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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

カラス撃ちは難しい…

有害鳥獣捕獲で2回目のカラス撃ちに行ってきました。

ビワ畑のカラス被害が酷いので、捕獲要請が出ていたのです。


8時半に集合して現地に移動。

カラスがいる山の畑の傍に車を停め、現地を見て回ります。
2010.05.31 カラス2回目

カラス除けのシシ脅し(ガスで発砲音を出すヤツ)の爆音があちらこちらで響き渡っています。
作戦会議のため車に戻ると一人のおじいさん登場。

「あんたたちは何しに来とるんな」

「猟友会の有害鳥獣捕獲隊です。この地域からカラスの駆除申請を受けたので来ています」

「そんなものは頼んだ憶えはない!カラスの被害もないっ!!」

とのことで、私有地に勝手に入るわけにもいかないし、別の場所に移動。
これだけシシ脅し設置しといて「カラス被害はない」はずないだろうけど、昔ハンターと何かの揉め事があったのかもしれませんね。


まあ、日本社会の銃に対する偏見というか、アレルギーは良く解っているつもりですし、極々一部にマナーの悪いハンターがいることも知っています。

ハンターが車を停めているだけで、地域住民の方がナンバーを控えたりしていたりなんていう話も聞きます。

これはもう、ハンターが招いた自業自得というもので本当に悲しいですね。




でもね、ハンターの中には自分の休日返上で、蚊や蜂やダニに刺されながらボランティアで有害鳥獣捕獲をやっている方も多いんですよ。





別の場所に移動すると、こちらでもシシ脅しが鳴り響いています。
畑の周囲にもイノシシ除けの柵が張り巡らされていますね。
2010.05.31カラス2回目2

イノシシにもカラスにも農作物をやられたのでは、農家の方もたまったもんではないでしょうね~。


到着するとたくさんのカラスが鳴いていますが、我々が車を降りる頃には遥か遠くに飛び去っています。
完全に車を覚えられていますね~。

6人がかりでなんとか2羽ゲット!
2010.05.31カラス2回目4


もう完全に警戒されているし、「今日はこれで解散かなぁ~」と皆さんで集まって喋っていたら、1ヶ所だけ山の低い場所を何度もカラスが通っています。
「あの山の中ならいけるかも」
カラスに警戒心を与えないように、皆さんには変わらず車の周囲でだべっててもらいます。
一人だけ銃を持って山の中に入り、藪をかき分けながら上空の木々の開けた場所を探して待機し、カラスが来るのを待ちます。

何度かカラスが接近してきますが、声だけで見えないので撃てず。

3度目の接近の時、姿が見えたので発射!
木々の間を飛ぶ姿を追い撃ち。

グラッと傾いたように見えましたが、落ちずに半矢で飛び去ります。



結局、今日もカラスを落とすことは出来ず…。

「カラスは頭がいいから、そんな危険な目にあったらしばらく寄り付かないよ。
周囲の仲間にも伝えるから、ある意味充分役目は果たしたさ」
とのこと。




うーん、カラス手ごわいぜ!!







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ウナギ獲りに行って来た!

日中はカラスの有害鳥獣捕獲で山の中をウロウロ。
その移動の際に、海岸を通るとたくさんの釣り人。

「山モード」にいながら「海モード」も同時にスイッチオン!!
もう、いてもたってもいられません。
(我ながら好きですね~)

有害鳥獣捕獲から帰宅すると、すぐに準備して海へ。
「今年はまだウナギを食べてないな~」
と思い、ウナギポイントでのナイトダイビング。


このブログを見てくださっている方から、「ウナギにはどういったスカリ(獲った魚を入れる網)を使っていますか?」との質問があったので写真をアップします。

このスカリは80センチほどの長さです。
2010.05.30ウナギ獲り

開け易いようにガマ口のような金具を入れていて、移動の際にウナギが逃げないようにストッパーを付けています。
2010.05.30ウナギ獲り2
(これでも強引にこじ開けて逃げられること度々ですが。笑)

ウナギはスカリに入れる時が一番逃げやすいので、開けやすく入口の大きな物を使用しています。
私はカニなども獲るので使用出来ませんが、ウナギ専門だと2重底にしてウナギが飛び出ないようにするのも有効かと思います。



