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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

有害鳥獣捕獲活動でのヒヨドリ撃ち

ヒヨドリ撃ちに行って来ました。
もう鳥類の猟期は終わっているので通常は撃てないのですが、有害鳥獣捕獲指示が出ているのです。

猟期の間は自分のための狩猟をする事にしているので合同捕獲日になかなか参加出来なくとも、やはり有害鳥獣捕獲隊に属している以上ヒマがあれば捕獲に協力するようにしてます。


近年ヒヨドリによる農作物の被害が激増していて、一昔前は狩猟鳥でもなかったのに、今では秋から春にかけてずっと有害鳥獣捕獲指示が出ています。

その証拠に被害を少しでも少なくする為にこんな感じでキャベツ畑には全面ネットが張られていたりします。
2015.03.16ヒヨ1
いや~、凄い光景ですね。
これだけネットを張るのって高齢化が進んだ農家の方にとっては大変な労力だと思います。


ヒヨドリはミカンなどの果物が好物なのでミカン畑にも多数餌を食べに来ていますが、農家の方が傷物のミカンをこんなに山積みにしていたらヒヨが集るのもしょうがない所もあるかな・・・。
2015.03.16ヒヨ4

ヒヨドリが食べるとこんな感じで穴が開けられています。
2015.03.16ヒヨ6

まあ、大好物の餌を放置して餌付けしているような状態なので、このことにも問題があると思うのですが・・・。
イノシシやアナグマも餌を食べにくるし・・・。


ミカン畑の中には爆音機も設置してあって、時々銃声のような爆音が鳴り響きます。
2015.03.16ヒヨ3
だけどあまり効果がないようですね。
散弾銃による駆除と併用すると効果があると思うのですが・・・。

この日は僅かしか時間が取れず、残念ながら少ししか捕獲できませんでした。
2015.03.16ヒヨ2

「最低でも10羽くらい獲ってヒヨ飯を作ろうかと思っていたのに・・・。チッ(笑)」

キャベツを食べる時期になるとヒヨドリの脂も落ちてピークに比べると食味も低下するのですが、有害鳥獣捕獲ではそんなことも言っていられませんね。


猟期が終わったばかりでかなり疲れているのですが、これからの有害鳥獣捕獲活動も頑張りま~す!
(ああ、体が三つくらい欲しい・・・。笑)


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丸々とした動物

急に寒くなって、私の住んでいる地域でも初雪が降りました。

飼っているニャンコはコタツの中で丸くなっていますが、私的に「寒くなると丸くなる動物」と言えばこれ!
2014.12.03丸々1
冬眠前のたっぷりと脂肪を蓄えたアナグマです。

友人ハンターの男気溢れる今町さん(仮名)の罠に掛ったものをいただきました。
2014.12.03丸々2
果樹園を荒らしていたので、猟期ですが有害鳥獣駆除依頼を受けて捕獲したもの。

短い手足でモコモコと動く様はかなり見た目にもカワイイし、「殺処分しなくても!」という気持ちも分からなくはありません。

しかし出荷直前の農作物を荒らされて困り果てた農家の方がいて、そんな困っている方の力になりたいと駆け回っている今町さん(仮名)の頑張りを知っていたので、ありがたく頂戴しました。


私も猟に行って山を駆け回った後だったのですが、頑張って捌きましたよ。
2014.12.03丸々3

美味しく食べてやるからな…。


男気溢れる今町さん(仮名)、ありがとうございました。


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初秋の巻狩り

少し涼しくなったとはいえ、まだまだ日中は暑いですね。
そんな中、有害鳥獣捕獲活動に出ているので、本音を言うと少し嫌気がさしています魚釣りに行きたかったりします。

休みの度に早起きして用意をして山へ行き…、

カラスを撃ったり…、
2014.09.21初めての山12
(この中の1羽が私が撃ったもの。笑)

箱罠にかかった子イノシシを処理したり…。
2014.09.21初めての山11
(他の方の罠にかかったもの)

ちょっと殺伐とした気持ちになります。
狩猟をしているのだから「好きで殺しているんだろう」と思う方が多いかもしれませんが、そんなことは一部の人間だけで、一般的には決してそうではありません。

