狩猟免許試験の申し込みに行ってきました。
「え!?また試験?」
と思われる方も多いかと思います。
しかし、
銃所持許可と狩猟免許は全くの別物なんです。
猟銃を使った狩猟をするのであれば、「銃所持許可」と「(猟銃を使用する)狩猟免許」の両方を取らないとできません。
「銃所持許可」のみしか持っていないと、猟銃を所持しても原則的に標的射撃(クレー射撃など)のみの使用になります。
最初から狩猟目的の私は、絶対に狩猟免許も必要です。
ハンターデビューを目指す最初の年には、かなりクリアしなければならない事がありますね。
銃所持の試験と狩猟免許の時期が重なると試験勉強や手続きもかなり忙しいです。
また、銃を所持しても取り扱いや標的射撃に慣れないと、実際の狩猟シーンで獲物に命中するわけないので銃所持許可はできるだけ早い時期が望ましいです。
それらは
事故防止にも必要なことです。
私は
銃の所持申請や許可が下りる時期と、狩猟免許の時期が重なってしまったため、たびたび会社を抜け出さねばならず苦労しました(笑)。
狩猟免許試験は、年1回(か2回)です。
これを逃すと1年間狩猟免許は取得できないので、秋からの猟期にハンターデビューするには必ず合格しないといけません。
(銃所持の試験とかなり重複した部分もあるし、難易度は銃所持試験に比べてかなり易しい。 らしい)
狩猟免許試験は夏頃に行われるので、1月ほど前には事務局に詳細を問い合わせて申し込みをしておきましょう。
私は銃砲店で試験の日程や予備講習の日程、連絡先などを教えていただきました。
申込書や領収証紙、診断書の原紙などの必要書類もいただけます。
以下の書類を準備します。
・狩猟免許申請書 1通
・写真 1枚(縦3.0cm、横2.4cm)
・医師の診断書 (すでに銃砲等の所持許可がある場合は所持許可のコピーで代用可能)
・領収証紙(狩猟免許申請手数料)
・手数料5,200円(2種以上の試験を受ける場合は、各種ごとに5,200円の追加)
・印鑑
・予備講習料 5,500円(受講料、例題集、手数料)
農政局などでも手続きができるようですが、狩猟をするため猟友会に入る予定なので、地元の猟友会で手続きをしてもらうようにしました。
地域の猟友会の事務局(ご自宅)に電話をしてお伺いし、必要書類を提出し、手続きをしていただきました。
写真はテキストと試験例題集です。

色々とお話を伺うと、こちらでも猟師の高齢化が進み、若い猟師は数えるほどだそう。
世間一般では「中年」と呼ばれる年齢の私ですが、狩猟の世界では「若者」の部類に入るようです(笑)。
鳥獣の被害に遭われている農家の方は増える一方なのですが、猟師は減る一方で、農作物はやられ放題だそうです。
特にイノシシ被害が酷いとのこと。
そうだよな~、最近では頻繁に市街地でのイノシシ出没情報なんかがニュースで流れてますもんね。
農家のお年寄りが銃所持許可を取ろうと受験しても、試験が難しくほとんど通らない。
落ちるたびに警察署に行って申し込みをするのですが、その度に係りの方に「危ないから止めときなさい」と説得されてしまい、そうする内にもうイヤになって銃所持を諦められるそうです。
ここら辺に
「銃の数を減らしたい警察」と「鳥獣害に悩む農業・林業従事者」との壁がありますね。
頑張りまっす!
次は
狩猟免許の予備講習です。