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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

初めての技能講習受講

銃砲所持をして初めての技能講習を受講してきました。
2017.09.16技能講習1
銃砲所持免許の切り替え時や新規銃砲の申請をするのに必要な銃砲の取り扱いに関する実技試験です。


実は所持許可証の最初の切り替え時は、法令改正があったばかりで「有害鳥獣駆除員は技能講習が免除」という話が出回っていたのですがはっきりせず、銃砲所持許可証の更新時に「やっぱり免除になりません」ということになっても困るので警察署で申し込みを行いました。

ところが受講直前になって「有害鳥獣駆除員は技能講習免除になります」との連絡が来ました。
せっかく申し込んで受講料も支払っていたので、どんなものか試しに受講するつもりでしたが担当警察官の言葉は以下のように続きました。

「で、お願いがあるのですが、技能講習の受講必要者(銃砲所持許可更新時期が迫っている人たち)に対して講習の枠が足りないのです。
講習を受けずに他の方に譲っていただくという訳にはいきませんか? 申し訳ありませんが、お支払いいただいた講習料(12,300円っ!)を返却することは出来ないのですが・・・」
「え?法改正があってそれに対応できていないのも、必要受講者に対して枠が足りないのも私の落ち度ではないと思うのですが、お金が返ってこないんですか?」
「すみません、だからお願いという形になるのですが・・・」

かなりビックリしたのですが、まあ法改正があって各役所がバタバタしていましたし、何より一番困惑していたのは(私も含めて)銃砲所持者の皆さんでした。

受講できずに銃砲所持許可証の更新が出来なくて困っているのが自分と同じハンターさんだと思うと、言いたいことは色々とありましたが、一地方の警察の担当者に言ってもどうしようもない事だと思いましたし、「困ったときはお互い様」と受講を取りやめた経緯があります。


その次の所持許可証の更新時は有害鳥獣駆除に従事していたので技能講習免除。


で、今回は忙しくて有害鳥獣駆除をお休みしているので受講の運びとなりました。
2017.09.16技能講習5
(銃砲所持者の保安上の理由からモザイクを掛けています)

講習は午前と午後の2回開催され、私が受ける午後の部の受講者だけで14名。
2017.09.16技能講習2

会場に持ち込む必要のあるものは技能講習通知書、自分の猟銃、弾25発(不発などに備えて予備弾を持って行った方が良い)、銃砲所持許可証、その他耳栓や射撃ベストなど射撃に必要なもの。


猟銃の安全な取り扱いが出来て、5メートルトラップ射撃25発撃ちで3発以上中ると合格。
(スキート競技で受講も可能)

ただし、銃口を人に向けるなどの重篤な銃器取り扱いの不備や暴発などがあると10点の減点になり、80点未満の人(2回重篤な取り扱いの不備がある場合)は射撃点数が合格でも、銃器の安全な取り扱いの面で失格になります。

ちなみに銃器の故障や撃針折れ、弾が不発で予備弾が無い場合などで25発撃てないと失格になるそうです。


「3発なんて初めて銃を撃った人でも中るし、意味ないんじゃないかなぁ」
と、正直この時は思いました。



まずはDVDで座学の後、室内で銃器の組み立て・分解動作確認。

その後射場に移動して実技です。

安全な銃器の取り扱いのために、銃を持ったり、弾を込めたり、射撃後には必ず銃口内を目視確認。
「銃口内確認異常なし!!」
と発声。

今回は受講者が多いので2班に分かれ、不発弾の取り扱い動作確認後に指導員から問題点を確認指導していただきながら3発射撃。
2017.09.16技能講習3

この日は女性も2名受講。
2017.09.16技能講習4

受講者は射台に出入りして弾の装填や射撃が終わるたびに確認を行い「銃口内確認異常なし!!」と発声します。

3発の指導射撃が終わると、各自指導なしで2発の射撃。
私と同じ班の方は皆さん問題なく終了。

終了後に渡されたスコアを見ると25点満点中16点。
各ポイントで安全確認に重点を置いて射台に入ると、やはりなかなか集中できなかったですね。(←単に下手なだけ。笑)



そして受講者の皆さんに問題が無かったかというとそうではありません。

私とは別の後の班にかなりご高齢のお爺さんの受講者がおられました。
耳が遠いようで、指導員の方の注意も聞こえていないようでした。

特に問題だったのが銃器の取り扱い。
自動銃をお持ちだったのですが、銃を片手で持ったりして銃口が明後日の方向を向くことが度々・・・。

「危ないですよっ!」
水平に銃を持った時に銃口が人の方向に向き、ついに指導員からの注意。

「銃口には常に気を配ってください!完全に人の方向を向いていましたよ。
注意が1回なので、もう一度注意を受けると今回は不合格になりますよ」


「やれやれ、色々とうるさいのう・・・」
お世辞抜きに人の良さそうなお爺さんだったのですが、注意を受けた後にそんな独り言を呟かれていました。

う~ん、これが自分の親父だったらと思うと、すぐに銃砲所持許可を返納させていますね・・・。
なにせ持っているものが猟銃ですしね。


2組に分かれた班の内、私が射撃を行った早い組は実技が終わると講義室に戻って終了したので、このお爺さんが最終的にどうなったのかは分かりません。
正直厳しいだろうなぁ・・・。