まだ明るい19時半に入水。
このくらいの時間から、ウナギは潜んでいる穴から出てくる感じです。

年間を通じてよく潜っている場所なので、季節による魚の移り変わりがよくわかります。
この時期にいるのは、チヌ、キス、フグ、マゴチの子、ヒラメの子、アカエイ等々。
まだ魚の種類は少ないですね。

夜の水中は普段見ることのできないような魚や生態が見れて、とてもおもしろい♪
できることなら今年は水中写真に挑戦してみたいなぁ。

しかし水中ライトの灯かりだけが頼りなので、すごく心細くギョッとするようなこともしばしば(笑)。
この緊張感がナイトダイビングの醍醐味ですね。



水中で色々な魚を見てきましたが、水中ライトに照らされるウナギはとてもいいですね!
「美味しいから」
という理由もあるのでしょうが、水中で見るウナギの肌は、上質の陶器のようでなんとも言えず美しく艶めかしいのです(笑)。


結局23時過ぎまで潜っていました。
良く知っているポイントで、水深も浅い場所なんでちょっと無理しちゃったかな。
(安全第一でいきましょう!)


ウナギはまあまあ。
時化ていたのでA級ポイントに行けなかったのですが、逆に濁っていたのでよくいた感じです。


懲りもせずお風呂が生け簀です(笑)。
2010.05.30ウナギ獲り3

2010.05.30ウナギ獲り4


なぜか小さなヤドカリがたくさんお風呂の底に。
獲った覚えはないのでウナギの胃袋から吐き出されたものでしょう。
こんな物も食べているんだ。
2010.05.30ウナギ獲り5




さあ、今から炭火を起こしてかば焼きの準備しなきゃ(笑)!!


今日も自然の恵みに感謝です。


イヤープロテクター

初めての猟期が終わり、射撃場で射撃練習をするにあたり用意したものがあります。
2010.05.28イヤープロテクター

2010.05.28イヤー2

銃の爆音から耳を守るイヤープロテクターです。



親父をはじめとしてハンター・シューターには難聴の人が多く、そうならないためにもイヤープロテクターはこれから長く狩猟・射撃を楽しむには必須品です。
まぁ、耳元で鉄砲をぶっ放すので、ある程度しょうがないかな(笑)。

しかも私は長年潜りもやっていますので、通常の人よりも水圧により鼓膜に負担を掛けています。

耳が悪くなると、狩猟において物音による獲物の気配がわからなくなるので圧倒的に不利です。


おまけに難聴のハンターが大勢集まると、必然的に会話の声が大きくなり、知らない人が見るとなんだか喧嘩でもしているようです(笑)。

紳士で上品なハンターを目指している私は、これ以上耳に負担をかけて難聴になるわけにはいきません(爆)!



そこで購入した商品がこれ!
「サイレシオ ファルコン」です。

2010.05.28イヤー3
(こんなにコンパクトに収納できます)

これは物理的に音を遮断するだけのイヤープロテクターではなく、通常会話は普通に聞こえ82デシベル以上の音になると、瞬時に電気的に音を遮断する優れものです。

普通のイヤープロテクターは5千円前後で買えますが、これは約2万円。
決して安価なものではありませんが、あと何十年か自分の耳を守るのに役立つと思えば安いかな。


片方に単4電池を1個づつ入れて使用します。

で、会話を聞くボリュームがあって、ボリュームを大きくすると通常会話も大きく聞こえ、オフにすると通常のイヤープロテクターと同じように使えます。
2010.05.28イヤー5


早速装着し、軽く指でたたくとそちらの音だけが遮断されます。
うーん、なんだかすごい!

先日の射撃練習で使ってみましたが、実に見事に音を遮断して大満足!!




しかしお気づきでしょうか?
先日の写真ではイヤープロテクターを装着していません。




実は練習が終わりに近づいた時、金属部分とプラスチックパーツの接合部分が破損。
2010.05.28イヤー4


私の頭がデカイのか?それとも造りがチャチなのか?
おそらく前者…。


保証書とかあったかなぁ…。

修理しなければっ(涙)!


