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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

家庭内山芋掘りと地球資源について

「さて、剪定して切り落としていた庭木を片付けなきゃ」
夏の終わりにヒーヒー言って切り落としていた木の幹や枝が散乱したままだったので、猟が休みになった日に庭の片付け。

我が家は築45年を過ぎた中古住宅を購入して、それから更に10年が経過。

あまり高くならないように定期的にチェーンソーで庭木を切り落としていますが、幹が太くなり生木のままだとかなりの重量なのです。
なので、しばらく放置して水分を飛ばしてから電動丸ノコで裁断。
2023.11.28山芋掘り6
(底に太い幹を切断したものが入っています)
細い枝はかさばるので、丈夫な肥料袋やドッグフードの袋に入れ、一緒に燃えるゴミとして廃棄します。
結構大変です。

「本当になぁ、今はエネルギー枯渇とか持続可能な資源とかが世界中で議論されているけど、石油も石炭も元々植物だし、太陽光と植物の葉緑素こそ地球を救う持続可能的無限エネルギーだと思うんだけどな。植物の光合成を利用しての発電方法なんか無いのだろうか…」

猫の額ほどの庭のわずかな庭木に苦戦しながら、なんとなく地球規模の事を考えている自分がおかしく感じます。
(現実逃避とも言う。笑)


庭木の片付けが終わり、作業服で汚れたついでに気になっていたことに着手。
いつの間にか生い茂っていた山芋の収穫です。
2023.09.17山芋の花2

まあ山へ行けば自然薯掘りのベストな季節なのですが、近年はイノシシが食べ尽くして掘れるような場所がなかなかありません。
場所を探すことから始めるのも面倒なので、手っ取り早くスコップで庭を掘り起こします。

地面を掘り始めるとミミズ目当てに群がるブラウンさん達。
2023.11.28山芋掘り1

それを見て興奮するワンコズ。
2023.11.28山芋掘り2
(左イトちん、右カヤさん)

「あ~!全然集中できないからやめてね」
庭は真砂土で掘りやすいのですが、思わぬ邪魔が入って大変!!


しかし久しぶりの山芋掘りは楽しく、汗をかきながら掘り進めます。

「お!出てきたな。ここからは慎重に」
2023.11.28山芋掘り4
通常の自然薯も多少は曲がっているのが普通ですが、石や木の根があってクネクネ曲がりまくっているものも多いです。

慎重に慎重に…。
山芋の延びる方向に注意しながら、少しずつ掘り進めます。

大きな山芋だと人の手が届かなくなるくらいの深い穴になることもあるのですが、我が家の場合70~80センチほどでガッチリと硬い土地の土台基礎部分になってしまいました。

で、最終的に我が家山芋の場合はですね、硬い住宅基礎面に突き当たるとそのまま膨らんで広がっていました。
2023.11.28山芋掘り5
まるで野球のグローブのような形状です。
自然の物でも似た形状のものはありますが、ここまで酷く複雑なものは見たことがありません。

しかしまあ天然物だし貴重品だ。有難くいただくことにしましょう♪


今日も自然の…、じゃなくて今日は我が家の庭の恵みに感謝です。


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久しぶりのウド採り2023

「ちょっと時間が出来たから山菜採りにでも行きたいけれど、タケノコ以外はほとんど適期が終わってる感じ…」
とある休みの日にそんな事を思います。

私は狩猟や魚釣りや潜りが大好きですが、山菜採りやタケノコ掘りや潮干狩りや山芋掘りも大好きです。
しかしながら生活するために仕事もしなければいけないし、少ない休日の日にはワンコ達の散歩や家仕事をする必要があるので、最近はそれらにはほとんど行けていません。

「でも比較的遅い時期までいけるウドなら大丈夫かも」
そう思ったらどうしようもなく山へGO!!


陽当たりの良い場所のものは大きくなりすぎていますね。
2023.04.23ウド1
茎に生えた産毛と昨年度の枯れた枝が見つけるポイント。
狩猟や有害鳥獣捕獲活動で山入りした時に、ついついそれら山菜の痕跡も探している哀しい習性なのです…。


ちょっと場所移動。
山菜の生える時期は地域の温度によっても違いますし、標高によっても異なります。
また、その年の春の温かさによってずいぶんと時期に差が生じます。

私の場合、気象庁などが連日発表してくれる「桜の開花予想日」を参考にしています。

タラの芽は桜の開花時期とほぼ同じ。
ウドならその2~3週間後と言った感じです。

「お!ここのはちょうどいい感じ」
2023.04.23ウド4

土に埋まった白い部分が美味しいので、出来る限り下の方まで掘って採取。
2023.04.23ウド2

ウドは山の傾斜地に生えていることが多く、生えている場所には点々と群生しているような場所が多い感じです。
2023.04.23ウド3

根絶やしにしないように、一株から1本~2本の新芽を採ります。
しかしながら最近はイノシシや鹿もウドやタラの芽を食べているので、早い者勝ちの仁義なき戦いの様相を呈していますけどね…。


持ち帰ったもの。
2023.04.23ウド6

根っこの白い部分は皮を剥き、サッと茹でて酢味噌和えでいただきました。
2024.04.23ウド8

新芽の部分は天ぷら、茎や皮はきんぴらにしました。
(食べるのに夢中で写真撮り忘れました)