受講して初めて、技能講習は射撃技能だけではなく銃器の安全な取り扱いのためにあるものだと理解できました。



初めて受講した技能講習でしたが色々と考えさせられることがありましたね。



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そ、そんな選択肢があったのか・・・

私は焦っていました。
2017.07.10選択肢1

なぜなら猟友会の地区の理事を拝命し、該当者に狩猟免許更新の書類を配布したのが約1か月前。
3名のうち2名は滞りなく書類を回収できたのですが、残りの1名の書類をなかなか回収できなかったからです。

残りの1名はまだ若い罠猟のハンターさんでしたが、仕事も多忙なようで電話を掛けても返信がないことがしばしば。

「次の休みの日には診断書も取って書類と一緒に提出します」
という返事をもらって2週間ほど経過。


何度かショートメールで督促しますが、提出するという返事がないままに理事会のある土曜日の当日を迎えることになりました。

朝の8時半に電話。
「前から何度も言っているけど、今日の夕方が理事会で書類を提出しないといけないんだ。
書類を取りに行きたいけど何時に行けばいい?
もし免許更新に必要な診断書を取ってないならば、今から病院に行って取ってくればいいよ。
書類内容もチェックしないといけないんで、出来るだけ早いと助かるんだけど」

「あの~、今回書類を出さないとどうなりますか?」
「へっ!? いや、運転免許と一緒で、更新しなければ失効してしまうよ・・・」
「じゃ、もういいです。出しません」

「えっ!?失効してしまうということは免許が無くなるわけで、もしまた狩猟をするのなら再度狩猟免許試験を一から受験しなくてはいけないよ。とりあえず更新手続きだけでもしておいたらどう?」
「いえ、免許が無くなってもいいです」

想定外の回答にビックリ!!

取り急ぎ事務局に連絡して免許更新の意思がないことを伝えると
「ああ、毎年何人かはいるんだよ。大抵は高齢だから続けられない人なんだけど」
とのこと。

ということで彼の狩猟免許の更新手続きは行われませんでした。


「そっかぁ、狩猟免許を取ったのは良いけれど、性に合わずに辞めちゃう人もいるんだ・・・。
銃猟ハンターなら、狩猟免許だけじゃなくて更に煩雑な銃砲所持許可を手放すのはかなり躊躇する気がするけどなぁ。

でも、自分が知らないだけで実は結構そういう人が多いのかもしれないな」


まあ特殊と言えば特殊な世界ですからね。


ある意味とても勉強になりました。



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猟友会理事を拝命(内容訂正あり)

猟友会の理事を拝命しました。

まあ「理事」なんていっても全く偉いものではなく、単に近隣のハンターさん達への伝達係というかパシリです(笑)。

私の所属する猟友会は地域に銃砲店なんかは無いし、個人のご自宅に猟友会の事務局があるので、狩猟免許の更新や狩猟者登録の書類配布などで一遍に押しかけられると立ち行かなくなってしまうのです。
それで各地区の理事さんでまとめてもらって、事務手続きを行うという流れです。

所属する猟友会の猟友会会長や副会長の下に10名ほどの理事がいて、それぞれ10名ほどの担当ハンターさんがいます。


なぜ私が理事をするようになったのか実情を話しますと、地区の前理事さんは「狩猟を辞める」ということで私にお鉢が回ってきたのです。
高齢やなんかで狩猟そのものを辞める方が多いんですよね。


で、初めての理事会へ出席。
ハンターの知り合いも増え、会場は知った顔ばかりですね(笑)。


まず今回は大粒散弾(6粒、9粒、15粒)の使用禁止の件についての通達。
(※あくまで自粛要請とのこと)
2017.06.21理事拝命1
これは散弾の中にパチンコ球のような大粒の弾を詰めた「バックショット」と呼ばれるものです。
このバックショットの跳弾によって多数の事故が発生しています。

まあ、こういった危険性のある道具を使用禁止にするのは良い事だと思います。


そして今回のミッションは「狩猟免許更新者への申請書類の配布」。
狩猟免許は3年に1回更新の必要があるので、その申請書類を配布して必要事項を記入してもらい、申込料や診断書なんかを取りまとめて回収するものです。

ああ、そう言えば自分の狩猟免許更新の時も地区の理事さんが書類を配布して、記入がすんだら回収して手続きをしてくれていたっけ。


正直な話「ちょっと面倒くさいな」とも思ったのですが、前理事さんからも良くしてもらったし、地域の狩猟事情なども色々と教えていただきました。

「今度は自分が地域のハンターの皆さんに恩返しする番」くらいのボランティア精神で担当のハンターさんに電話を掛けます。

「プルルル…。プルル…。プルル…。。。お掛けになった電話はただいま電話に出ることが出来ません。ピーっという発信音の後にメッセージを入れてください」

「うう、やっぱりね。そりゃ見知らぬ電話番号からかかって来ても出ない人多いよね・・・」


私が担当する地区で今回狩猟免許更新の方は罠猟ハンターさん3名だったのですが、皆さん簡単には電話に出ていただけず苦戦。。。
仕方なく留守電にショボショボとした声でメッセージを吹き込みます(笑)。

銃猟ハンターの方だったら射撃大会や銃砲検査などで知っている方ばかりなんだけどなぁ・・・。


この分では書類の回収まで先は長そうです。

まあ、めげずに頑張りま~す!!



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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
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