初めての銃砲検査

初めての銃砲検査(通称:銃検)に行ってきました。

銃砲検査とは、許可を受けて猟銃などを所持している人が、
・その使用や保管方法が適正か
・猟銃を所持するのに問題のある状態ではないか
・眠り銃(使用実績の無い銃)ではないか
・不法な銃の改造などがされていないか

などの点で問題がないかの確認のための検査で、毎年受けなければいけません。


この銃砲検査を受けないと、所持許可が取り消される場合もあるそうです。
平日しか検査が開催されなかったら、半日休暇を取ってまた仕事を抜けてくるしかありませんが、幸い日曜・月曜日の開催なので助かりました。

検査は9時からだったので、日曜日9時ちょうどに会場である警察署入り。
2010.05.23銃検査

おお!この警察署にはエレベーターなんてあったんだ!
何度も来ているけど初めて知りました(笑)。


受付けをしてから、銃の検査。
この時は猟友会のベテランの方もお手伝いをされています。
「この銃の銃身はここからここまでですよ」
「ああ、これは銃口径がこの方法では計測できません」
などと警察の方よりも詳しいですね。


それから聞き取り調査です。
銃の申請などとほとんど同じことを聞かれます。

高齢者の方は健康状態や認知症じゃないかを詳しく聞かれていましたね(笑)。
認知症なんて本人でも分らないだろうから、あんまり意味があるとは思えませんけど…。


私は特に問題なく終了。
費用は無料です。


同じ有害鳥獣捕獲隊のメンバーの方がちょっと長引いていました。
ハーフライフルと呼ばれる銃身の半分以下にライフリングの溝を切ってある銃を所持していたからです。
銃刀法が改正になってハーフライフルの所持が厳しくなったのです。

「この銃で散弾を撃ちましたか?」

「いや、この銃はそういう銃じゃないので(専用の弾で遠距離の大物を撃つ銃なので)、散弾は撃っていません」

「現行の銃刀法では散弾を撃てない銃は散弾銃と認められません」

とのやり取りが続いた後、
「そりゃ、散弾だって撃とうと思えば撃てますよ」
と言うことで散弾銃と認められ、なんとか検査クリア。

所持許可を認めたのは警察なのに、ハーフライフルを問題視した上に、こんなやり取りでクリアできるなんてザル法と言わざるを得ませんね。




狩猟免許取得の時の「ハンター同期生」とも再会し、この猟期の話などを話しました。

皆さん、初めての猟期を楽しく過ごしたようでした♪

嵐の中の射撃練習!

久しぶりに射撃練習に行ってきました。

この日は射撃会もあったので、参加したかったのですが、午前中に銃砲検査に行ってきたので参加できず。
射撃場に着くと、親父の最後のラウンドの最中でした。
雨風強く他の選手が崩れていく中、悪天候に強い親父が優勝!
2010.05.23射撃会成績

100点満点中90点。
70才に手が届こうかとしているのに、なんちゅう爺さんだ(笑)!


表彰式が終わって、外はますます土砂降り。
試合終了後は練習をする方も多いのですが、皆さん帰宅。
おかげで貸し切り状態です。

まあいいや!私が鳥撃ちに行くのはイノシシ撃ちが中止になるような悪天候の時なので、まさに実戦形式の練習になります。

2010.05.23射撃3
(これは親父)

一応通路に屋根はあるのですが、土砂降りで風も強いのでまったく役に立ちません。
親父と二人でびしょ濡れになりながら撃っていきます。

2010.05.23射撃2
(これは私。まだ銃を構える格好が様になっていません)

猟期の終盤ではけっこう鳥撃ちも中るようになっていたので、「クレー射撃もそれなりにいけるんじゃないかなー!?」とか思っていたのですが大間違い。
中らないもんですね~。
どうやら猟期は獲物に対する執着心だけで中てていたようですね(笑)。

まぁ、クレー射撃も何回かしかしたことがないので当り前か。
悪い点を少しずつ修正してもらいます。

2010.05.23嵐の中の射撃


すごい悪天候なので、クレーは上下に変化するし見にくいし。
第一こんな土砂降りで射撃をやっている私たちは、他の人が見たら「ちょっとおかしいのでは?」と思われてもしょうがないかもしれませんね(笑)。

しかし、こんな悪天候だと潜りにも釣りにも行けないので、逆に射撃練習に集中できるという悲しい習性(爆)!



練習が終わるころにはパンツまでびしょ濡れになりました(笑)。


帰ってきて銃を分解してオイルを塗って終了。
撃っている時は夢中で気付かなかったのですが、悪天候の中を集中して撃ったのでかなり疲労が溜まっていましたね。



虫よけネットを試そうと思っていたのですが、すっかり忘れていました(笑)。

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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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