ブラウンさん達や野鳥たちと闘いながら、毎日チマチマと収穫を続けていたブルーベリーが溜まったのでジャムを作成しました。

「ジャムを作りました」
なんてたいそうに書いていますが、計量して砂糖を加えて煮るだけです。

マーマレードなんかを作る時は皮を使用するので少し面倒なのですが、ブルーベリーなんかはとっても簡単。
大雑把な性格なので、キッチン秤を使用することはほとんどないのですが、この時ばかりは秤を使用して重量を計ります。
ブルーベリーの重量の40%~50%の砂糖(本当はグラニュー糖が良いそうですが、普通の砂糖でも充分です)を加え、焦げないように厚手の鍋に入れて、中火~弱火で煮込むだけ。

キッチンにブルーベリーの甘い香りが充満します。
ジャム作りは、季節の果物の濃縮された香りが良いですね♪
冷めたら粘度が上がり硬くなるので、自分がイメージするよりもかなり緩い感じの状態で火を止めます。
最後にレモン果汁(ペクチンに作用させて粘度を上げるのを助けてくれます)を一匙ほど加えてかき混ぜ完成!!
今回はジャムと言うよりも、ソースに近い感じのものにしました。

毎日、ヨーグルトに入れたり、トーストに塗って食べています。
ジャムや燻製や干物なんかを作る度に、「人類の知恵」なんて言う言葉が思い浮かびます。
季節になるとたわわに実る果物や、たくさん入手できる魚や肉などを保存して、年間を通じて安定した食生活を送ることに腐心した先人たちの叡智が詰まっていると感じるのです。
「なぜジャムや漬物は腐らないのだろう?」
と考えた時に「糖分や塩分で水分活性(微生物が利用できる自由水の割合)を下げるため」なんていう後付けの理論で説明できますが、経験として知っていた先達の知恵に只々頭が下がる思いです。
太古の昔から人類はそれほど食生活の安定を図り、生命体としてのエネルギーを維持することに懸命だったのです。
それは祖父や親父から、戦後の食糧難の話を何度も何度も聞いて育った私のトラウマの様なものかもしれません。
なので狩猟や釣りや潜りでたくさんの獲物を得ても、無駄にしないように心掛けています。
肉や魚が処理できずに捨てたりすることは「命を捨てる」という事だと思うのです。
今年の猟期は鴨肉ステーキにブルーベリーでソースを作って食べたいな。
それまでに無くなっちゃう自信しかありませんが…。
↓気楽に食べろっ!!と思った方はクリックプリーズ(笑)♪

にほんブログ村

にほんブログ村
狩猟の魅力まるわかりフォーラム
スポンサーサイト