銃砲店で必要書類を集めたら、それらを持って地元の警察署に行きましょう。
「地元の」というのが肝心で、
自宅住所を管轄する警察署じゃないとダメです。
「職場が近いから」とか「隣町の警察署のほうが近いから」なんていう理由で他の警察署で申請をすることはできません。
(ここらへんをもう少し融通利かせてくれたらいいのになぁ)
「生活安全課」を訪ねて行きます。

この時、事前に訪れる時間を伝えておくといいです。
受付は平日の9時~5時くらいですが、担当の係の方がいつもいるとは限りません。
おまけに結構ご多忙なので、順番待ちをすることもしばしばです。
場合によっては聞き取り調査をされる事もあるので、私は警察へ申請に行く時はいつも半休を取っています。
(ここらへんも日曜日の受付とかしてくれたらいいんだけど…)
ついでに服装はスーツにネクタイなんかだと、なお良いでしょう。
第一印象は肝心です(笑)。
私はいつも会社に行く格好の「ジーンズにスニーカー」という格好でしたが…。
後々になって先輩ハンターの方から聞いたことなんですが
「銃所持の免許を取りに行くんだから、少しでも心象を良くしとかないと。
就職の面接に行くのと一緒だよ」
とのこと。
「なるほど~!」
この時に事務手続きだけで受け付けてくれる所もあるようですが、私の場合は違いました。
聞き取り調査を行ないます、と言われ取調室に連れて行かれ色々と質問をされました。
・なぜ猟銃を所持しようと思うのか
・猟銃を何に使うのか
・銃を所持する事、狩猟をすることにご家族は反対されていないのか
・家族の仲は円満か
・獲物は何か
・獲った獲物はどうするのか
・捌き方は知っているのか
・職業はどんなことをしているのか
・職場で頻繁に転勤はないか
・現在の収入は
・借金は
・生活の状態は
・鬱病などの精神疾患ではないか
・覚せい剤中毒ではないか
・自分の性格はどういう性格か
・お酒を飲むか
・近隣家庭とトラブルなどはないか
・交友関係はどういった人が多いか
・血縁者に暴力団関係者はいないか
・過去に前科は無いか
(これらの質問は、実技試験の申込みや銃の申請など、この後何度もされます。)
でも
「獲物の捌き方を知っているのか?」
なーんて聞かれても、経験の無い人は困っちゃうよな~(笑)。
さらに
・猟友会に入るのか
・有害駆除の依頼が来たら引き受けるか
なんていう質問もされました。
(ここら辺に猟師が少なくなっている農家の窮状が表れてるな)
それでも
「狩猟をするために銃所持の初心者講習を受講したい」
という意志が変わらないことを確認すると、手続きをしていただけました。
警察内の証紙売り場で証紙代6800円を購入して用紙に貼り付け、手続き完了。

テキストと 受験票を受け取り終了です。
次は指定の日に
初心者講習の受講です。