食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

びしょ濡れの闘い

猟期は終わったけれど、まだまだ続く猟期ネタ(笑)。
コメントの返信が遅くなっておりますが、後日返信させていただきますのでご了承くださいm(_ _)m。


さてさて、この日は猟期最終日。
猟期の最終日を「終猟」と呼び、去りゆく猟期を惜しんで挙ってハンターが山へ入る日でもあります。
この日を最後に、趣味としての狩猟で山へ入ることはしばらく無くなりますからね。

まあ、ハンターに追われて獲物もスレているし、「獲っても獲れなくてもいいや」的なお祭り的な日でもあるのですが、我が猟隊の欲深さは違います(笑)。

丹念に見切りを行って、獲物が潜んでいるであろう場所を捻り出してきます。
見立てでは鹿が4頭。

私もふーちゃんと共に勢子として山入りします。
2015.03.20水中3

3方向から勢子が猟犬を放ち、すぐに獲物を見付けて追い鳴きに入りますが、この時期の獲物は犬を撒く知恵が付き猟犬が何度も獲物を落として(見失って)迷走。

「くそっ!敵もやるもんだな・・・」

何度か猟犬が振り切られた後、再び獲物を発見しての追い鳴き!
しかも私の方向に向かって来ます。

グループ猟での勢子役には
・獲物を追い出す役割
・山の中で獲物を待ち受け撃ち取る射手としての役割
・猟犬が獲物を立てた(鳴き止めたり噛み止めたりすること)場合に接近し、至近距離で獲物を仕留める役割
があり、それらを臨機応変に判断し、的確に包囲網を張っている待ち(狙撃手)に伝え総合的にゲームメイクする必要があります。

追い出す役割から山中での狙撃手にシフト。
静かに薬室に弾を装填し、獲物が通る獣道を予測して待ち受けます。
2015.03.20水中4
「さあ来い!」

しかし獲物は姿を現さず、付近の藪の中をバリバリという音を立てて通り過ぎて行きます。
直後に数頭の猟犬がギャンギャンと追い鳴きを上げながら追跡。

すぐに私も後を追います。

キャンッ!
猟犬の悲鳴。

「いかん、犬が捲くられている。さっきのバリバリという通過音からしてもイノシシっぽかったし、どこかに潜んでいたイノシシが猟犬に見付かって交戦中なんだ」
倒れた竹を跨いだりくぐったりしながら現場に急ぎます。

そして現場で見たものは、イノシシではなく川の中で噛み止められているメス鹿。
複数の猟犬によって動きは止められていますが、何度も後足で猟犬を蹴り上げています。

「犬がいる。それに岩場だから弾が貫通した時の跳弾の危険性が高いし銃は使えない」
すぐに銃を置き、ナイフを抜いて川に入ります。
脹脛まで伝わる冷たい水の感覚。

「角の無いメス鹿だから前方から接近しても大丈夫だ・・・。しかし犬の動きが激しいから刃先で猟犬を傷付けないようにしないと」
ジャブジャブと水中を進み、鹿の耳を掴もうとした瞬間鹿がクルリと反転。
同時に左腕に走る鈍い痛み。
背を向けた鹿に蹴り上げられたのです。

鹿も必死ならこちらも必死。
犬を引き摺って逃げようとする鹿を再度強引に掴み、鎖骨の内側にナイフを入れます。
2015.03.20水中1
勝負あり!

興奮状態から少し醒め、ズキズキと痛む左腕上腕部。
「蹴られた場所が筋肉に覆われた場所で助かった。犬の悲鳴は蹴り上げられたせいだな」

確認のために周囲にいるワンコを見回しますが、どの犬も大きなケガはない感じ。
「良かった・・・」

びしょ濡れの状態で再度山に入りますが、濡れた衣服は重く冷たく相当に疲れました。


最終的に獲った鹿は3頭。
もう1頭の鹿は若き勢子が刺し止め、まともに射手が撃ったのは1頭だけでした。
2015.03.20水中2
気温が上がったので用水路で冷却中の図。
(農家の方に使用許可を得ています)

かなり苦労しましたが獲物にも恵まれた終猟となりました。


今日もいただいた命と自然の恵みに感謝です。


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見えない猪を探せっ!

