本日は猟隊のレギュラーメンバーの他に、ゲスト参加のハンターさんを招いての大規模な巻き狩り。

ふじもカヤもケガで戦線離脱中なので、単身山を駆け回る予定のモリさん♪
一昔前のグループ猟では、猟場や猟法については絶対的な秘密事項でした。
それは先輩方が長年かけて開発してきた獲物の生息場所や寝屋や逃げ方という、汗水たらして脹脛が攣りそうになるような角度の斜面を昇り降りしなければ分からないことでしたし、その秘密を守ることは暗黙の決まり事でした。
そのことに関しては、私は今でも悪いこととは思いませんし、苦労して開発してきた先達の秘密を簡単に喋るような人間には本当に大切なことは教えられません。
ベラベラと「こんなに簡単に獲物が獲れるんだぜ~!」と得意げに他言されても迷惑だからです。
(過去に本当にそんな人間が何人もいた)
しかし時代は変わり、ハンターの超高齢化時代突入。
「グループ猟の秘密」なんていうことを厳密に言い張っていても、狩猟自体が成り立ちません。
まあ、「猟期の休みの日は全て山に行くのが当たり前」というようなことを信じ切っていた人間(親から洗脳された私の事ですが…)じゃないと、一般的なサラリーマンハンターには無理な話だと言えるでしょう。
そこで今回は親方(若き勢子)の提案で、通常のメンバーに加えてゲスト参加するハンターさんをたくさん招いて、「大々的に大きな山を巻いて派手に山間に銃声を木霊させましょう!!」ということになったのです。
猟銃を持ったハンターが大きく待ち(包囲網)を張り、猟犬を放ちます。
ものの5分ほどであちらこちらから銃声!!
早くも山の中の異変を察知して鹿が動き出した感じ。
私は他の勢子役と共に、山頂を目指します。

あちらこちらに鹿が角砥ぎをした痕跡がありますね。
何度か鹿の群れを見かけ、撃つチャンスがあった時には撃ちますが当たらず。

1時間半ほどで終了して猟犬を回収。

「走り込んで筋肉モリモリになったなぁ…。
モリも短い足で今日もよく獲物を追ってくれたね。頑張った頑張った!!」
無線連絡で倒した鹿を合計すると9頭。
手分けして回収に周ります。
そして私の担当場所の山に入ると、すぐ目の前(20メートルくらい)にゾロゾロと8頭ほどの鹿の群れが歩いているのを発見。
この日、獲物を倒していない私は
「撃っていい?」
と皆さんに聞きます。
しかし無言(え~!迷惑だからこれ以上倒すなよ)の圧力を感じ、誰も返信を返してくれませんでした(笑)。
結局撃たず…。
鹿9頭の大猟!!

「ゲストさんも来ているし、たまには記念撮影でもしましょうか」
ということになりパシャリ♪

(大勢の人間や写真撮影に慣れずに固まっているモリさん。笑)
私達のグループでは初心者さんほど良い待場に着いてもらいます。
それは「たくさんの経験をして欲しい」という想いからです。
数多く猟に出ていたら、イヤでも自分が撃つ機会は回って来ますしね。
今回も「初めて獲物を倒した」というハンターさんや「倒したけど血抜き処理の方法が分かりません」というハンターさんもいて、側でサポートしていたベテランハンターさんがその場でレクチャーをしていたようです。
皆さんの話を総合すると、鹿は100頭近くが出た感じ。
他にイノシシも複数頭。
撃った弾数も40発弱。
通りで賑やかだったはずだ。
回収が終わって11時半。
「こんなに獲れてどうしよう…」
と、最初は途方に暮れていたのですが、全ての獲物の解体が終わっても16時。
本日の反省会をして16時半に終了。
「初めて獲物を倒して感無量です!」
と言ってくれる方もいたので、これはこれで良かったかな。
なかなか楽しかったです♪
今日も自然の恵みに感謝です。
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