船でアジを釣っているとこいつがよく釣れます。
エソ。
上品な味の白身の魚ですが、身が柔らかく小骨が多いのが難点。
大きさがわかるように対照物を置いてみました。
これでもまだ小さいサイズだとか。
で、これはどうするかというと、数を集めてエソでカマボコを作ります。
なんとな~く「カマボコ担当」というおばちゃんがいて、仲の良い漁師さんが釣ってエソを持ち込んでくるのです(笑)。
ここはまだ人間関係が濃密で心地よい地域ですね。
中骨と皮を取って身だけにし、ミンチにする機械でエソのミンチを作ります。
このまま肉団子にして吸い物に浮かべてもOK!
味付けは塩と砂糖のみ。
卵を加えてつなぎにします。
で、それを餅つき機で捏ねます。
刺身で食べられるアジの身なんかも入っています。
(本来ならすり鉢でよーく擂る所ですが少力化ということで。笑)
捏ね上がったものをラップで包み、カマボコの形にします。
「カマボコ」という食品が初めて作られた時代は、当然ながらラップなるものは無かったので、板の上に成型し蒸したからああいう形になったのでしょうね。
蒸し上がったものをいただきました。
熱々のものをスライスして食べましたが激ウマ!!
魚の味が濃厚で、一切れで缶ビールが一本飲めそう(笑)。
焼いて食べても美味しい♪
うーん、これが無添加の本物のカマボコの味なんだぁ。
はっきり言って市販のカマボコとは「源流が同じ別の食べ物」と考えたほうが近いかも。
釣ってきて捌いて、手作りしての手間を考えると美味しいのも当たり前かな。
逆に(でん粉などの増量材や食品添加物を使用していても)普通のカマボコがあれだけの価格というのもすごいのかも。
「帰るならお土産に持って行ってね」
と言ってわざわざ作ってくださったおかあさん、感謝感謝です!!
スポンサーサイト