2丁目の猟銃の申請に必要な立入り検査がありました。
普段から銃と弾の管理はしっかりしているつもりだし、特に問題になるようなことはない。
と思っていたけど、立入り前に実包管理帳と保管している弾の数などを再度チェック。
この立入り検査で問題点が2つありました。
「家族に対する聞き取り調査」と「第三者の近隣住民に対する聞き取り調査」です。
書類申請時に、これらを土日もしくは夜間にやっていただけないか?と聞いてみたのですが「平日の昼間のみ」ということでした。
家族の立会いは半日有給休暇をとってもらいました。
しかし、第三者の近隣住民に対する聞き取りは「平日に休んでくれ」なんてお願いしにくいよなぁ。
私の場合は、常駐しているマンションの大家さんにお願いしたのでそんなに苦労はありませんでしたが、普通の場合だったらご近所の方に「この時間に家にいてほしい」とお願いしなきゃいけませんね。
家族、近隣住民、警察の担当者のスケジュールを聞き、全員のスケジュール調整をして自分も半日休暇を取得。
ここら辺をもうちょっと融通利かせてくれないかなぁ。
さて、立ち入り調査ですが、係りの方が時間通りにやって来られました。
まず、ガンロッカーと装弾ロッカーの設置状況・管理状況をチェック。
保管弾数と銃砲管理帳と矛盾がないか照合。
事前に数えていたのですぐに答えられましたが、「この中でスラッグ弾(一発弾)は何発ありますか?」と聞かれました。
私のように大物猟も鳥撃ちもする人間は、今後は散弾とスラッグ弾を分けて記帳しておいたほうが良いかな?
その他に、ガンロッカーと装弾ロッカーの鍵の管理方法についても聞かれました。
その後、家族に対する聞き取り調査。
書類申請時に聞かれた質問の答えに矛盾や隠蔽事項がないか、家族に対して同じ質問がされます。
「銃所持に対して抵抗はないか」
「生き物を殺生することに反対しないか」
「家庭内暴力や動物虐待はないか」
「他人とのトラブルはないか」
「借金はないか」
「酒量、アルコールを飲んでの反応」
「認知症の疑いはないか」
「交友関係」
などを聞かれました。
その質問の間、私は黙って聞いているだけなので、もし警察での申請時の報告と家族の答えの内容が違えば「虚偽申告」となりますね。
銃刀法が改正になる前は自己申告だけで済んだのですが、改正後はこういう聞き取り調査があるので、狩猟を趣味として始めるには家族の理解と同意がないと難しいですね。
それが終了後、第三者の近隣住民である大家さんに聞き取り。
私は大家さんのご自宅まで係の方を案内し、そこで一旦帰宅します。
約15分後くらいに再度玄関のチャイムが鳴り、「これで終了しました」とのことでした。
審査して問題がなければ1ヶ月前後で所持許可が降りるそうです。
こういう聞き取り調査をしたからといって、完全に猟銃を使用した事件や事故が無くなるとは思えませんが、家族や近隣住人に聞き取り調査を行なうことは、その人の生活環境や普段からの性格を知る上で有効でしょうし、以前よりも犯罪防止に役立つとは思います。
それにしても一人暮らしの人や、近隣住民がいない原野に住んでるような人はどうするのだろう(笑)?
さあ、はたして2丁目の猟銃の所持許可は下りるのか???
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