文杉3

それ以来だ(笑)。



いや、山にはしょっちゅう行っているんですけどね。
獲物を求めて(爆)!



今回登ったのは大分県の久住山(1787m)。

牧ノ戸峠から14名のパーティで山頂を目指します。
2010.09.18久住9


2010.09.18久住登山1


星生山を通過。
2010.09.18久住2

2010.09.18久住登山4



久住別れを通過。
2010.09.18久住4


山頂まであと少し。
2010.09.18久住3


かなり急坂の岩場を登ります。
(私じゃありません。同行者の一人)
2010.09.18久住13



ようやく山頂へ到着。
2010.09.18久住6


山頂からの景色。
天気も良く、大パノラマが素晴らしい!
2010.09.18久住登山2



頂上から少し離れた場所で、皆でお昼ご飯。
2010.09.18久住登山3


「次はあそこの山のイノシシの見切りをしよう」
とか
「今からあそこの池を回って、それからキジの寝屋を攻めよう」
という狩猟の作戦会議を兼ねた昼食と違って、のんびりと景色を眺めながら食べるご飯もいいもんだ(笑)。

(↑ここら辺が、もうすでに普通じゃない!?)




下山していると西日に照らされてススキがとてもきれい。
2010.09.18久住8






ハイキングコースに近い登山とはいえ、全員無事に下山。

たまには普通の登山もいいもんだなぁ。











(追記)
2010.09.18久住11

観光地の池にいた雁。
やっぱりこっちのほうが気になったりして(笑)。




地下足袋

有害鳥獣捕獲のイノシシ猟のために地下足袋を買いました。
2010.09.17地下足袋


今まではハンターの方が設計した専用ブーツを使っていて、それはそれで全く不満はなかったのですが、イノシシ猟をする(特に勢子)人の多くが地下足袋を使っているので、試してみることにしました。


確かに軽くてスパイク付きで、山を駆け回るには良さそう。

でも猟期に勢子の人から聞いた話では
「広葉樹の枯葉が敷き詰められている山では、スパイクに葉っぱが刺さってしまってスキー板みたいになるのよ。
滑りまくって、そんな時はスパイク無しのヤツじゃないと使えないね」
とのこと。
そっかー(笑)。


鴨撃ちの時は池に忍び寄るのにスパイク付きは音が出やすいし、防水性も無いので獲物や猟場の状況に応じての使い分けをするのが望ましいですね。


作業服専門店で2,700円。

さらに脚絆。
2010.09.17地下足袋2
これは地下足袋とズボンの裾をまとめ、ダニなどの侵入を防ぐ役割もあります。

プラスつま先が割れた厚手の靴下3セット。

全部で5,000円でお釣りが来ました。
この値段は確かに魅力かも(笑)。


買ったものは防水性の無いものなので、雨が降った後やヌタ場の見切りは長靴ですることになりそうだけど、晴天の日は急斜面でも強力な登坂力を発揮してくれそう。



これで猟期は半矢のイノシシも追いかけまくるぞ!



ごちゃまぜおでん

なんだか暑くなったり、少しだけ涼しくなったりと、今年の気候は変ですね。
暑かろうが寒かろうがそういうことにもあまり関係なく、9月になるとコンビニのレジカウンターにはおでんが並び始めたりしてます。

コンビニで支払いをしながら、
「まだ暑いけどおでんも美味しそうだなぁ。おでんをツマミにビール飲みたい…」



というわけで、(私が)作ってみました。
大鍋いっぱいのおでん(笑)。
2010.09.16おでん


このおでん、だし汁にちょっと秘密があって、アナグマの骨とイノシシの骨とキジのガラ(お肉付き)を使っています。

(種類にもよるけど)野生鳥獣のお肉は味が濃くて美味しいのですが、骨も旨味が凝縮されて美味いのです。
ブロイラーと地鶏の違いと言えば分かっていただけるでしょうか。

アナグマの骨でだし汁を取ったのは初めてだったので、最初は純粋にアナグマの骨だけでスープを取ってみたかったのですが、骨付き肉を焼肉にしたりして食べたのでどう見ても骨の量が足りない感じ(笑)。
まぁいいや、冷凍庫の整理も兼ねて色々使おう。もうすぐ猟期も始まりますしね。



これらの骨をこんがりと焼いてからコトコトと弱火で煮てだし汁を取りました。

2010.09.16おでん2

できあがり♪
真ん中に写っているのはアナグマの胸骨。
イノシシの胸骨は煮込むと軟骨がコリコリして美味いのですが、アナグマはジャリジャリして骨っぽかったです。
残念。次回からはダシ取りのみですね。




2010.09.16おでん3

キジのお肉から散弾が出てきたのはご愛嬌ということで(笑)。






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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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