「イノシシが藪の中に竦んでいる(身を小さくして屈んでいる)と目を凝らして見ても見えない」
他の勢子の方から何度も教えていただいたことでした。

「そうやって身を隠していきなり猟犬やハンターに反撃したり、逃げるための準備をしているんだ」
事実、今猟期も何頭もの猟犬がその鋭い牙で切られてケガを負っています。

そんな言葉を思い出したある日の猟行です。


「山歩き」と一言で言っても、大物猟の勢子役の山歩きがこんなに困難なものとは分かりませんでした。
2015.03.04見えない猪1

道は人が歩けば崩れ落ちるような獣道だけだし、寝屋になる場所は倒木や蔦でジャングルジムのようになった場所ばかり・・・。

普通の人では入っただけでも泣き言が出そうな険しい場所です。


今回の勢子役は勢子長と若き勢子、それに私。
勢子長と私は同じ方向から、若き勢子は別方面から山に入り猟犬を放ちます。

山に入るとドカドカと生々しい足跡が付いてイノシシの気配濃厚・・・。

すぐにスピードのある勢子長の猟犬がイノシシを発見し起こし鳴き!
子イノシシばかりが仕留められますが、親イノシシはシガキ(射撃手が張った包囲網)の直前でUターンし逃走。
2015.03.04見えない猪2
勢子長の猟犬も親イノシシに付いて隣山まで追跡したので、勢子長は自分の猟犬を探しに山を降り車で犬探し。

「こちらはイノシシのカセギ(餌を食べた跡)や生足がすごい。まだ幾らも競っていないからお前さんが競ってくれ」
勢子長からの連絡を受け、私が勢子長担当の位置に移動。

若き勢子は自分の担当場所を早めに競り終わり、勢子長の猟犬探しに走ります。
包囲網は乱れ、勢子役や猟犬が入り乱れての乱打戦の様相を呈します。


3人いた勢子役の2人が山を降り、残った勢子は私一人。
この日はグループの親方は用事がありお休みだったので、ゲームメイク役は必然的に残った私になってしまいます。

「うう、この山の中の様子じゃイノシシの影が濃い。だけど初心者勢子と初心者猟犬一頭だけでどうしよう・・・」
不安にならざるをえませんがやるしかありません。


勢子長が競っていた場所へ移動すると、確かに孟宗竹林のタケノコを食べた痕跡が広がり、無数の足跡が見て取れます。
「50kg~60kgのメスイノシシと数頭の子イノシシ。そしてそのメスを追いかけているであろう100kg級の大きなオスイノシシ・・・。」

獣道の足跡を拾いながら進むと「ウォッ!ウォッ!」というふじの吠え鳴き。
「ふじがイノシシを出したな!」
すぐにその事を待ち(包囲網を張っている狙撃手)に伝え現場に急ぎます。

倒木を潜り斜面を登って近付くと、ふじの鳴き声は移動せず同じ場所に留まったまま。
「イノシシを立てて(鳴き止めして)いる・・・」

音がしないように薬室に弾を装填。
足音を忍ばせ静かに寄ると藪に向かって吠えるふじの姿。

「犬がイノシシを立てている時は吠えている方向に必ずイノシシがいる。犬の鼻を信じろ!」
かつて勢子役の皆と話した事を思い出し、ふじの吠える方向にジッと目を凝らします。

しかし倒れた竹と青木の藪が邪魔をしてイノシシの姿が確認できません。

「いきなり捲って(突進して)くるかもしれない・・・」
そう思うと流れ落ちる汗が冷たいものに変わります。

「姿が確認できたら迷わず撃つ!」
銃を構えたまま少しずつ場所を移動してみますが、トンネル状になった藪の中に身を潜めているであろうイノシシの姿が発見できません。

パキッ・・・。バキバキバキッ!!」
ふじが吠え立て私が銃を構えていた方向3メートル先の藪の中からいきなりの大きな音。

一瞬だけチラリと黒い影が見えますが、ハッキリとは姿が確認できずそのまま逃走。

待ちにも掛からず結局そのイノシシには逃げられてしまいました。


最終的に仕留めたイノシシは4頭。
2015.03.04見えない猪3

「本当になぁ、わずか3メートル先のイノシシが見えないなんてなぁ・・・。トホホ」
頑張ってイノシシを止めてくれたふじに申し訳なく思いながら山を降りたのでした。


完敗・・・。

只々野生動物の賢さに脱帽です。


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道路横断中♪

少し前の鳥撃ちに行った時の一枚。

「この前はこの近くで鹿を撃ったよな」なんて親父と話しながら車を走らせているとまた鹿がいるし!
2015.02.26横断中1

ここには写っていませんが、親子の鹿が道路の側にいました。
(写真は子鹿)