春を告げてくれる独特のほろ苦さがとても美味しかったです。


今日も自然の恵みに感謝です。


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春の気配♪

朝からずっと雨で猟行はお休みのある日。
溜まりまくっていた家の用事を片付けても、まだ雨は激しく降り続けています。

「ふう、しょうがない。今日はジッとしておくか…」
そんな事を思いますが、気になることが一つ。

「もうそろそろフキノトウが出ている季節なんだよね」
そう思うといてもたってもいられず(笑)。

濡れてもいい格好をしてフキノトウポイントへ向かいました。
2022.1.25春の訪れ1

「うっ!今年はかなり寒い冬だからフキの成長が遅い…」

この場所ではフキノトウは見つけられず、陽当たりの良い別の場所へ移動。
2022.01.25春の訪れ2
なんとかハシリの蕾状態のフキノトウを見付けることが出来ました。


雨に濡れながら、少しだけ採取してお持ち帰り。
2022.01.25春の訪れ3

晩ご飯はフキノトウの天ぷらとシカカツ。
(写真を撮り忘れました)
なんだか毎年この組み合わせが我が家の春の定番な感じがします。


自画自賛ですが、私は天ぷらを揚げるのは得意なんです♪
(職業柄もあるかな)

カリッと揚がったフキノトウの天ぷらを塩でいただきます。
ホクホクとした食感と独特のホロ苦さ。

「いや~、美味いなぁ♪ フキノトウは山菜の中でも1、2を争うほど好きなんだよね」
ついつい冷酒がグイグイとすすんでしまいます。

少し酔っぱらってしまいました。


まだまだ寒い日が続いていますが、しかしフキノトウを食べると「春はそこまでやって来ている」ということを実感します。


今日も自然の恵みに感謝です。


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久しぶりにウドを採ってきました♪

「今年は仕事やふじの(偽)妊娠のせいでバタバタして全然山菜採りに行けなかったなぁ。まだあるかな…」

目指す先はウドの生息場所。
私の中での山菜は「年明けすぐのフキノトウに始まり、ゴールデンウィークのウドで終わる」感じです。


私が少年だった頃、親父に付いて山菜採りに行っていましたが不思議なことがありました。
「なぜこんなに山菜の生える場所をたくさん知ってるんだろう?」
ということです。

それは私が狩猟を始めると分かりました。
草花が枯れた猟期であっても、「野生動物の餌を求める動向に注意を向けていれば、森の植生や山菜として採ることができる植物の事はイヤでも目に入って来る」ということです。
(更に親父は自分の秘密ノートに「桜の花が開くより5日遅れ」という感じで季節を書き込んでいた)

「どの植物が食べられる山菜なのか? 成長したらどんな姿になるのか?」
ということが頭に入っているという事が前提ですが、幼少期より食い意地が張っていた私は、オッサンになった今でも頭の中にそれらがインプットされているのです(笑)。


しかし年々気温が上昇し、山菜の時期も少しずつ早くなり分かりにくくなっています。

そして更に難題が…。
近年のイノシシや鹿の増加で、柔らかく美味しい山菜がことごとく根絶やしになるまで食べ尽されているのです。

一昔前は山菜採りのライバルと言えば「人間」でしたが、今は山野に住む獣たちと競わねばなりません。
当然獣たちは毎日の山菜の生育状況を知っているので、一番美味しい時に略奪されてしまうのです…(涙)。

「うう、オレが秋から目を付けていた山菜なのに悔しすぎる」
そんな状況が続いていました。


今回のウドも期待せず、とりあえず目星を付けていた場所に到着。
2021.04.24ウド3
「おお!食べられていない!! しかし、やっぱり遅かったか。もう大きくなりすぎて食べられないな。うう…」

採取適期なら茎に生えた柔らかい産毛が、すでにガチガチの剛毛。
毛は手に刺さるし、食べる茎の部分は竹のように固くなっています。

諦めきれずに付近を散策。
2021.04.24ウド2
この場所は一面ウドが生えている感じで、天ぷら用に新芽の部分を少し採取。

きんぴらや和え物用に、芽が出たばかりのものを2株だけいただいてきました。
2021.04.24ウド1
(ウドを根っこから採取すると、次の年から生えなくなるので注意が必要です)


その日の晩ご飯は天ぷら♪
2021.04.24ウド4
高温でカリッと揚げます。

揚げたてのウドの天ぷらに塩を少しつけ、熱々のものを頬張ります。

口の中いっぱいに広がるほろ苦さ。
「ああ、美味いっ!! 春の味だなぁ…。それにめっちゃ貴重品だから余計に美味く感じる」

冷酒を開けずにはおれず、ついつい飲み過ぎてしまいました(笑)。


今日も自然の恵みに感謝です。


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土筆(つくし)

「ああ、ツクシが出ている♪」
2021.03.18つくし1

一般的に良く知られている野草?山菜?である、土筆(つくし)を見てそんな事を思います。

大した大きさではなのですが、「摘もうかどうしようか?」と、一瞬躊躇します。


しかし、結局摘むことはせず放置。


何故なら自宅前の私道だったから…。
2021.03.18つくし2 (2)

文句が出るわけは全くないのですが、「あそこの人、道端の草を食べていたわよ」なんて言われかねないからです(笑)。

私自身は何を言われようと問題ないのですが、銃砲を所持している以上、あまり奇異な目で見られるのは避けたいところです。


ま、色々なものに対して、「眺めて愛でる」ことも必要だと感じる今日この頃でした。


今日も自然の恵みに感謝です。
じゃなかった。

色々な事を気にしすぎでしょうか(笑)?



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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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