大雨が降った翌日、目を瞑って布団の中で考えます。
「明日は晴れるみたいだけど、海は濁っていてダメだろうなぁ…。しょうがないから植木の剪定とか草抜きをするしかないか」
連日の大雨で土砂が海の中へ流れ込み、潜ったり釣りなどは無理だろうということが過去の経験から想像できます。
潜りは視界が確保できませんし、この時期よく釣っているキスは目でエサを探す魚なので釣れません。
「待てよ、この前見たたくさんのチヌはどうだ? チヌは多少濁っていても嗅覚を頼りに捕食できる魚だからな。それにどちらかというとチヌは神経質な魚だから、濁りが入っていた方が人の姿やハリスや釣り針が隠せるはずだ」
ふと思い立ち、充電中のスマホで満潮時間を調べます。
「ちょうどいい潮回りだ。
よし、夜明け前の海に行ってエサを獲ってチヌ釣りにチャレンジしてみよう。
チヌ釣り用の竿に仕掛け、タモ網がいるな。エサのムラサキイガイを引っぺがす磯金も必要だ。
いや、ちょっと待て。あれだけのチヌがいたんだ。大漁過ぎるとキス釣りに持っていくクーラーじゃ小さすぎるな。でかいクーラーに氷をたくさん詰めて…」
しかしそんなことを考えていると段々と興奮して眠れなくなり、翌朝は見事に寝過ごします(←超バカ)。
夜中に起きて夜明け前の暗い時間に竿を出す予定だったのですが、夜が明けた後に目が覚めました(笑)。
まあそれでも竿を出さないことには始まらないので、海へと向かいます。
海へ着き、まずは餌のムラサキイガイ獲り。

潮が満ち始めた岩場に立ってムラサキイガイを獲っていると、屈んだ拍子に胸ポケットに入れていたスマホが滑り落ちて豪快に海水中にダイブ!!
一応防水のものを使っているのですが、過去に何度も塩水に落としてメモリーを飛ばしているので慌てて拾います。
軽く水洗いして少し乾かすとなんとか起動。ホッ!よかった。
さて、なんとかムラサキイガイを確保して、前回たくさんチヌがいた場所へ。

しかし全くチヌの姿が見えません。
「こりゃダメな感じ…」
一応チヌ針にイガイを付けて投入し、撒き餌として周囲に砕いたイガイやカメノテをばら撒きます。
しかし全く釣れそうになかったのでチヌは早々に見切りを付け、水が濁って厳しいであろうキスを狙いますが、こちらも前回と打って変わって厳しい感じ。

上がってくるのはチャリコ(鯛の赤ちゃん)やキュウセンベラばかり。
たまにキスが釣れても小さなピンギス。

場所を移動して潮通しが良い広い砂浜へ。

潮通しが良いと濁りが取れやすいからです。
しかしここでもチャリコの猛攻と大雨で流れ込んだゴミに苦戦。

あっちへウロウロ、こっちへウロウロと彷徨いますが余り状況は変わらず…。
潮が変わり引き潮に入るとポツポツと釣れ始めます。

引き潮で濁りが少しずつ濁りがクリアーになりつつあるんだろうなぁ。

そんな感じで、粘りに粘って夕方まで釣り続けると結構な数のキスが釣れました。
釣れなければすぐに止めればいいのでしょうが、釣れるまで帰らない自分の猟欲の深さが我ながら本当にイヤ(笑)。
今日も自然の恵みに感謝です。
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