晴れた日の昼間っから姿を現わしていたのですが、公道上だったので何も出来ず。
(それにこの日は本当に純粋に鳥撃ちの日だったし・・・。笑)

「どうするのだろう?」と車を停めて見ていると、土の上ではスパイクの役目をする蹄がアスファルトの上ではグリップせずに少し足を滑らせていましたが、道路を横断しガードレールをくぐって木々の間に消えて行きました。

「この場所はハンターも少ないみたいだし、オレ達も鳥撃ちの為だけに来る場所だから来年の猟期まで来ることはない。来年の猟期にまた会おう」


この日はキジやヤマドリに弄ばれながら、少しの獲物を授かって今年の鳥猟期を終えたのでした。
2015.02.26横断中3

大物猟が忙しくて鳥撃ちに来る回数も少なかったけれど、それでも多くの獲物たちと出会えた事に感謝です。


さあ、大物猟の猟期は3月15日まで。
残りの猟期も事故やケガ無いように気を付けて頑張りま~す♪


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箱罠にかかった鹿

鳥撃ちのために草叢を歩いていると、何かが動いて「ギョッ!」。
2015.02.18箱罠鹿2

箱罠にオス鹿が掛かっていますね。
罠は大抵朝方に見回りに行くから、夕方近くに獲物が掛っているなんて思っていないし、かなり驚きました。

「高さから見てイノシシ用の箱罠だけど、運悪くたまたま下を向いて進んできた鹿が掛かったんだろうな」
鹿用の背丈の高い箱罠ならともかく、イノシシ用の箱罠に鹿が掛かるなんて珍しいことです。

それにこの箱罠に餌を入れている事なんて一回も見たことないし、よく入ったもんだね。
実際に餌を巻いた痕跡もないし、通し(獣道)に置いていただけという感じ。
2015.02.18箱罠鹿1

捕えられた上に突如現れた人間の存在に怯えパニックになる鹿。

「え~っと、名札はどこにあるのだろう?」と周囲を探すと少し離れた場所に名札があったので、鹿が罠に入っていることを伝えるために電話。

すると
「おかけになった電話は現在使われておりません・・・」
とのこと。
かけ間違いかな?と思って慎重に番号を確認しながらかけなおしますが結果は同じ。

今年罠をかけた方が猟期初めにお亡くなりになっていることも考えられましたが、多分そうではないでしょう。
狩猟者登録をしたハンターの名義を借りて罠を掛け、適当な電話番号を記載しておいた闇罠(無免許の罠)でしょうね。

まあ、あまり詳しくは書かないけれど、色々な意味でかなりイヤな気分になりました。


こういう罠の管理は嫌いだ。


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ふーちゃん、初めての獲物!

「お前さんがふじの追い出した獲物を仕留めて、自分の仕事の最初から最後までを理解させるとふじも猟犬としてグンとレベルアップするよ」
親方や先輩勢子役の方からそう言われ続けて、少し私は焦っていました。

「そうだよなぁ、今は本能だけで追いかけているけれど獲物との駆け引きとか出来るレベルじゃないし、山を走るのが楽しくて仕方がないっていう感じだもんな・・・。早く勢子撃ちをしてふーちゃんに獲物を仕留める満足感を味あわせてあげたい」


そんなことを思って臨んだこの日の通し(けもの道)の様子はこんな感じ。
2015.02.14初めての獲物5

ドカドカと鹿の生足(生々しい足跡)が大量に残されています。
「大きな鹿の足跡・・・。これは昨夜の足跡に間違いない。出るぞ・・・」

その読み通り小山の山頂部に着くと、竹藪の中(星印の場所)からバリバリと音を立てて4~5頭の鹿が起き上がって逃げ去ります。
2015.02.14ふじ、初めての獲物1
ウォン、ウォン、ウォンッ!
吠え立てて追いかけるふじ。
すぐにその事を猟隊のメンバ-に知らせます。

そして一旦はふじの吠え声が遠ざかりますが、再びこちらに向かってくる様子。
「こちらに追い立てて来ている・・・。」
急いで薬室に弾を送り込んで獲物の出現に備えます。

「来た!大きなオス鹿。
バックストップOK。安全装置解除・・・」
2015.02.14初めての獲物4
距離20メートル。木々の隙間を狙って発射っ!

