有害鳥獣捕獲で2回目のカラス撃ちに行ってきました。
ビワ畑のカラス被害が酷いので、捕獲要請が出ていたのです。
8時半に集合して現地に移動。
カラスがいる山の畑の傍に車を停め、現地を見て回ります。

カラス除けのシシ脅し(ガスで発砲音を出すヤツ)の爆音があちらこちらで響き渡っています。
作戦会議のため車に戻ると一人のおじいさん登場。
「あんたたちは何しに来とるんな」
「猟友会の有害鳥獣捕獲隊です。この地域からカラスの駆除申請を受けたので来ています」
「そんなものは頼んだ憶えはない!カラスの被害もないっ!!」
とのことで、私有地に勝手に入るわけにもいかないし、別の場所に移動。
これだけシシ脅し設置しといて「カラス被害はない」はずないだろうけど、昔ハンターと何かの揉め事があったのかもしれませんね。
まあ、日本社会の銃に対する偏見というか、アレルギーは良く解っているつもりですし、極々一部にマナーの悪いハンターがいることも知っています。
ハンターが車を停めているだけで、地域住民の方がナンバーを控えたりしていたりなんていう話も聞きます。
これはもう、ハンターが招いた自業自得というもので本当に悲しいですね。
でもね、ハンターの中には自分の休日返上で、蚊や蜂やダニに刺されながらボランティアで有害鳥獣捕獲をやっている方も多いんですよ。
別の場所に移動すると、こちらでもシシ脅しが鳴り響いています。
畑の周囲にもイノシシ除けの柵が張り巡らされていますね。

イノシシにもカラスにも農作物をやられたのでは、農家の方もたまったもんではないでしょうね~。
到着するとたくさんのカラスが鳴いていますが、我々が車を降りる頃には遥か遠くに飛び去っています。
完全に車を覚えられていますね~。
6人がかりでなんとか2羽ゲット!

もう完全に警戒されているし、「今日はこれで解散かなぁ~」と皆さんで集まって喋っていたら、1ヶ所だけ山の低い場所を何度もカラスが通っています。
「あの山の中ならいけるかも」
カラスに警戒心を与えないように、皆さんには変わらず車の周囲でだべっててもらいます。
一人だけ銃を持って山の中に入り、藪をかき分けながら上空の木々の開けた場所を探して待機し、カラスが来るのを待ちます。
何度かカラスが接近してきますが、声だけで見えないので撃てず。
3度目の接近の時、姿が見えたので発射!
木々の間を飛ぶ姿を追い撃ち。
グラッと傾いたように見えましたが、落ちずに半矢で飛び去ります。
結局、今日もカラスを落とすことは出来ず…。
「カラスは頭がいいから、そんな危険な目にあったらしばらく寄り付かないよ。
周囲の仲間にも伝えるから、ある意味充分役目は果たしたさ」
とのこと。
うーん、カラス手ごわいぜ!!
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