趣味の狩猟では自分の好きな獲物を選んで捕獲することができますが、有害鳥獣駆除は行政からの依頼でもあり、農作物の被害が多発しているので捕獲指示が出ている有害鳥獣を捕獲しない訳にはいかないのです。


暑いので犬のケガ防止(犬がバテてイノシシに切られる)のために巻狩りはまだ行われていないのですが、イノシシが住宅地近くで暴れているため、この日は急遽巻狩りをするとの連絡。

本日の勢子役は友人の先輩ハンター腹口くん(仮名)。
2014.09.21初めての山8

私も勢子役補助として山に入ります。

お!もうドングリがたくさん落ちてる。
2014.09.21初めての山7
ドングリを食べ始めると、イノシシに脂が付いて美味くなるんだよね♪

久しぶりに山の中を歩くと蜘蛛の巣だらけ…。
2014.09.21初めての山6
最初は蜘蛛の巣を取り除く為に木の棒を持って払いながら進みますが、それも面倒になって顔面に巣糸が張り付くままになります。
「うう、ペタペタと鬱陶しい…。しかも大きなジョロウグモまで巣に巻きついて顔面を這われるとさすがになぁ…」

などと思っていたら前方20メートルくらいに動く物体。
30kgほどのイノシシ。

暴発事故防止のために空にしておいた薬室に即座に弾を送り込みますが、そんなことをしている間に逃げられました。
「チッ、失敗したぜ!いつも通り3発装填していたら倒せていたかも…。まあでも、やっぱり安全第一だよね」

直後に別の場所で犬が鳴き、腹口くん(仮名)の銃声が鳴り響きますが、これは遠くて中らず。

結局30kgほどの子イノシシが2~3頭出ただけで終了。
被害は出ていますが、かなり高い山から夜中に田畑に出てきて、昼は再び涼しい大山に帰って寝ているようです。

まあでも捕獲数はゼロだったけれど、周囲を犬でかき混ぜて人間や犬の匂いも付けたし、撃ちかけたイノシシもいるのでしばらくはイノシシも出て来れないでしょう。

次回は撃ち獲れるように頑張りま~す!!


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有害鳥獣捕獲会議に出席

所属する有害鳥獣捕獲隊の会議に出席してきました。
2014.09.02有害鳥獣捕獲会議
秋から始まる有害鳥獣捕獲活動内容や注意事項についての説明、前月までの捕獲実績報告などが行われます。

今季の銃器・罠による捕獲対象は、イノシシ、鹿、アナグマ、アライグマ、カラス、ドバト、ヒヨドリ。
私が有害鳥獣捕獲隊に入った頃に比べて、捕獲対象鳥獣がかなり増えていますね。
(始めた頃はイノシシ、アナグマ、カラス、ドバトだけでした)

それから全国の有害鳥獣捕獲中に起こった誤射や罠による事故報告。
木々が生い茂り、獲物が見にくい上に暑さで体力を奪われ集中力を欠いたための誤射や、山菜やキノコ採りに山に入った一般の人が罠にかかってケガをしたり、括り罠にかかった獲物のワイヤーが切れて起こった事故の内容説明がありました。

更に有害鳥獣捕獲隊の活動意義を再確認する場も設けられました。
有害鳥獣捕獲は趣味の狩猟と違って、行政からの駆除依頼を受けて行っている活動であること。
税金から僅かばかりの活動費や捕獲報奨金が出ますが、それらは弁当代やガソリン費、罠のエサ代に使用するための物で、個人の小遣いとして払われるものではないこと。

勝手に個人の趣味で駆除を行って良いというものではなく、農業被害があり行政からの駆除要請があって初めてその該当地域で捕獲できるということが原則であるということ。
(つまり行政からの駆除要請が無いと何もできない)

それらをキチンと再確認してくださいという通達が出ました。
こんな通達が行われることは異例なのですが、各地の猟友会で起こった猟友会費の私的流用や駆除名目で私腹を肥やしている人間がいて処分された等の事例があったからです。