平然と走り去る鹿。
そしてその少し後をふじが鳴きながら追いかけて行きます。
ギャンギャンギャンッ(父ちゃんのバカ~)!

「ああ、全速で走っていたとは言え今のは止めてあげないといけなかった。スマン、ふーちゃん」


そうしてまた獲物の足を求めて包囲網を張っているシガキの方向に進みます。

視界の端に動く影。
走ってきた小鹿が止まり周囲の様子を窺っています。
距離30メートル。

「少し遠いけど絶好のチャンス! だけど薬室に弾を装填していないから動きと音で気付かれるかも・・・」
ゆっくりと静かに動くか、多少音は出ても敏捷に動くかで一瞬迷いますが、ダメ元で速攻勝負!
弾けるように銃を挙げながら装填レバーをスライド。
「ガチャン」

照準越しに覗くと異音に気付きながらも立ち止まったままの小鹿。
引き金に掛けた指に力を込め引き金を絞ります。

山の中に一瞬の轟音が木霊し、その後に訪れる静寂。

そして「ハッ、ハッ!」と荒い息を立てながら走り寄ってくるふじ。
2015.02.14初めての獲物6
即倒した獲物にガブリつくふーちゃん。
(太古の昔から受け継がれてきた猟犬の本能です)

「ごめんな、ふじ。お前がたくさん獲物を出してくれたのに、オレが勢子としてもハンターとしても未熟なばかりにこの時が遅くなってしまったな・・・」
2015.02.14初めての獲物2
「ううん、いいのよ」
そう言ってくれている様に見えました。


「おう、ふじも一人前の猟犬になったな!」
獲物を引きながら山を降りると勢子役の皆が祝福してくれました。


ありがとう、ふじ。
ふーちゃんのおかげでオレもハンターとして少しだけレベルアップできた気がするよ♪

これからも一緒に頑張ろうな。


今日も自然の恵みといただいた命に感謝です。


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体調もほぼ良くなり、久しぶりに勢子役として巻狩りに参加。
(ご心配をおかけしました)

急斜面をふじと共に登って行くけど、噴き出す汗が心地良い。
何より山を歩くのが楽しいし、もう大丈夫!

ふーちゃんも嬉しそうに走り回ること♪
2015.02.10牙6

ジャングルジムのような孟宗竹林の中を歩くと、結構なイノシシのカセギ(餌を食べた跡)。
生足(真新しい足跡)もあるし、居そうな気配が濃厚。
2015.02.10牙5

「しかし70kgくらいの足跡だから一番危険なサイズだぞ・・・」

イノシシは大きければ大きいほど危険な感じがしますが、実際に怖いサイズは70kg~80kgくらいの発情期のオスです。
このサイズは体は大きいし牙は長いし、しかもこの時期はメスを追いかけて餌も食べずにうろつき回り、無駄な脂肪が削られて動きが俊敏なので、猟犬が致命傷を負いやすい相手でもあります。
オスイノシシ同士の争いで気が立っていますしね。
(100kgオーバーのイノシシは一発の怖さはあるけど俊敏さに欠け、持久力にも乏しい)

人間で言えば絞り込んだミドル級のファイターと言った感じでしょうか。


獲物の動向を探るためにけもの道を眺めながら進むと「カサっ!」と枝をはらう音。
「ん?ふじが来た音かな」
と思うと70kgほどの大きなイノシシ出現!

距離20メートル。
暴発防止のため空にしておいた薬室に、慌ててスラッグ弾を送り込みます。

こちらの気配に気付き、弾け飛ぶように斜面を登って行くイノシシ。
結局撃てず。

そして少し遅れて一生懸命にそのイノシシの後を追うふじの姿が見えます。

「相手の大きさにビビッて追い鳴きが出なかったんだ。無理もない・・・。
ああ、今のは撃ち止めないといけない獲物だった」
弓を張る待ち(包囲網を張っている狙撃手)に急ぎその事を連絡します。

しばらくして山間に鳴り響く1発の銃声。
「倒したよ~」との報告。

「よかった・・・、ほっ!」
2015.02.10牙1
(倒した後、獲物を確認中のふーちゃん)

