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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

ブルーベリージャムの作成

ブラウンさん達や野鳥たちと闘いながら、毎日チマチマと収穫を続けていたブルーベリーが溜まったのでジャムを作成しました。
2022.07.25ブルーベリージャム作り1

「ジャムを作りました」
なんてたいそうに書いていますが、計量して砂糖を加えて煮るだけです。
2022.07.25ブルーベリージャム2
マーマレードなんかを作る時は皮を使用するので少し面倒なのですが、ブルーベリーなんかはとっても簡単。

大雑把な性格なので、キッチン秤を使用することはほとんどないのですが、この時ばかりは秤を使用して重量を計ります。
ブルーベリーの重量の40%~50%の砂糖(本当はグラニュー糖が良いそうですが、普通の砂糖でも充分です)を加え、焦げないように厚手の鍋に入れて、中火~弱火で煮込むだけ。
2022.07.25ブルーベリージャム3

キッチンにブルーベリーの甘い香りが充満します。
ジャム作りは、季節の果物の濃縮された香りが良いですね♪

冷めたら粘度が上がり硬くなるので、自分がイメージするよりもかなり緩い感じの状態で火を止めます。
最後にレモン果汁(ペクチンに作用させて粘度を上げるのを助けてくれます)を一匙ほど加えてかき混ぜ完成!!

今回はジャムと言うよりも、ソースに近い感じのものにしました。
2022.07.25ブルーベリージャム4
毎日、ヨーグルトに入れたり、トーストに塗って食べています。


ジャムや燻製や干物なんかを作る度に、「人類の知恵」なんて言う言葉が思い浮かびます。
季節になるとたわわに実る果物や、たくさん入手できる魚や肉などを保存して、年間を通じて安定した食生活を送ることに腐心した先人たちの叡智が詰まっていると感じるのです。

「なぜジャムや漬物は腐らないのだろう?」
と考えた時に「糖分や塩分で水分活性(微生物が利用できる自由水の割合)を下げるため」なんていう後付けの理論で説明できますが、経験として知っていた先達の知恵に只々頭が下がる思いです。

太古の昔から人類はそれほど食生活の安定を図り、生命体としてのエネルギーを維持することに懸命だったのです。
それは祖父や親父から、戦後の食糧難の話を何度も何度も聞いて育った私のトラウマの様なものかもしれません。

なので狩猟や釣りや潜りでたくさんの獲物を得ても、無駄にしないように心掛けています。
肉や魚が処理できずに捨てたりすることは「命を捨てる」という事だと思うのです。


今年の猟期は鴨肉ステーキにブルーベリーでソースを作って食べたいな。

それまでに無くなっちゃう自信しかありませんが…。


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ワサビ漬け

ゴールデンウィークに何をしているかと言うと、予約していた釣船が強風で欠航になり、ひたすら家の片付けや庭木の剪定をしています。

合間に庭に放したニワトリさんたちの様子を眺めて、「あっ!もうこんなに時間が経っちゃった」と驚くことしばしば(笑)。


そして夕暮前後にシャコシャコと刃物を砥ぎ始めます。

刃物に関しては切れないと嫌ですし、切れない包丁で作った料理は美味しくありません(実話)。
それにケガの元にもなります。


砥石の上に刃物を滑らせていると、晩ご飯前だったので小腹がすいて「何かないか?」と、冷蔵庫を漁ります。

「お!良いものがあるじゃん♪ もらったのを忘れていたよ」
2022.05.02ワサビ漬け1

親父から貰ったワサビ葉の浅漬け。
これがご飯やビールに合うんです!!

