何気なく肌を触っていると、「コロッ」とした触感。

暖かくなってダニの活動が活発になってきたこの時期は、私自身がとても皮膚の違和感に敏感になっています。
ダニに噛みつかれているからです。

ガップリ(おっさんの)柔肌に食らい付いていますね。
まあ、よくあることです(笑)。
ワンコ達にはフロントライン(ダニ忌避剤)を使用していますが、人間は防虫スプレーを服に噴霧するくらいなので、山入りするとたいてい1匹2匹のダニが体のどこかに這っています。
長袖ハイネックのアンダーウェアを着たりして皮膚に付くと分かるように予防しているのですが、気付かないこともしばしば。
今は色々な情報が入手できる時代なので、「重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)」「日本紅斑熱」「ライム病」「回帰熱」などの、ダニに刺されると引き起こされる人の病気も明らかになっていて、一般の人もそれらの情報を容易に確認することが出来ます。
ダニに刺されると危険な病気に罹る可能性もあるのでしょうが、なにより痒い!
刺された後は硬くなって何カ月も跡が残りますしね。
プチっとむしり取って、ティッシュペーパーに乗せたところ。

(口吻が残ることがあるそうなので、本当はこんなことしちゃダメ。ダニを潰してSFTSウイルスによって失明した事例もあるそう)
こんな感じでワラワラと短い脚で動き回り、動物の肌に取り付いて血を吸います。
血を吸うと芥子粒のような胴体に血液が溜まり、だんだんと大きくなってゴマ粒→小豆粒くらいまで肥大します。
ダニは人間だけじゃなく、当然ながら犬にも病気を媒介します。
私の少年時代に実家で飼っていた猟犬も、何頭かはダニの媒介する病気で死にました。
「今は良い薬(ダニ忌避剤)が出来たから、猟犬の病気も少なくなったよ」
と、行きつけの獣医さんで言われた言葉です。
少年時代、犬のダニ取りは子供たちの仕事だったし、その言葉は本当に実感できます。
ダニの多い場所に行くと、犬の皮膚や毛が塗したようにダニだらけだったんです。
(いいですか、決してネットで
画像検索なんてしちゃダメですよ!!)
実際にイノシシやシカに、ダニやイノシシジラミ以外にもよく名前の分からない寄生虫が付いていることもありますし、まだまだ未知の病気もあるのでしょう。
まあ、古い猟師さんに聞くと
「ダニに噛まれると熱が出ることがある」
と、当然のように言う人も多いので、一昔前はある程度当たり前の事ではあったのでしょう。
(私は発熱した経験はありません)
しかしですね、ハンター本人はともかく狩猟に理解のない奥様がダニに噛まれた場合などに
「ある日帰宅すると、カミさんが鬼のような形相でビニール袋を持って玄関の前に立っていた。小豆粒くらいに膨れ上がったダニで、カミさんに食い付いていたらしい。もうカンカンで
離婚寸前にまで発展した」
という事例もあるほど(実話)。
ダニ、色々な意味で怖いですね…。
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