もう一頭同じサイズのオスイノシシを若き勢子のお母さまが見事に仕留めました。
こちらもすごい牙。
2015.02.10牙2

危険な相手が2頭だったけれど、猟犬にもケガなく無事に終了しました。


解体のために毛を抜くとすごいケガですね。
2015.02.10牙7
これはオスイノシシ同士がメスを奪い合って付いたケンカ傷です。

イノシシは上下の牙を絶えず擦り合わせて、砥石で砥いだように牙を磨いています。
2015.02.10牙4
実際に刃物の様に切れるので相当に危険な代物。

イノシシの皮は厚く硬く、天然の鎧を着ているようなものです。
それがこんなにザクザクに切れているなんてすごい威力だよなぁ。

生きるために授かった武器なのでしょうが、野生で生きるという事は大変な事だと思います。


今日も自然の恵みに感謝です。



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止め刺し、そして追跡

少しは体調も良くなり懲りもせず出猟!

今日の待ち場はこんな感じ。
2015.02.06止め刺し、追跡1
(写真は下見をする親父)

山の中で木陰に身を隠しながら待ち受ける方がイノシシの警戒心が薄くて都合がいいのですが、見通しが悪かったりバックストップに不安があったりで適当な場所が無く、ブッシュが拓けた広場で待ち受けます。

見通しが良い場所なのですが、この様な明るい場所を通るイノシシはある意味「決死の覚悟」を決めて飛び出したイノシシです。
だから弾丸のように猛スピードで駆け抜けて行くので、かなりの難易度なのです。


待ち(狙撃手)が配置に付き終わると勢子役が犬を放し粘り強く探索しますが獲物を発見できず。

「もうほとんど競り終わったけど反応が無い…。空山(獲物のいない山)だったかなぁ」
見切りの上手いハンターが多いグループなので滅多に空山を競ることは無いのですが、勢子役からそんな連絡が来ます。

「犬の鈴の音もカラカラと近付いて来るし、この周囲を競り終わったらこのラウンドは終了だな・・・」
などと思い始めていたら突然激しく鳴き出すワンコ達!

ブッシュから飛び出す小さめのイノシシ!!

ドカドカドカッ!っと3連射。
平気な顔で走り去っていくイノシシ・・・。

「全速力で走り去ったとは言え、なぜこの5メートルの距離で中らん!?」
自分の銃の腕の悪さを棚に上げ、銃身が曲がっているんじゃないか?と空に銃を翳してみますが、当然ながら曲がってなんかいません(笑)。

そんな事をしていると、若き勢子から「そっちの近くで犬がイノシシを止めているから頼む!」との連絡。
「そうだ、オレが撃った獲物に犬は付いていなかった!
犬は鳴いて獲物を追いかけて行ったから、違う獲物を追っているんだ。大きなイノシシだったら犬が心配だ」
全速力で現場へと向かいます。

犬の鳴き声を頼りに現場に行くと、先程と同じサイズのイノシシを止めてくれています。
犬が絡んでいるので猟銃は使えず、後ろから近付いての止め刺し。
2015.02.06止め刺し、追跡3
25kgほどのオスノシシ。
頑張ってくれた犬たちのおかげですね♪


一段落して「待ちを解け」の号令。

気になって先程イノシシに撃ちかけた場所へと戻ります。
「平気な顔で走り去って行ったけれど、確かに中ったような気がする・・・」

イノシシの足跡を追跡すると、「あった!!」
2015.02.06止め刺し、追跡6
やっぱり中っていた!
手負いになったイノシシの追跡が始まります。

追うほどに結構な量の血痕。
2015.02.06止め刺し、追跡4
しかしこの獣道のすぐ横は池になっていて、不安が頭を過ります。

「致命傷かそれに近い出血量・・・。しかし池に落ちていたら沈んでしまってゲームオーバーだ」


しかしその心配は杞憂に終わり、池の側を通る獣道を50メートルほど追跡した所でイノシシは絶命していました。
2015.02.06止め刺し、追跡5
先程と同じサイズのイノシシ。

親イノシシがついていたハズなのですが、親イノシシは何処からか抜けられました。
残念!

「しかしそれにしても良かった~。池の中に沈んでいなくて本当に良かったよ・・・」
かなりホッとしました(笑)。


今日もいただいた命と自然の恵みに感謝です。


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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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