塩揉みをした後に熱湯をかけるか、さっと湯にくぐらせてしっかりと水気を絞ります。
ザクザクと切って密封できる瓶に入れ、濃縮タイプの麺つゆを適当に加えて冷蔵庫の中で保存。


今みたいにネットで情報を得られる時代でもなく、家には「山菜賛歌」という山菜に関する本が一冊あっただけ。
ネットで検索すると何度も再版されているようですが、私の見ていたものは1982年発行となっていました。

その当時は物知りな大人達や僅かな書物の中でしか情報が得られず、後は自分が海や山を駆け回って得た体験から色々な事を学んだものでした。

親父から教えてもらった色々な事が、今でも自分の中で大切な情報として生きています。


でも、情報過多のこの時代だからこそ「体験って宝物だよね~」と感じてしまいます。


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秋の貧乏炊き込みご飯♪

ウチの親父の話です。
「オレは戦後の食糧難の時代に少年時代を過ごした。
食料は配給制でまともに白米なんか食べられる時代ではなく、育ち盛りのオレはいつも腹を空かしていた。
2018.02.17祖母の死2
(前列左から3人目。クリクリ坊主頭が親父の少年時代)

主食はいつもサツマイモかスイトンか麦や稗に僅かに白米が混ざった雑穀。
そんなある日、親父(私の祖父)から闇市に連れて行ってもらってなぁ。そこで初めて銀シャリ(白米。米だけのご飯)を食べたんだ。
この世にこんな美味いものがあるんだっ!! と驚いたよ」


そんな言葉を聞きながら育つとですね、「この世の一番美味いものは白米♪」と知らず知らずの内に洗脳されているのですよ。
はい、私も白ご飯大好きです。

ヒヨドリやキジや骨付きのイノシシ肉を使った炊き込みご飯は大好きですが、何となくの感覚として「白米は一番のご馳走♪」というイメージがあるのです(笑)。

なので幼少時や小学生の遠足などの行事の時に、お袋が私に「お弁当は何が食べたい?」と聞いてきた時には「白おむすびっ!!」と迷わず元気に答えていたものです。

お袋は日常のお弁当に、いつも焼きたらこや鮭や味ご飯なんかの凝ったおにぎりを作ってくれていた様に思うので、さぞかしガッカリしたことでしょう。
悪気が無いとはいえ、今思えばお袋には悪いことを言っていたと思います(笑)。


そんな我が家の晩御飯。
2020.10.17秋の炊き込みご飯1

やっぱり「白米は一番のご馳走♪」という感覚は大人になっても消えるものではなく、山へ行ってはせっせと米に混ぜる増量材を拾い集めてきました。

銀杏、栗、むかご(山芋の蔓に生る肉芽)。
貴重な白米を増量するため、それら拾い集めてきた「タダの材料」をタップリと混ぜ込んでご飯を炊き込みます。

少しだけ塩をふり掛けて頬張ると、ホクホクとした秋の味覚。

ああ、貧乏ってつらいな…。


今日も自然の恵みに感謝です。


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フキ味噌(クルミ入り)の作製♪

フキノトウを採ってきました。
2019.02.06フキ味噌1

山菜は基本的に木の芽か木の実(もしくは山芋などの根)を食べることが多いので、春か秋が収穫時期になります。

フキノトウは山菜の中で一番早く収穫できるので、陽当たりの良い場所では年明けすぐ位に収穫することができます。


私は「山へ行っても手ぶらでは帰らないぞっ!」という欲が深いので(笑)、出猟してイノシシの足跡を探すために見切りをしていると、イヤでもフキの葉っぱが目に入ります。
それでも朝早くの見切りの時間は一刻も無駄にできないほど大切な時間なので、土の下から芽吹き出したフキノトウに心惹かれながら無視。

狩猟を始めた頃、
「昔からイノシシ獲る前に余計なものを採ったらイノシシが獲れなくなるって言われているんだ」
なんて先輩の方々から言われたものですが、これは見切りをしている最中に余計なものに気を逸らして肝心の獲物の見切りが疎かになることを戒めた言葉でしょうね。

なので猟が早く終わった時などに現場に引き返して採取します。
フキノトウ、好きなんですよね♪


半分くらいは天ぷらでいただいた後の姿。
2019.02.06フキ味噌2
使用するフキノトウの量と全体の味噌の量を考えて下処理。

ほろ苦さがフキノトウの美味しさと思いますが、たくさん入れ過ぎると苦くなりすぎて食べられません。
2019.02.06フキ味噌3
なので、使用するフキノトウの量と作るフキ味噌の量と自分の好みの苦みを考えて下処理方法を変えます。

