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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

鹿の刺身

これは鹿刺しです。

鹿刺し


とっても美味しい♪

味は、敢えて言えば「馬刺しをもっと甘くしたような味」ですかね。

でも、鹿刺しは鹿刺し独自の味なんです。

醤油やポン酢に生姜やニンニクを薬味に入れて食べます。



ところが近年、鹿刺しを食べた人がE型肝炎にかかる事案が報告されています。

厚生労働省や保健所では鹿肉の生食の自粛を求める呼びかけをしていますね。

【厚生労働省のHPより】
食肉を介するE型肝炎ウイルス感染事例について(E型肝炎Q&A)

厚生労働省は
【社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進、並びに労働条件その他の労働者の働く環境の整備及び職業の確保を図ることを任務とする】
ので、病気になる可能性のある食べ物を食べないでくださいと呼びかけるのは当然なことでしょう。
(公衆衛生の向上及び増進の部分が食品に関する箇所ですね)

これを読んで
「食べるのをやめよう」と思われる方は食べなければいいでしょうし、
「今まで食べてきても全然平気だったし、なにより美味いから食べよう」って思う人は食べ続ければいいのでしょう。

まぁ、普通の食品でも腐ったものを食べれば食中毒になるし、食べ過ぎればお腹をこわしたり、肥満になって成人病の危険が増したりしますよね。


私は「食べることは自己責任」だと思います。



話は変わるんですが、品揃えの良い近くのお肉屋さんで
「新鮮!牛生レバー」
と書いてある美味しそうなレバーが売っていたんです。

店員さんに
「これはレバ刺しで食べれますか?」
と聞いたら、申し訳なさそうに
「すみません、その質問には答えられないんです。でも、とても新鮮な商品に間違いはありません。察してください」
と答えられました。

保健所とかの指導でそうなっているんでしょうけど…。

レバ刺し大好きなんで買いましたよ♪
とても美味しかったです。






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鹿の生ハム

いただいた鹿の前脚を、生ハムを作成するために塩漬けにしています。

鹿の生肉の基



大体が生ハムって豚ですよね。

牛や鶏の生ハムって聞いたことが無い。

まして羊や山羊や鯨はなおさら。

たぶんそれなりの理由があるんだろうけど、へそ曲がりなんで自分で体験してみないと気がすまない。


以前、いただいたヌートリアで生ハムを作ってみたけど、ヌートリアの特性なのか、味付けや香辛料の使い方が合ってなかったのか、ホコリ臭いというか独特の匂いが出てきて不味かったです。。。



じゃあ、鹿の生ハムは?

これも聞いたことがありませんね~。

と言うわけで作成中で~す♪

そんなヤツはいねぇ!

鹿肉をいただきました。

ど~んと、腕1本と足1本とバラ1枚!!
2009927鹿肉

これじゃわかりにくいですね。


こうしたらわかるかな。
2009927鹿肉2



大きさがわかるように比較物を置いてみました。
2009927鹿肉3




処理がいいので肉質がとても良いですね。




この状態になるまでにどれだけの手間がかかっているかと思うと、まったく頭が下がる思いです。

獲物を獲り、血を抜き、内臓を出し、皮を剥ぎ、部位ごとに分ける。

文字で記すとこれだけですが、実際は大変な作業です。

そこまでしていただいて、分けていただきました。



いただいたこの状態から、さらに肉を切り分け、筋膜やスジ、血管や血合い等を除きます。

そこまでしてようやく肉のブロックになります。

それを薄くスライスしてはじめてスーパーに並んでいるようなスライス肉になるのですね。



スーパーでお肉を買うときにそんなことを考える人間なんて、間違いなくいないでしょう。

逆にそんなことを考えてたりしたら異常な人間として見られるかも(笑)。

「…内臓を出し、皮を剥ぎ、部位ごとに分け…」
なーんて、肉のパックを持ってブツブツと呟いてる人がいたらかなり怖いし!




ありがとうございます、美味しくいただきま~す。


釣れないなぁ…

もういい加減、中型のアジが波止から釣れてるだろうと思い海へ!

夜明け前から仕掛けを投入。
エサ釣りとサビキと両方やってみましたがさっぱりです。
見事に何のアタリもない…。

周囲もまったく同じ状況です。
こういうときは何をやってもどうしようもないですね。

日が上がって、鍋の具材のお土産にチビカワハギでも引っ掛けてみようかと思い、掛け針を沈めてみます。
ところが2週間前にウジャウジャいたカワハギの姿がまったくありません。

こちらもまったくスカ…。


辛抱してクロでも釣れないかと粘っていたら、ようやく1枚。
バリちゃんですね。
2009927バリ


このままじゃ終われないぞ! とか思いつつ一潜りするために場所移動していたら、急に風が出てきて海の状況が一変。
白波が立って、はい終わり~。

天気には逆らえませ~ん。


なんだか最近流れが悪いなぁ。



彼岸花

あちらこちらで彼岸花がきれいに咲いていますね。
彼岸花2009


彼岸花の球根に毒があることは割と知られています。

だから世間一般的には単純に「食べられない」ものとして見られていますね。

しかしこの植物は、食料不足時に食べられる救荒食料としての役割があるのです。

日照りや長雨で農作物がまったく実らない年や、戦争時下などの食料不足の時に食べられる食料です。


正確には「救荒食料としての役割があった」かな。

この飽食の時代にだれも彼岸花の球根を食べてみようって人はいませんもんね。

私も食べたことはありません。

ソテツの実なんかも同じようなポジションですね。



球根を掘り起こし、すり潰し、水に晒して毒を抜き可食状態にする。

そこにたどり着くまでにどれだけの苦労があり、健康を害した人が何人いたかなんて想像もできません。


毒があるとわかっていても、それでも食べざるを得なかった状況があり、それを克服し、食料として利用可能な状態に加工する。

先人たちの素晴らしい知恵であり文化だと思います。



食料不足ということを経験したことがある人は、現代社会ではほとんどいないでしょう。

ダイエットなんかで意識的な飢餓状態に近い人は多いでしょうが…。



しかし田畑や川原の土手に先人の手によって植えられたであろう彼岸花を見ると、そんなに昔でもない時代に食べることに困った時代があったことをついつい思ってしまうのです。



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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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