そのような行為は献身的に有害鳥獣捕獲をされているハンターの名を汚し迷惑になるということなので絶対に行ってはならないということが、隊員の中で再度確認されたのでした。


まあ、実際に有害鳥獣捕獲活動に参加してみると、休みは無くなるし、出猟するたびに赤字だし、暑いしダニや毛虫やスズメバチはウジャウジャいるし、出産や子育ての上ロクに餌が無い時期なのでガリガリに痩せた獲物ばかりで良い事なんて何もありません。

それでも野生鳥獣の農作物の被害により、怒りに震え涙を流すご高齢の農家の方の話を聞くと出動しない訳にもいかないんですけど…。


日本中有害鳥獣による農業被害が酷い現状で、かなりの税金が動いているのは事実です。
国を挙げてハンターを育成しようとか、捕獲報奨金を出したりするよりも「有害鳥獣に限っては一年中猟期にすればいいじゃん!」などと乱暴な事をチラリと思ったりもしますが、先程のような事故が増えたり、野生鳥獣の極端なアンバランス状態が発生してしまうので不可能なのでしょう。
(あくまでも個人的な見解であることをご理解ください)


「ああ、ゆっくり自宅でゴロゴロと過ごして読書や昼寝なんかしたり、天気の良い日には朝からのんびりと釣りをしたりしたいなぁ♪」
な~んてことを言っていたらバチが当たりますね。

はい、秋の有害鳥獣捕獲活動も頑張ります!!


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再訪

私は普段は会社勤めをしていて、毎日自家用車で出勤なるものを行っています。
ラッシュ時の混雑する道、車を走らせて嫌々ながらも会社へと向かいます。
「あああああ、今日も仕事が始まるよ。憂鬱だねぇ…。」

駐車場に車を停めて重い足取りで社屋に入ろうと歩いていると違和感。
「ん!?」
2014.08.07ヤツが来た1

「んんん!???」
2014.08.07ヤツが来た2

近くの植え込みを見るとこんな感じ。
2014.08.07ヤツが来た3
(人目があって撮影したのが帰宅時だったのでちょっと乾いています)

ヤツだっ!ヤツが再びやって来たんだ!!間違いないっ!!!

以前、会社の構内に夜な夜なイノシシが出没したことがあったのです。
その時はゆっくり足跡を見ることが出来ず、どれくらいの大きさのイノシシが来ているのかもはっきりしなかったのですが、目撃証言を総合するとかなり大きなイノシシが団体で出て来ていたようです。
しかしその時(猟期中)仕掛けた箱罠にはタヌキが掛かって終猟(笑)。

今回のものは小さな20kgほどのもの。
以前出没していたものとは別の個体で、今年産まれた子イノシシのようですね。
2014.08.07ヤツが来た4

以前出入りしていたフェンスの破れ目は修理したはず…。
どこから入って来たんだ?

時間に余裕があったので足跡を辿ると、真新しい獣道を発見!
2014.08.07ヤツが来た6
「これだな…」

この崖の向こう側にはフェンスを張り巡らせているし、その境界の向こう側には人の出入りの多い建物があるけど、またフェンスを破るか潜るかして侵入してきたんだね。
子イノシシが入って安全だということが分かると、直に親イノシシも堂々と侵入してくるハズ…。
2014.08.07ヤツが来た5
境界向こうの建物の横は小山になっているし、ここに寝屋があるに違いない。

まあ今は猟期じゃないし、この地域は私が有害鳥獣捕獲活動をしている地域とは行政区が違うので手出しが出来ないな。
(私有地であっても行政からの有害鳥獣捕獲指示が出て、その地域での有害鳥獣捕獲許可を受けた人間じゃないと有害鳥獣捕獲活動は出来ません)

とりあえず出入りしている場所を特定してフェンスの補強をすれば事足りるだろうけど、被害が増えるようだったら行政に被害届を出して、この地域の有害鳥獣捕獲をしている知合いのハンターに駆除を頼みましょう。


個人的にはこのまま放置しておいて、会社の構内にイノシシが走り回るくらいになったら面白いと思うのだけど、ケガ人が出たりすると問題なのでそんな訳にもいかないよね…。

(でもちょっとムフフと思ったりもする。笑)



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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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