ほんの少しだとそのまま刻んで炒めます。
少し多めだと茹でて使います。
大量だと油で揚げて使用します。(油で揚げるとアクがかなり緩和されるのです)

今回は軽く茹でました。(茹で過ぎ注意)


ザルに上げて茹で水を切り、しっかりと水分を絞ってザクザクとフキノトウを切ります。

フライパンに味醂と料理酒と味噌を投入して炒めます!
2019.02.06フキ味噌5
私は甘めの味が好きなので、砂糖を少量入れて甘めの味に仕上げています。

そして最後にザク切りにしたクルミを投入♪
2019.02.06フキ味噌7
このクルミが「自分で採ってきたオニグルミとかサワグルミ」だったらカッコイイのでしょうが、残念ながら市販の西洋グルミです。

好みの状態に適度に水分を飛ばして出来上がり。
2019.02.06フキ味噌8

炊きたてご飯にのっけて食べると、フキノトウのほろ苦い味が口いっぱいに広がります。

「ああ、春が来たなぁ♪」


まあもっぱら小皿によそってチビチビと摘まみながら、お酒を飲む酒のアテという用途が多いのが真実なのですが…。
思わずお酒が進んでしまうので「飲み過ぎ注意!!」です(笑)。



今日も自然の恵みに感謝です。




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激ウマ!!つまんでスーパーホシノ卵♪

「いったい何食べさせたらあんな味になるんですか!?」
ホシノさん達の卵をお裾分けした会社の後輩から訊ねられます。

「え?普通にイノシシの肺とかお魚とかのタンパク質をすごくたくさん。時には食べ残したドッグフードやキャットフードもあげてる(笑)。あとビタミン補給のために雑草とか料理の時に出る野菜の皮はたくさん食べてくれるね。残飯がほとんど出なくて助かるよ。色素とかを食べさせていないから、ちょっと黄身が白っぽく感じるかもしれないけれど」

「あの濃厚さはすごい!ビックリしました」
2017.07.30ホシノ卵1
ホシノさんの卵を割ったところ。
黄身はほぼ半球状のドーム型ですし、白身も液体というより固体に近い感じです。

「割り箸で摘まめるから試してごらんと言われたので恐る恐るやってみたのですが、すごく簡単に持ち上がったんで驚きました」
2017.07.30ホシノ卵2

ギザギザの割り箸でかなり乱暴に摘まんでも大丈夫です。
2017.07.30ホシノ卵3

「でもそれ以降、ウチの子供が市販の卵を美味しくないと言って食べてくれなくなったんですよ・・・」
「売っているのは配合飼料の香りがするもんね」


実はちょっと前に、昔ニワトリを飼っていたご近所さんに「お宅の卵はお世辞抜きにとっても美味しいよ」と言われるまで、ホシノさん達の卵がそんなに美味しいと思わなかったのです。(それしか食べていなかったから)

「どうやって食べるのが一番おいしいんですか?」
と聞いてみると
「卵に小さな穴を開けて、そこにストローを差し込んで飲むのが一番!好みでちょっと醤油を入れてもいいよ」
同じ様にして食べてみると確かに味の違いが分かりました。

「甘くて濃厚な味」と言ったらピッタリでしょうか。
手前味噌ですが、確かに美味い!!


暑くて最近は体温調整のため口を開けてハーハー言っているホシノさん達。
2017.07.30ホシノ卵4

完全に放し飼いだからストレスは少ないと思うけど、この暑さはきついよね・・・。

しかし至って元気で、庭にカナブンや蝶々が飛来したら、皆で撃墜して啄ばんでいます。
最近は庭木の低い場所に止まっているセミを捕獲することを覚えました(笑)♪



そして先日郊外で夜間見た光景を思い出します。
遠くからでも見える煌々とした光。
「電照菊かな?」
と思って近付くと、それは巨大な鶏舎でした。

狭いゲージにビッシリと入れられ、夜なのに光を照らされながら採餌し、睡眠時間を少なくしてまで採卵する光景。
かなりビックリというか、なんだか恐ろしい感じがしました。


と同時に自宅で飼っているホシノさん達のことを思います。

ホシノさん達、これからも美味しい卵を産んでね♪


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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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